国鉄157系と小田急VSEのどこか似た境遇 | 空の下、レールの上を人生と共に(JNR Forever)

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小田急50000形(VSE)の定期運用終了が迫りました。

 

17年での定期運用終了で思い出したのが、VSEと同じく登場から17年で引退した国鉄157系です(1959~1976)。

 

157系はあいにく私が撮影を始める前に引退しましたが、昭和天皇が須崎御用邸へ向かうクロ157を連結するため一部が残され、ある意味団臨でしばらく残るVSEと同じ。

 

初めての目撃は1976(昭和51)年の初詣からの帰り、振り向いたら157系「あまぎ」が通過、引退直前にまさしく一目だけ。

 

2度目は「あまぎ」引退後、須崎御用邸へ向かうクロ157連結の157系を、下校途中のバス車内から見ただけ。

 

手持ちの写真が無いので、2014年に閉館直前、交通科学博物館の157系の写真で代用します。

 

2014.3.22

交通科学博物館

 

しかし内容は大違い、VSEは特急ロマンスカーとして、定期運用終了まで花道を歩んでいます。

 

(右)0115 特急ロマンスカー はこね15号

(左)0110 はこね10号

2022.3.3 町田

 

一方157系はデラックス準急「日光」「中禅寺」として華々しくデビューしましたが、東武DRCの優勢で国鉄は新幹線開業前の特急「ひびき」に振り向けました。

 

その後は急行「伊豆」→「あまぎ」、間合いで上野-万座・鹿沢口間の特急「白根」や中軽井沢への「そよかぜ」 など、波動輸送にも重宝していたのは、185系を彷彿とさせる外観に通じるものがあります。