2022.2.19 “西台ダンジョン”でキングジムを探す昼下がり | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

2月19日土曜日。
この日小田急線が朝から二度の人身事故で大幅にダイヤが乱れ、特急ロマンスカーは15時過ぎまで
運休の憂き目になるなど、特にVSEの撮影・乗車を計画していた人達は大変だったと思う。
自分もこの日は大幅に動きを変更し、錦糸町で開催していた銚子観光キャンペーンに顔を出したり
京王井の頭線の記念乗車券を買いに赴いたりと都内を“迷走”していた。
個人的にも立腹する案件が惹起し、途中の新宿で“やけ食い”するほど怒りに満ちたことも。

…ふぅ。
いかんいかん。
ちょっと見方変えないと…

そうして考えていた時に、ふと思い出したことが。
そういえば、意外にも今まで行ったことのない場所があった。
この間甲種輸送も撮ったし、ちょっと注目してみてもいいかな。
ということで、京王新線〜都営新宿線を通って行った先は。

東京都交通局志村車両検修場。


都営地下鉄三田線の中枢車両基地。

高島平駅から入出庫するが、最寄駅はひとつ都心寄りの西台駅。

車両基地上に人工地盤が構築され、その上に団地(都営西台アパート)が建つ独特な場所。

そんなダンジョンのような場所を歩きながら探すのは、都営三田線の新車6500形。

5月14日の運転開始に向けて乗り入れ線区を含め絶賛試運転中だが、志村車両検修場のあちこちに

留置されているとも聞こえてきていたので、探検かたがた歩いてみたのだった。


最初は西口を出て、線路沿いの歩道を歩いてみたが…


結構バリアすごい。


やはり昭和の建造物というか、団地に向かうポイントは階段だらけ。

エレベーターも1ヶ所しかなく、生活する人もなかなか大変なのでは。


そんな階段を上ったり下りたりして、西台駅東口側に出たらようやく見やすい位置に6500形が。


既に6日に甲種輸送を撮っていてどんな車両かは知っているけど。

ここまで四角いのも最近ではなかなか珍しいよね。


これまでの都営地下鉄の電車でもそうだし、他のところでもあまり類を見ない。

思い切った発想の転換というところだろうか。


とりあえず1編成見られたから、ちょっとダンジョンを探検…


しんどい。


何度か道を間違え、アパート内にも迷い込む。


やっと検修場・工場側に出てくる。

西台駅東口から、ここまで10分くらいかかってしまったσ(^_^;)

洗浄線にも2編成を発見。

こちらは通電状態で、関係者向けになにかやっていたらしい。


さらに北に向けて歩くと、建物の下にさらに1編成。


この上、交通局の寮。

3棟の下を留置線が通る、かなりのファンキーぶり。

ちなみに以前は4棟あったらしいが、1棟は耐震性の問題が浮上し解体されたとの由。


再び検修場の東端へ。

よくよく見ると、周囲より検修場の敷地は高くなっている。

近くを新河岸川が流れているから、浸水対策なのだろうか。


6500形の前面表示器は、最新の流行りかいろいろな映像が流せるようになっている様子。


そして、西台駅東口に戻ってくると、17番線にまた1編成6500形が入ってきていた。

どうやら試運転に行っていたらしい。


やがてはこの車両ばかりがこの志村車両検修場に並ぶ日も、そう遠くはない。

まずは2022年度末までに8両編成が13本導入される。


その姿は東急目黒線はもちろん、さらにその先へと。


学生時代は孤立し、なんとなく裏ぶれた暗い感じのあった都営三田線。

地下区間の雰囲気はそんなに変わってはいないが、相互直通運転が始まり着実に変化してきた。

またしばらくすれば、新たな相互直通運転相手を迎えグッと変化していくに違いない。

3月が過ぎた後ここしばらくは、三田線界隈の動きを注視しておきたい。