2月末は加工が思うように捗らず一週間に亘って何も投稿することができませんでした。その中で、EF70旧製品のグレードアップ加工に少しだけ進展がありました。

 

先回、ピンバイスのドリル刃を固定するコレット(チャック)を折ってしまい、小径の穴開け作業が出来なくなっていましたので、新しいピンバイスを購入しました。

10年以上前から使い慣れたピンバイス(左)と同じ型番の製品(右)を通販で手配しましたが、届いた購入品は包装が簡素化されており、一瞬手配を間違えたかと愕然としましたが、同一品に間違いありませんでした。

 

早速、ピンバイスを使用して、モールド表現された前面手すりを削り取った跡の上下にφ0.4mmの穴を開けました。また、前面窓下に沿って設置された横長の手すりが省略されていますので、これも追加することにして同様にφ0.4mmの穴開けをしました。更に、飾り帯の傷みと、運転台側面にある固定窓のHゴムが未着色が気になりますので、共に塗料で補修することにします。

 

なお、前回装着したナンバープレートですが、ウイキペディア「国鉄EF70形電気機関車」によると、EF70基本番台(0番台)を20系客車牽引用に改造されたEF70-1000番台では、前面ナンバープレートをブロックタイプに変更されたとの記載があり、ネット上で見られる実車写真でも確認できましたので、前面プレートのみ少し浮かせた状態に修正しました。切抜文字を表現した側面は面一のままにしてあります。

 

前面下部の手すりにはφ0.3mmの真鍮線を使用し、車体と同じ赤2号に塗装します。前面窓下の横長の手すりは、実車写真で確認すると艶のある銀色(クロムメッキか)をした無塗装の丸棒ですので、φ0.3mmの洋白線を無塗装で使用することにしました。

 

前面に手すりを仮装着しました。

 

前面窓下の横長手すりは、側面に回り込んでいるため、当初は長さ合わせが難しくて上手く作ることが出来ませんでした。先に側面側の穴に挿し込んでから、長いままの線材をボディの曲線に沿わせて曲げることで、漸くそれなりの姿にすることが出来ました。前面下部の手すりの撤去跡と手すりの赤2号ほか、側窓のHゴムや前面の飾り帯補修の塗装が手付かずの状態ですが、生存報告を兼ねて一旦投稿することにしました。

 

EF70の加工は、次回で完成させたいと思います。(続く)

 

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