多くの旅行者を乗せて、4623Dは遠軽を目指します。
この区画は昭和61年11月のダイヤ改正(国鉄最後のダイヤ改正と言われていますが、実質的に民営化後を見越したダイヤで、会社間を跨ぐ列車の整理もこの時に行われました。詳しくは
国鉄最後のダイヤ改正―JRスタートへのドキュメント
に書いてあります。
その時に上下わずか一本づつになったこの区間。
3年前のダイヤ変更で上下とも昼間時間帯になる前の夜に走る上り列車によく乗りました。
人生で迷いがある時、たった一人になった車内でいろいろ考えたものです。
そうこうしている間に遠軽。
書き忘れましたが、途中中越でキハ40代走の「大雪」と交換しました。
サボは「臨時」と書いていました。
写真は失念です。
名寄本線が無くなったため、「スイッチバックの駅」なんて言われていますが、歴史的背景を知っていれば軽い気持ちで言って欲しくない。
12:41着、13:00発。僅か20分足らずなのに乗客は降ろされます。
なんでかな?
いつ見てもいい木造駅舎。
経営者が亡くなられたため閉鎖した蕎麦屋もそのまま残っています。
木の跨線橋もたまらなくいい。
駅弁や売店で買い物ができた時代も昔になった。
遠軽駅って、ずっと大きな立派な駅に見えたんだけどな。
売店も駅弁もない今は
宅配ピザが最後の砦です。
宅配ピザ「テン・フォー」
01584 2 4989
遠軽駅まで持ってきてくれます。
ペペロニ Mサイズ 1175円を買いました。
列車は進行方向を変え、乗ってきた客はほとんどそのまま乗り込んで出発。
進行方向と列車番号だけが変わります。
いつしかスピードが落ち、常紋トンネルへ。
夜行急行「大雪」に乗っている時も常紋トンネル手前で目が覚めたものです。
よくよく考えるとスピードが落ちてジョイント音のリズムが変わるので気がついただけだろう。
留辺蘂。
ウトウトしていると北見でした。
この区間はいつも寝ている気がする。
ちょうど心地いいんですよね。
30分停車のうちに買い物に出かけます。
今回は釧網本線乗り継ぎため、網走に5分しか滞在できません。
買い物は今のうちに。
回送を含め堂々たる3両編成。