長らく更新できていませんでしたが、ぼちぼち再開していきたいと思います。

 

2/22～23，24にかけて北海道で大雪となり、飛行機は欠航、ＪＲ北海道は運休を決めるなど、様々な対応がなされました。

報道でもあった通り、飛行機は千歳に到着しても、鉄道網は運休、道路（バス）もダメで、空港内で夜を明かす方が多数いらっしゃったようで、
中には、北海道大学の受験生もたくさんいたようです。

反対に、関東方面への受験に行くのに、北海道から出発できないというケースもあったようです。

災害級の天候（大雪）が原因で、自己都合ではないので、各大学でいろんな対策をされたようではあります。

思い起こすのは、今から約30年前、大学４年の卒業を間近に控えた２月下旬に、関西から北海道へひとり卒業旅行に出かけました。
当時は、寝台特急「日本海」が２往復走っており、１・４号は大阪－函館、２・３号は大阪－青森間でした。

その日本海１号に函館を目指しました。
途中、余目あたりかと記憶していますが、貨物列車の脱線事故があり、当日本海１号は遅れに遅れていました。
深夜のことで寝ていたのではっきりとは覚えていないのですが、羽越本線を秋田まで北上するのを諦め、迂回したようで、
目覚めた私は、雪景色の中を走る日本海１号の車窓から「大曲駅」を通過したことにより、迂回したことの気づいたのですが、

改めて車掌さんに尋ねたところ、新津とか鶴岡まででの運休も検討されたようですが、
この日本海１号には北海道大学の受験生が数名乗車していたようで、
仮にこの受験生を新津で降ろして、どうやって札幌に向かうのか？
上越新幹線で大宮まで戻り、東北新幹線で北を目指すにしても、当時の東北新幹線は盛岡まででしたし
新潟から空路で千歳に向かうことも可能だったかもしれませんが、受験を前に、本当にたどり着けるのか、
ものすごく不安に陥ると思います。

結局、迂回をしてでも運行を継続し、確か３時間以上遅れて函館に着きました。
受験生に対し、函館から札幌に向かう特急への乗り換えの案内も、丁寧に対応されていた記憶があります。

私個人的には、遅れたおかげて乗り損ねた路線もありましたが、気ままな一人旅でしたので、
その日の予定を変更して、函館市電に乗って函館山に行ったりとプチ観光を楽しみました。

写真は廃止間近の日本海。（大阪駅）