2月23日、天皇誕生日。
今年は週の半ば、水曜日に配置され前半2日、後半2日と仕事が絶妙なバランスで分散。
いい息抜きとなるため、久しぶりに北方面に向かう計画を立てていた。
その理由はー。
記念乗車券の“4枚目”に、こんなものがついていたからだ。
あぁ、まただぁ。
去年の夏にも同じようなものを見て、急遽北に向かう計画を立てたんだっけ。
東武日光…
あぁ、え、えぇ、想像はついてましたよ。
スペーシアとかデラロマが絡むんじゃ、日光とか鬼怒川じゃなかろうかとね。
それにしても、まだ東武宇都宮よりは行きやすいけど、あまりに順当すぎてもうw
てことで。
浅草発着の各停や区間急行、特急といった列車が軒並み大打撃。
DLしたばかりの東武アプリの列車位置情報を開くと、特に急行線の詰まりがひどい様子。
実はこの時、定刻なら春日部始発の特急「きりふり82号」を近隣で撮ろうとしていた。
小菅にしようか、堀切にしようか。
しかし障害発生が9時少し前ということでリサーチを掛けてみると、非情の事実が。
きりふり82号、運休。
敢えなくも、運転取り止めが決まってしまった。
まぁそうなるか。そうなるよね。
しょうがないかこれはと思いつつ、とりあえず日比谷線と直通の各停は動いているとの情報を得て
エスカレーターを上がり、ちょうど停車していた各停に乗り込んだらすぐに発車した。
各停は久野知美さんの自動アナウンスも心地よく、一駅ずつ丹念に停車し北上していく。
梅島に差し掛かったあたりで、ふと前を見ていると…
あら、本当に急行止まってるわ。
なんとここで各停が、急行を逆追い越し。
なかなかにダイヤ乱れは深刻なものになっていた。
…しかし西新井に着くと、3番線には急行が。
聞いていると急行も動くというので、ここで慌てて乗り換えた。
ちょいちょい利用しているせいもあるが、忙しなくて写真撮っている余裕なんぞないw
こうして急行に乗っていて、新越谷駅まで来たところで気づいたことが。
この時、ちょうど10時。
浅草〜曳舟間は運転再開したと聞こえて来ていたが、まさか「きりふり281号」は走らせる気か？
この事態にちょっと気持ちが揺らいだが、今回の目的はあくまでも早く日光に向かうことだったし
350系は別の機会にとも考えていたので、そのまま北上を続けた。
ここでは、日光・鬼怒川方面の特急が停車するため、ここからショートカットを考えた。
しかし、ダイヤ乱れの影響は収まらず、東武日光行きの「けごん13号」が40分以上遅延中。
こりゃ困ったなぁ…と先を見失いかけるが、駅員氏の話では後続の「きぬ115号」が8分程の遅れで
けごんよりも先に来ていて、下今市で乗り換えれば早く着ける可能性があるとのこと。
またこの駅員氏の対応が絶妙な口調と物腰で、決して不快にさせず的確なアドバイスとフォロー。
状況に変化が生じるとまた案内に回ってきてくれて、非常に頼りにさせていただいた。
このアシストもあり「きぬ115号」の特急券を買い、列車を待つことに。
こうして、10:41頃…
デビューから約32年、なんと初のスペーシア乗車へ。
これまで散々撮影して来た割には、なんと一度も乗車したことがなかった。
どれだけ絶妙に避けていたのか、思わず苦笑いしながらここから乗り込む。
件の振替などの対応でさらに発車が遅れ、春日部発車時点で約11分遅れ。
JRではグリーン車級のバブル時代を彷彿とさせるデラックスなシートに身を預け一休み。
東京駅で買ってあった朝食兼の駅弁にも、ようやく手をつけた。
都心から遠くなるにつれて、すっかり健脚を取り戻し快走を続けていく。
11:53頃、7分ほどにまで遅れを縮めて下今市に到着。
1番線には東武日光行きが既におり、乗り継ぎを受けてすぐに発車。
所定では11:49発で、本来は12分停車のところ更に伸ばして待ってくれていたようである。
おっ、こっちにも6050系がいるなぁ…
しかも、なんか会津方面は雪なのか？？
動き出した東武日光行きの車内から、遠目に見えた6050系。
この時はそんなに考えていなかったのだが、東武鉄道と会津鉄道から引退間近だったのを思い出し
まもなく旅目的そのものが終わる事も相まって、頭の思考回路が急回転を始めることになる。