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黒磯まで

 投稿日時2019/6/9(日) 午前 6:18  書庫鉄道雑記 カテゴリー鉄道、列車


11:32に熱海を出て3時間。列車は栃木県に入りました。神奈川、東京、埼玉、茨城と通過してきていよいよ最後の1県です。
でーもー。
終点黒磯まではまだ1時間45分。全行程中の1/3が残ってます。栃木県って大きいなー。
ちなみに関東地方の1都6県の広さの順位は
   栃木県
   群馬県
   茨城県
   千葉県
   埼玉県
   神奈川県
   東京都
です。
なんかの順位の逆じゃん、と言わないで~。

日が傾いて来た田んぼの中をかっとんで、7時間前に出発した小山到着。そして再びこの駅に戻って来るのは3時間後の予定です。

次の小金井では前5両切り離しの為6分停車。
普通車であればもうお尻が痛くてちょっとホームで体操、ついでに切り離しでも見に行くか、となりそうですが、さすがに大枚はたいただけあってそうはなりません。
ここから先は、そう頻繁には乗らない路線なので、という事でプシッと開けたりして座ったまま。

やがて日光線が寄り添って来て宇都宮到着。



すっかり暗くなりました。
ではなくて、ホーム上のほとんどが改札やらお店やらで暗いんです。もうちっと明るく出来ないかなー。日光線のイメージカラーがシックなので益々。

宇都宮は到着が15:16で発車は15:25。
これが三回目で最後のプチ長時間停車。
最初が平塚で快速退避の為5分。次が小金井で切り離しの為6分。そして宇都宮が何の為か9分。
いずれの駅でも席を立つ事なく座ってました。
昔であればこの時間を利用してやれスタンプだ、入場券だ、付属編成解放見物だ、と走りまわったものですが、今はすっかりそんな気力は無くなりました。あ々昭和は遥か。
グリーン車に乗っているというのも原因ですね。フラフラするには階段を昇り降りしなくちゃなんない。億劫。
それと、車販がある。よって買い物にホームヘ出る必要もない。(今回は準備万端なので尚更)
なので座ったきり。これじゃぁグリーン車に乗っているのにエコノミー症候群になっちゃう。

宇都宮では降りる人が多くいよいよガラガラの様相を呈して来ました。乗っているのはその手の人と久喜からの御夫婦とあとポチポチ。
そこへ1人の乗車客。スイカタッチをするのですが、一瞬は緑になるのにすぐ赤ランプ。何度試してもダメ。なんだろう?と思っていたら発車直前になって「黒磯?間違えた!」とひとりごちして飛び出して行きました。上り列車だと思っていたのですね。
かように、黒磯行きは安っぽい電車でグリーン車が付いているのは東京行き、というのが定着しているのでしょう。
そもそもこの列車だって10両の需要があるのかなあ。小金井で切り離すのは後ろで、黒磯までは前5両の普通車のみでもいいんじゃないの?
でもそうであったら乗り通しがしんどいから二の足を踏んだかも。

宇都宮を出ると次は岡本。
駅前に停まるは見慣れたバス。



ここまでずいぶん多くのバスを見かけたけどなんかやっぱほっとしちゃうね。

その先で渡るは鬼怒川。



川も何本も渡ったけど、栃木の川だねぇ。
眺むるは日光と那須の山(高原山)と羽黒山。人工物無し。(笑)

宇都宮から30分でちょっと町らしい矢板。



残りはあと20分。

矢板を出ると保土ヶ谷以来のトンネルをくぐって関東平野も終焉。箒川を渡れば那須野ヶ原。



山もグッと近づいていよいよ、となるはずなのですが、野崎の先で新幹線に割り込まれてしまいその眺めは独り占めにされてしまいました。



西那須野は塩原温泉への玄関口。でも乗っている車両の人に動きなし。

16:12分。那須塩原。ラストワン。

那須塩原駅は在来線利用者にとって新幹線乗り換え以外の理由をほとんど持たない駅です。下車客無し。

那須塩原を出るとしばらくは新幹線車両基地があって眺めは尚更芳しくなく、やっと途切れる頃には家々が増えて来てターミナルの雰囲気。



新白河行きの乗り換え案内があって「間もなく停まります。手すりにおつかまり下さい」の案内が他の駅とは変わらないけど違うように聞こえると16:17終点。



いやー、着いた着いた。



かくして268.1Km、4時間45分の旅は終わりました。
久々に歩いたらなんかフラフラするなー。

下車したのは私同様熱海から乗り通して来た人、久喜から乗って来た老夫婦、その他で6名。
熱海からの直通列車の意味は……。車両運用の都合かな?

黒磯駅。



着いてみれば5時間なんてあっと言う間。
なんでだろう。
長距離列車って飽きて早く着かないかなー、とならないんですよね。
ちょい乗りだと、まだまだ着かない、とイライラする事があるのに。
やっぱり乗る事自体が目的だからかなー。
乗りつぶしが目的だと飽きる事もあるしなー。
いや、待てよ最近列車で飽きるという事が無くなって来たぞ。なにがなんでも急行で、と思っていた東急ですら各停でもいいやと思うようになってきたし、これって……。

などと考えながら黒磯を後にします。黒磯に用事があって来たのではないですからね。

乗るは16:36発上野行き通勤快速。



と、その前に買い出し。
準備してきた諸々はきれいさっぱり無くなっちゃたからね。
小山までまた1時間半乗れるんだもん。手ぶらじゃねぇ。

黒磯発上野行き。うん。東北本線らしいいい響きだ。そう言えば昔このくらいの時間に快速フェアーウェイというのがあったよなー。もしかしてこの列車はその代替なのかな?つまりこの通勤快速になる為にわざわざ熱海からやって来た?
でも、乗ったお客さんにゴルフ・旅行帰りの感じの人はいませんでした。

列車は日が陰って来た那須野ヶ原を走ります。
熱海~黒磯の旅は終わりました。
もうこのロングラン列車に乗る事は出来ません。

では無いんですねー。
遅い時間に1本残りました。
黒磯着23時39分。
でもこれだと外はろくに見えないし、もちろん帰りの列車はもうないです。
これじゃさすがにねぇ。



コメント(2)

 

 

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このお遊びは
乗った時間は何時間でも楽しいのですが、
また同じところを戻るのが虚しいですね(苦笑)  

2019/6/9(日) 午前 7:01  LUN  
 
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> LUNさん
以前でしたらその先があったのですが、今はすごすご引き返しばかりです(涙)
でも呑んでればまた楽し(笑)  

2019/6/10(月) 午前 6:12  NEKOTETU