皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先日よりイラストの修正を進めておりまして、キリが良いところまで来ましたのでホームページの更新を行いました。

 

以前盛岡支社のキハ58系ジョイフルトレインである「エーデルワイス」の色合い見直しを実施した際、近隣地区である「旧秋田色」および「月山・よねしろ」色についても色を見直していました。今回は同色に該当する車について情報を更新しています。

 

1.旧秋田色

 

キハ28は冷房車である2124・2333・2379・2452の4両全車が旧秋田色になっていました。ちなみに1993年以降、一般用のキハ58冷房車は123・276の2両しかいなかったのでキハ28の冷房車が4両もいたのは少々アンバランスな気がしますが…。

 

↑キハ28 2124 元水戸車ですが、常磐無線アンテナの台座や配線が残っておりこの頃では珍しい車でした。

 

キハ28 2333 東北地区生え抜きの車でした。トイレタンクも付いていますね。そして旧秋田色としては最後まで残りました。

 

↑キハ28 2379 これも元水戸車クーラー配置が常磐無線アンテナ対応になっていました。当車は阪神淡路大震災の際に福知山に貸し出しされています。

 

↑キハ28 2452 東北地区生え抜き車ですが、田沢湖線運用終了時に用途を失いました。

 

秋田には1993年時点で3両のキハ28非冷房車も配置されていましたが、334は盛岡色のまま廃車、357は急行色のまま廃車、404のみが旧秋田色に塗られていました。

 

↑キハ28 404 旧秋田色で非冷房キハ28はこの1両のみで貴重な存在でした。

 

キハ58の冷房車は1993年の時点で123・276の2両のみでした。キハ28の冷房車が4両あったのに対しアンバランスでした。冷房車の82・122を残すとか、盛岡にいたキハ58 277・614・628と交換するという選択肢もあったのかと思いますが、そういう動きは無かったですね。

 

↑キハ58 123 屋根上水タンクは溶接ビードが少ないタイプになっていましたので修正しました。当車は循環式汚物処理装置取付は準備工事のみのようです。

 

↑キハ58 276 こちらも屋根上水タンクを修正しています。

 

キハ58の非冷房車は509・664・699・708・760・1518・1521・1522の8両も配置されていました。

 

↑キハ58 509

 

↑キハ58 527 国鉄時代は急行「みちのく」時代の常磐無線アンテナを載せていましたが、JR化後は撤去されていたようです。

 

↑キハ58 664

 

↑キハ58 699 秋田で用途を失った後、快速「月山」の増結車用として新庄に転じてこき使われました。

 

↑キハ58 708

 

 

↑キハ58 760

 

モデルチェンジ車も3両いました。

 

↑キハ58 1518 正面窓上のオレンジ帯が若干低い車でした。

 

↑キハ58 1521 当車は正面窓上の通風口が左右両方とも埋められていました。

 

↑キハ58 1522 国鉄時代の山形ではタイフォンシャッターを外す車がいましたが、当車は最後までスリットカバーのままでした。

 

地味な秋田色ですが、両数はそれなりにありバリエーションも豊富です。

 

 

2.月山・よねしろ色

 

来訪者様からもコメントを頂きましたが、「よねしろ」用は特に末期は「窓周りの緑」→「アイボリー」と塗装した際の地色の緑が透けてきてアイボリーも緑がかったような感じになっていました。対して1999年頃まで存在した月山用は、通常のアイボリーに近い色合いでした。

 

↑「よねしろ」用のキハ58 54と「月山」用のキハ58 172の1998年頃の姿。確かによねしろ用の方が若干緑がかったような印象を受けます。2000年代中盤頃のよねしろ用車(この頃は既に快速格下げ)の写真を見るともっと緑っぽく見えるものもあります。

 

この点を鑑みてイラストの色合いを調整してみました。

 

<よねしろ用>

↑キハ28 2047

 

↑キハ28 2157

 

元向日町の2047と元美濃太田の2157です。2047は元向日町の循環式汚物処理装置取付車で1985年に急行「陸中」冷房化の為に東北にやって来ましたが、「よねしろ」用更新の際に便所が撤去されて汚物処理装置や側面の点検蓋も無くなっています。2157は1982年に山形の「月山」「もがみ」冷房化の為に美濃太田から転じ、汚物処理装置取付歴は無いようです。

 

↑キハ58 23

 

↑キハ58 54

 

↑キハ58 1502

 

先日もご紹介しましたが、よねしろ用のキハ58のうち元々循環式汚物処理装置を装備していなかった車は更新時に取り付けられましたが、従来のものと異なり角ばったものが取り付けられました。そのためイラストも修正しています。種車は超若番の23・54とモデルチェンジ車の1502と大きく分かれているのが興味深かったですね。当時冷房モデルチェンジ車で更新された1505・1527と交換して3両とも1500番代で揃えるとかしなかったのですね。。。

 

↑キハ58 172はベースのアイボリーを緑味の少ないものにしました。いかがでしょうか。

 

なお「月山」用の同色車はキハ58 172以外は後に小牛田に転じて快速「南三陸」用となり、前後して東北地域本社色へ変更されています。なのでこの塗装で最期を迎えたのは同車のみになりますね。

 

ということで今回はまず旧秋田色と月山・よねしろ色修正に関する記事となりました。なお本日はこれに加えてキハ58 1~30のイラストも修正・更新しています。こちらはボリュームが大きくなってしまいましたので次回ご報告いたします。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!

 

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にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。