カメラのはなし(パート6) | ニッコールのおきらくブログ

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鉄道に航空機、そして偶にジャンク紹介...
投稿ペースはまちまちですので気長にお待ちください。

 

どうも、Aka-Hamaです。

今回は、自分が保有しているNikonD7100を少し設定を弄って使用してみたので、その様子をお見せしたいと思います。

多分Twitterでも呟いてたので、もしかしたらすでに知ってる方もいるかもしれません…

 

まぁ既知でもそうじゃなくても最初から解説して行くので無問題ですが…

 

  NikonD7100

D7100

(画像:ニコンイメージング)

ーー本能を解き放て。ーー

~ニコンデジタル一眼レフカメラ D7100。~

2013年発売のNikonDXフォーマットの一眼レフ。

標準的な画素数(2410万画素)で連写性能は秒間6コマ…

名機ぞろいの7000番台で最後のデュアルスロット対応機種で、未だに愛用している人も多い機種です。

 

 

  レリーズ性能を上げる…

(画像:ニコンイメージング)

D7100のレリーズ性能は、処理スピードによって違いが出てきます。ここの設定でどこまで妥協できるか…

 

(画像:ニコンイメージング)

一番重い処理であるDX&14bit記録では最大5コマ秒、12bit記録にしても最大6コマまでしか上がりません。

別に6コマでも事足りると言われてしまえば其れまでですが…

 

 

しかし、鉄道と言う動体を撮る以上、出来るだけレリーズ性能は確保したい…

 

 

 

(画像:ニコンイメージング)

物は試し…

1.3×クロップを使ってみよう…

 

 

 

  対DX1.3×クロップ

    ↑DX(24×16)          ↑1.3×(18×12)

     (2410万画素)             (1536満画素)

(画像:ニコンイメージング)

最大の撮影範囲(DXフォーマット APS-C)より一回り小さいサイズ。具体的に言うとマイクロフォーサーズ(約17.3㎜×13㎜)に近い撮像サイズにクロップ(切り落とし)した状態で撮影するモードです。

 

利点としては…

 

・撮像範囲がクロップされていることにより、疑似的な望遠効果が掛かり、(APS-Cがフルサイズの約1.5倍換算になるのと同じ)レンズ表記からの換算で約2倍の望遠効果が得られる。

 

・書き込みデータが少なくなるので連写性能が良くなる。

 

上記二つがあげられますが、自分は下の連写性能の恩恵を受けたいが為に1.3×クロップを使います。

望遠効果はオマケ程度です…

 

 

話は少し変わりますが…

この機能、実はこのD7100から新たに実装された機能なんです。

(画像:ニコンイメージング)

前モデルのD7000は、ローパスフィルタで偽色などを抑えて被写体本来の色やディティールを保っていました。しかし、その分解像度は落ちる為、有効画素数は1620万画素と低く抑えられていました。

 

D7100ではローパスフィルタを搭載しないローパスレスであるため、その分画素数を上げることが可能となりました。

この対DX1.3×クロップも、高画素になったからこそ搭載できた…そんな機能かも知れません。

 

D5600  02

(画像:ニコンイメージング)※画像がD5600なのは気にしちゃd((ry

本題に戻るとして…

この対DX1.3×クロップは具体的にどの程度の物なのか。

例として、キットレンズとして付いてくる事が多い標準ズーム18-55㎜の場合、対DX1.3×クロップにすると実際の焦点距離は2倍の36-110㎜となるので、中望遠域であれば望遠ズームが要らなくなるし、態々中途半端な焦点距離の為に18-105㎜やら18-135㎜を買う必要もなくなるので、非常に経済的です。

 

また、18-55㎜のお供として付いてくる70-300のような望遠ズームも、対DX1.3×クロップを使用すれば140-600㎜となるので、簡易的なバズーカ代わりとして使うなど、中々面白い使い方もできそうです。(ワンチャンモノホンのバズーカよりはるかに軽いからその点で言えば似非バズーカの方が優秀……んな事ないかw)

 

 

 

  ファインダ上での表示

撮像範囲をクロップしている”対DX1.3×クロップ”…

クロップすると言う事は、その分ファインダ内でけられる場所があると言う事です。

 

DX(24㎜×16㎜ 2410万画素)

photo

 

対DX1.3×クロップ(18㎜×12㎜ 1536万画素)

photo

(画像:ニコンイメージング)

DXモードの場合、ファインダ全体が撮影範囲となりますが、対DX1.3クロップの場合は内側の線より外は撮影外となり、もし被写体が撮影外に入ってしまった場合は、その部分が蹴られてしまいます。

しかし、撮影範囲が狭い分撮影範囲全体にフォーカスポイントが来るので、被写体の捕捉や追従は楽になるのではないかと思います。

 

 

自分がこの機能で一番恩恵を受けている部分は、やはりレリーズ速度でしょう。

撮像範囲範囲が狭いと、その分撮影処理も軽くなるので、12bitRAWで記録すればD7100では最速の秒間7コマ、14bitRAW記録であっても最大6コマとなるので、鉄道写真等であれば十分なレリーズ性能と言えるでしょう。

たかが1コマ、されど1コマです。その1コマの差でどれだけ変わるか…

 

 

 

  試し撮り

ここからはお待ちかねの試し撮りタイム…

今回はDXモードとの比較もしてきたので、そこいらも解説して行こうと思います。

DXモードとクロップ時の比較

・DXモード(24㎜×18㎜ 2410万画素)

NikonD7100+ AFーP  DX NIKKOR 70ー300㎜1:4.5ー6.3 G E

f/8  1/400  ISO800  晴れ  WB AUTO 露出補正:+ 0.7段

焦点距離:テレ端300㎜(35㎜換算:450㎜)


・対DX1.3×クロップ(18㎜×12㎜ 1536万画素)

NikonD7100+ AFーP  DX NIKKOR 70ー300㎜1:4.5ー6.3 G E

f/8  1/400  ISO800  晴れ  WB AUTO 露出補正:+ 0.7段

焦点距離:テレ端300㎜(35㎜換算:600㎜)

比較として、同じ立ち位置、同じ角度でDX時とクロップ時を撮影比較してみました。レンズはAF-P DX NIKKOR 70-300㎜ 1:4.5-6.3G Eです。

ステータスはテレ端300㎜、F8、1/400 ISO800で固定しています。

 

やはり150㎜分の差は大きいですね。

これだけ広いと撮影の幅が広がるので70-300㎜だけでも十分カバーできそうです。

とくに自分の持っているSIGMAの50-500なんかは非常に恩恵が受けられており、2倍になって100-1000㎜相当になるので「遠くの山も三脚さえあれば十分とれる…」くらいの焦点距離をカバーできるようになったのは強いですね。

 

作例今度は実際に鉄道写真の作例を何枚か用意したので、解説して行きたいと思います。

 

  ①1057F(1509A)

NikonD7100+AF-P DX NIKKOR 18-55mm 1:3.5-5.6G

f/8  1/500  ISO640  曇り  WB AUTO 露出補正:±0段

焦点距離:52㎜(35㎜換算:104㎜)

まず最初は1057Fのイエローハッピートレイン。

一番注目すべきで点は、レンズの種類です。

18-55㎜で撮ってます……ハイ…標準ズームですw

実は、ここの立ち位置からだと70-300㎜では寄りすぎて画角に収まらないんですよね、最低でも2倍換算ですので最低でも140㎜からです。

 

しかし140㎜だと地味に寄りすぎなので、ここは敢えて標準ズームをテレ端近くまで寄らせて撮っています。

……にしても、まさか標準ズームで編成写真を撮る日が来ようとは…

 

 

  ②5503F(1517T→1616T)

NikonD7100+ AFーP  DX NIKKOR 70ー300㎜1:4.5ー6.3 G E

f/8  1/800  ISO500  晴れ  WB 晴天   露出補正:±0段

焦点距離:260㎜(35㎜換算:520㎜)

京急線内終日運用の都営車17T、ダイヤ改正前で線内終日運用の都営車と言えば41Tが思い浮かびますが、遂に今回の改正で運用形態が変更、41Tは直通運用となり代わりに17Tが京急線内終日運用に回ることになりました。

でも…なんか違和感があります。

 

写真の解説としては、70-300㎜装備しているのに、焦点距離が520㎜も出ていますw

APS-Cであっても最大450㎜までなので、ここまで伸びるのは新鮮で非常に面白いです。

 

よくよく考えて、本来であればバズーカサイズになるであろう600㎜望遠が、こんな小さくて軽いレンズで出せるってのは、非常にメリットがあると言えるでしょう。

 

勿論デメリットもあって、あくまで疑似的な600㎜であって、画素数が1536万画素でクロップされること…現にこの写真も、DXモードと比べると明らかに画質が落ちています。

ですが、想定していた以上にはきれいに映ってくれているので、全然実用範囲内ではありますけどね。

(1500万画素台は言うてまだまだ現役だから、当たり前っちゃ当たり前だけど…)

 

 

  ③1041F(1585SH→1685H)

NikonD7100+ AFーP  DX NIKKOR 70ー300㎜1:4.5ー6.3 G E

f/8  1/500  ISO500  晴れ  WB 晴天   露出補正:±0段

焦点距離:240㎜(35㎜換算:480㎜)

未更新のアルミ車である1041F、やっぱりこの軽さで500㎜を稼げるのは強いです、この機能ホントに優秀ですねw

ここまでくると、撮影も疲れ知らずになりそうです。

 

問題は、構図決めに慣れるかどうか…撮れる範囲が狭い分、いつもより慎重に構図を決める必要があるので、結構忙しいです。

まだ慣れてないってのもありますが、もたつかない程度に使いこなせるようになるのは、いつになる事やら…

頑張って春休み中に鍛えて、ある程度扱える位にはなりたいですね。

 

 

  あとがき

※今日の場外候補※

範囲内に収めたのはいいものの、被写体が上になりすぎて撃沈した写真…早くなれるようにガンバリマス……((汗

さて、今回はD7100の機能である”対DX1.3×クロップ”を使用して、連写の高速化や望遠効果の恩恵を受けつつ、試し撮りをして見ました。いかがでしたでしょうか?

まだこの機能に慣れていないと言うのもあり、汚い写真ばっかになってしまいましたが、どうかお許しください。

今後も定期的にこの機能を使って撮影して行こうと思いますので、どうぞご期待ください!

 

次回は当然の如く未定です。まぁまた何かしら上げるのでどうぞお楽しみに…

 

ここまでの閲覧、ありがとうございました!

また次回の更新をお楽しみに…さいなら~

 

 

 

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