1969年(昭和44年)に全廃された 定山渓鉄道 の記念乗車券類です。記念乗車券は3種類発売されました。また、営業最終日には最終営業電車記念券も無料配布されています。
1 廃止記念乗車券
(記念乗車券-1) ▲表面 ▼裏面
(記念乗車券-2)
(記念乗車券―3)
2 最終営業電車乗車記念券
※片面印刷のみ
路線データ
- 路線距離:27.2km
- 軌間:1,067mm
- 動力:電気(直流600V)
- 駅数:20
- 全線廃止年月日:1969年(昭和44年)11月1日
解説
定山渓鉄道は、札幌と定山渓温泉を結ぶアクセス路線として、1918年(大正8年)に開通しました。旧国鉄東札幌駅(廃駅)に乗り入れ、国鉄札幌駅から気動車による直通運転も行われていました。
戦後に最盛期を迎え、急行運転や様々なイベント列車が走っていましたが、1960年代に入り貨物輸送の不振や国道36号線との交差問題等が起き、次第に劣勢に立たされるようになりました。
こうした中、札幌市から地下鉄南北線を建設の用地買収を持ちかけられ、定山渓鉄道は用地買収に同意し、1969年(昭和44年)に全線廃止されました。
更新履歴
2022.3.5掲載(旧ブログ再編集)