久しぶりに小型版の時刻表を買いました。

中学生のころな380円くらいだった気がしたけど、800円とは高くなりました。


3月12日からの常磐線ダイヤが完全にわかりました。

内容とともに自分なりの評価を簡単に書き連ねていきます。


まず、上野ー土浦間について

朝ラッシュ時が減便しました。ただ土浦6時35分から7時35分までは完全に10分おきになり、わかりやすいダイヤになった感じです。その後は7時36分、47分、57分(平日)、8時台は9時00分に特別快速が設定された関係で、19分、42分だけと運行間隔が広がってしまいました。

なお9時00分の特快は先行の8時42分普通列車を追い抜きません。


水戸から来る普通列車(8時13分発)が土浦に8時58分に到着し、9時の特快に接続、この列車は土浦で12分停車後9時10分品川行となります。


10時の特別快速も水戸からの普通列車(9時8分発)が土浦に9時58分に到着して接続します。


これまで、特別快速は神立以北の接続は考えられていなかったため、便利になったかもしれません。


日中は土浦毎時12分、35分、57分とかなり不均等な運行間隔になります。12分発は15分発に出来なかったのでしょうか。取手で特急待ちですが、途中あまり早く走ってなく、15分にしても問題なさそうですが。


下りは日中上野毎時12分、32分、52分と今と変わりません。特別快速(毎時10分)がなくなるだけです。


現行の下り特別快速は、上野で次の普通列車と2分、日暮里で3分、柏でも5分しか間隔がなく、特別快速に時間的に間に合わないなら、次の普通列車もまあ間に合わないため、12分発の普通列車はあっても無くてもあまり変わらない列車でした。(使える列車が実質的に時間3本は今も同じという意味です)


なので、下りは特別快速が毎時12分発の普通列車に統合されたと考えても問題ないでしょう。


15時11分と16時11分に特別快速が残りますが、すぐ2分後に上野から普通列車が出るのは同じで、しかも土浦から下り方面の接続はありません。


上りと比べて使い勝手が悪いとしかいえません。


夕方ラッシュ時については、上野毎時15分発の通勤ライナー特急が全部なくなったため、すっきりした感じです。

特急待ちが減る分、普通列車は少し早くなっています。

ただ、特急減便のため18時以降のひたちは全て土浦停車になっています。


日中時間帯は普通減便のため、特急の所要時間が短くなり、とくにときわは上野から土浦まで41分、水戸まで74分で結ぶ本数が増えています。


土浦〜水戸間はすでにご存知のとおり、日中は土浦で系統分離となり乗り換えさせられます。


下りは土浦発毎時16分、48分です。

48分発は土浦止まり毎時45分到着からの乗り継ぎなので3分接続ですが、16分発のほうは、特急が直前に土浦停車するためなんと毎時3分到着から13分の待ち合わせと不便極まりないです。特に14時16分は接続列車が土浦14時00分着で16分待ち合わせです。


お急ぎの方は特急をご利用くださいというのでしょうか。


上りは土浦到着が毎時32分、土浦始発毎時35分発と3分の待ち合わせ(11時台は土浦到着28分、土浦始発32分)とまあまあですが、もう一本は土浦到着時刻が06から09分とまちまちで、土浦始発12分発に最大6分(15時は土浦到着0分、土浦始発10分)となります。


それでも接続に関しては下りよりはマシです。


ただ、水戸発が毎時0分、30分とパターンダイヤだったのが、毎時5分前後と37分となり、やや崩れます。

そして、これまで水戸〜土浦間を43分か44分で結んでいたのが、特急待ちなどが加わり所用時間が伸びます。

特に、水戸を毎時5分前後に発車する列車は、石岡または神立で特急待ちを含めて10分以上停車するため、水戸ー土浦間を62分もかかります。はっきり言えば改悪です。これではますます利用者が減るのではと心配するレベルです。


朝ラッシュ時上りは土浦で先行列車に追いつく(一本前に乗り継ぎ可能)な列車は2本に減ります。


その他目立つところは、ひたち2号が水戸発7時2分と早くなり、土浦7時32分発、上野8時32分、東京8時39分と通勤時間帯に運行されることです。

いわきから東京9時発の新幹線に乗り継げるようになりますが、水戸〜上野間は土浦のみの停車のため、通勤にはあまり使えません。


そのほかの時間帯では大きな変化はありません。


利用客が多い時間帯はなるべく現状維持とし、便利にした部分もわずかに見られる一方、利用客の少ない時間帯はサービス低下が著しく、かつて国鉄が赤字で喘ぎ「合理化」の名のもとに不便なダイヤ改正を繰り返した、1980年代前半のやる気が感じられない時代のダイヤを思い出させます。