さらば、キハ283系【おおぞら】【スーパーおおぞら】【石勝ジェットコースター】
石勝高原の勾配を高速で駆け抜ける特急おおぞら
まるでジェットコースターのよう…
皆さんこんにちは!
ダイヤ改正が迫るということで、今週は姿を消す車両たちなどを中心に取り上げていきたいと思います。
キハ283系は特急おおぞら、とかちの愛称で、釧路、帯広までの区間で運行されています。
石勝線、根室本線の高速化に成功し、4時間以上かかっていた札幌ー釧路間を3時間台に短縮した立役者です。
最高速度は130キロでしたが、2011年には石勝線で脱線火災事故が発生してしまいました。
その際、安全を重視するダイヤに変更され、最高速度も110キロに抑えられています。
デビュー当初は高速化を目指していたことから、振り子を搭載し、先にデビューしていたキハ281系からの完成形とも言える車両だと思います。
勾配の多い石勝線を高速で通過したり、車体傾斜角も大きかったことから、一部からはジェットコースターとも言われていたとか。
過酷な走行条件の場所で、過酷な運転を強いられていたことから、最も車齢は若かったにもかかわらず、キハ281系、キハ183系よりも先の引退となりました。
最大で9両編成などの長大編成を組むこともありましたが、現在は4~6両編成程度での活躍となっていました。
今後はキハ261系が後継車両として活躍します。
来年度以降のダイヤ改正で、キハ183系やキハ281系を置き換えの可能性大ということで、近い将来、北海道の特急はほぼこの車両で統一されるとも言われています。
いかがだったでしょうか?
しかし、事故や過酷な走行条件などが重なり、十分な性能を出せなかったり、廃車が最も早くなったり、紆余曲折のあった車両でした。
最後の日まで安全に走ってほしいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。