まだ、序章の序。
さて、下今市から約9分。
勾配をひたすら登り続け、東武日光駅に無事到着。
しかし、オールロングシート化とトイレの廃止は、長距離の乗車は特急に乗ってと言わんばかりの
姿勢はいかばかりなのかなと、寂しさと悲しさを禁じ得ない。
これも時代の流れ、と一纏めに括るにはなんとも切ない区切りを迎えることになった。
さて、改札を抜けて構内のツーリストセンターへ赴き、記念乗車券のノベルティをゲット。
2番線停車中の20400型に荷物を置き、発車待ちの時に入線してくる日光詣カラースペーシアを。
図柄は、ここでは貰った人だけのお楽しみにしておきましょう( ^ω^ )
それもそうだが、封筒にあれこれ懐かしいスタンプが押してあるのもコレクター冥利。
加えてグッズ購入で抽選に参加でき、マスクケースを戴いた(つまり参加賞)
登場の頃は、折しも母の同伴役で東武鉄道に初乗車したこともあり意外に身近な存在。
今よりも薄暗かった浅草駅で、その姿を間近に見てもいたはずである。
但しデラックスロマンスカー共々、浅草駅で撮った写真はことごとく失敗してしまったが。
(それもこれも、写ルんですを少しケチってフラッシュ無しのやつにした母のせいであるw)
こちらは抑速ブレーキを効かせつつ、きわめて軽快に下っていく。
なんとなんと、定期運用終了を前に意地の駆け上がりをしてきたということか。
これだったら春日部駅から乗ってきても良かったかなぁとも考えたが、先が全く見通せなかったし
昨年の夏は春日部→浅草→東武日光間で乗っちゃってるから新鮮味無いしなぁ、とか。
それは縁が無かったということだ、仕方ない、とこの時はそれで割り切った。
そして、下今市に到着すると側線に居たのは…
そして今回は、展望車として再起した12系客車も。
SL大樹!
東武鉄道が一大プロジェクトとして復活させた、蒸気機関車。
つい先日には3台目となるC11 123号機が完成し、ますます充実の度を増しているのだが…
今までまともに見たことが無かった。笑
SL展示館と転車台広場は見に来たことがあったのだが。
そして今回は、展望車として再起した12系客車も。
14系と共に譲渡されてからおよそ6年、ようやく手が入り新車同様の輝きを取り戻した。
東武ATSを搭載する機器車の位置付けで、SL運転時のみSL次位に連結される。
車体は一部検査表記類を除いてJR時代のままである。
踏切を越えて、浅草方の下り線に一度引き上げる。
そして改めて2番線に入線してくるわけだが、
繰り返し構内放送で流されているのに、知らんぷりを決め込むのね。
前も後ろも、なんなんだかなとモヤモヤ。
そういえば、座席車は乗ったことがなかったかもなぁ。
当初は部品取りとして荒れるがままだったらしいが、見事な復活!
車内もボックスシートに復元されている。
C11 207号機にもキャンペーン装飾が施され、趣を異にしていた。
しばらくはそんな装飾も含めて撮影していたのだが、
あ、6050系がいるなぁ。
また思考回路のスイッチがカチッと回る。
そしてここからグルグルグルと、その動きは激しくなっていく。