JRグループをはじめ鉄道各社で実施されるダイヤ改正前日となる今日は、JR北海道キハ283系・小田急50000形「VSE」の定期運行終了、JR相模線・宇都宮線・日光線205系・JR八高線209系3100番台・JRおおさか東線での201系の運転終了など、旅客輸送を支えた名車や列車が節目を迎えます。
JR日光線の観光列車205系「いろは」は、1990年3月10日の京葉線全線開通記念ヘッドマークを掲げて走った車両、多くの乗客の思い出を運んだ彼らの運行終了(定期運行終了は臨時列車での運行あり)は寂しい限りですが、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。
JR北海道キハ283系は乗らず終いで引退か・・・
小田急電鉄50000形「VSE」はLSE車に次ぐ小田急ロマンスカーの名車だと思います
相模線205系は1991年3月16日の全線電化から活躍、デビュー当時は斬新なデザインに衝撃を受けました
相模線電化前はキハ30・キハ35形気動車が活躍(写真左)、相模線205系を初めて撮影したのはデビューから約1年半後でしたアセアセ
JR宇都宮線・日光線205系は、埼京線から転用された標準的な顔が2本、京葉線から転用されたメルヘン顔10本が活躍しています。
JR八高線209系3100番台は東京臨海高速鉄道りんかい線で活躍していた元70-000系です
定期運行終了前には編成札がオリジナルの引退記念仕様に
JRおおさか東線から撤退する201系、大和路線では2024年までに置き換える予定なので早めに記録しておきましょうね
東海道・山陽緩行線で活躍していた頃が懐かしい
個人的には京王電鉄の準特急廃止や特急停車駅増も気になる話題
葬式鉄や撮り鉄による悪質なトラブルがさらに増えています。列車の運行や沿線住民などに迷惑かけぬよう駅係員の指示などルールやマナーを守ってお見送りして下さいね。(写真はイメージ)
そんな今日は、今まで取り上げる事がなかった宇都宮線・日光線205系600番台について、懐かしい写真を挟みながら語りたいと思います。
以前橋本の近くに住んでいたので相模線205系の方が身近な存在なんですが・・・
宇都宮地区で9年活躍してきた205系600番台は本日をもって運行終了となります。車両故障や鉄ヲタによる暴挙などのトラブルなく最後まで力走できるよう願うばかり・・・
明日3月12日からは、205系より1両減った新型車両E131系600番台3両編成または6両編成によるワンマン運転となります。
餃子の街宇都宮から205系が去る
どの車両も思い入れあるのですが、京葉線でのデビュー翌日(トップ画像)から32年見てきた車両なので今回は宇都宮線・日光線205系に焦点を当てました。
前置き長くなりましたが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
本題の205系は、103系(上写真)に代わる省エネ型通勤電車として国鉄末期の1985年に登場した軽量ステンレス車両で、次期近郊形車両211系用として開発していた界磁添加励磁制御方式を本格的に採用し、新開発の軽量ボルスタレス台車や軽量ステンレス構造、電気指令式ブレーキを国鉄車両として初めて採用、合計1,461両製造されました。
山手線から導入が始まり、関西の東海道・山陽緩行線をはじめ、京浜東北線・総武線・埼京線・横浜線・南武線にも投入、独自の前面デザインに変更されたモデルが京葉線・武蔵野線・相模線に投入されました。
関西で活躍する205系0番台は、2006年2月に東海道・山陽緩行線から撤退するも2011年3月ダイヤ改正で復活、2013年3月に再び撤退し阪和線で活躍していましたが、2018年から奈良線系統で活躍を開始しています。
JR西日本で導入した1000番台は前面窓が大きい異端児

京葉線・武蔵野線に投入されたメルヘン顔は、沿線にある東京ディズニーリゾートを意識した一般的な205系とは異なるお顔に
京葉線から撤退した後は武蔵野線の車両だけになりましたが2020年に引退しました
武蔵野線205系は全てインドネシアの鉄道会社に譲渡、異国の地で活躍中です
日光線向けと宇都宮線向けでは帯色が異なります。
当初は京葉線の205系と共に、209系500番台による玉突きで捻出される武蔵野線205系を転用する予定だったので、京葉線205系のうち2編成(ケヨ11編成・ケヨ12編成(上写真))を解体、その後の武蔵野線増発などの計画変更によって武蔵野線からの車両が捻出できなくなり、解体してしまった2編成分の穴埋めで埼京線の205系を転用しました。
京葉線から宇都宮地区へ転用されると聞いた時は驚きましたが、いざ現地へ行ってみると想像以上に馴染んでいました
埼京線205系ハエ16・ハエ17編成はインドネシアへ渡ることなく宇都宮地区へ・・・個人的見解としては富士急行さんが旧型車両置き換えで購入するのではと予想していますにやり本当はメルヘンを使ってほしいですがぐすん
元京葉線の車両は、元編成番号が奇数の編成は元番号に+1にした編成番号、偶数の編成は元番号に-1にした編成番号になっています。
ケヨ7編成の場合はヤマY6編成に
転用に伴い半自動ドア化、電気連結器取付、シングルアームパンタ化、列番表示機のLED化、砂撒き装置・抑速ブレーキ取付などの改造を実施しました。
日光線に残存する107系と、宇都宮線ローカル区間の211系(上写真)を置き換えるため、京葉線・埼京線の205系が転用されました。
今回のダイヤ改正では205系600番台置き換えのほか宇都宮駅~黒磯駅間のローカル区間へのE231系・E233系入線が終了となります
2013年3月16日から日光線で営業運転開始
2013年8月24日から宇都宮線で営業運転開始
宇都宮線内を日光線仕様、日光線内を宇都宮線仕様が走ることも
2017年3月の烏山線キハ40ラストランも見届けていた205系、気づけば宇都宮地区の最古豪になっていました
2018年にヤマY3編成を改造した観光列車「いろは」が登場
いろは車内
房総地区や相模線にも投入されたE131系を宇都宮地区でも導入、いよいよ明日デビューします
宇都宮地区の205系3本に引退記念ヘッドマークを掲出しています
2011年6月に引退した京葉線201系は、引退記念ヘッドマークを掲出しグッズまで販売されましたが、京葉線205系は特に引退のアナウンスもなくひっそりと去っていった経緯があるので、華々しく最後の花道を飾れて本当に良かったと思います。
宇都宮駅や日光駅(2階など)では引退記念ポスターを掲示
青春18きっぷ旅での黒磯ダッシュ(福島方面からの列車との乗り換え時間がギリギリ)は良い思い出・・・
東北への鈍行旅では欠かせない存在でした
ベイシティで活躍したメルヘンは、のどかな田園風景を走る姿も絵になっていました
離婚調停翌日にも撮影していた日光線、5年後に引退するとは思いもしませんでした
3月5日に宇都宮へプチ遠征、引退前に観光列車「いろは」に乗れて良かったですキラキラ3月26日のラストラン(大宮駅~日光駅)は仕事のため撮影できず残念えーん
当たり前のように走っていた205系がいなくなるのは寂しいですねぐすん
改めて9年間お疲れ様でした!
ありがとう205系さよならメルヘン
関東で残る205系は、中間車を先頭車に改造した車両が走る鶴見線・南武支線のみに
仙石線の205系はどうなるんだろう
JR西日本の205系には長く活躍し続けてほしいですね!
京王6000系引退から11年、そして東日本大震災から11年を迎えました。
綺麗事を抜かすなと言われそうですが、改めて亡くなられた方のご冥福と被災された方の早い復興を心よりお祈り申し上げます。
震災当日は都内のある区役所の設備員として勤務、昭和30年代に建てられた庁舎の下敷きになるのではないか本気で思う強い揺れでした。
一部メディアでは富士山噴火や大地震の危険性を報じていますが、災害はいつ来てもおかしくありません。万が一に備えておきましょう。
私はアルミ保温シート、充電型ラジオ、お薬セット、応急処置セットを毎日持ち歩いてます。
明日から全体的に大幅減便となる鉄道各社ばかりですが、コロナ禍に負けず頑張って運行を続けてほしいと心から願っています。
私も元請けリーダーのパワハラに負けないぞグー
後ろの監視人は今月末でラストランだし・・・
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム