東神奈川駅【神奈川県】(京浜東北線、横浜線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県横浜市神奈川区の中央部に広がる市街地に位置する京浜東北線の途中駅かつ横浜線の起点駅で、京急本線との乗換駅でもあり、横浜線から羽田空港へ向かう際は当駅乗換が便利な、
東神奈川駅 (ひがしかながわえき。Higashi-Kanagawa Station) です。
 
 
駅名
東神奈川駅   
 
所在地
神奈川県横浜市神奈川区   
 
乗車可能路線・系統 
JR東日本:京浜東北線横浜線  
(※) 正式には東海道本線と横浜線の駅です。 
(※) 東海道線横須賀線湘南新宿ラインにはホームがありません。 
 
隣の駅
京浜東北線 (JK 13) 
横浜方・大船方……横浜駅    
東京方・大宮方……新子安駅  
 
横浜線 (JH 13)     
八王子方……………大口駅  
 
乗換可能駅
京浜急行電鉄:本線……京急東神奈川駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時 
2020年11月
 
 

東神奈川駅は地平駅で、ホーム北東寄り(東京寄り)に橋上駅舎が設置されています。1960年に橋上駅舎化されました。
また、橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていて、東西の出入口に階段とエレベーターがあり、バリアフリーに対応しています。
 
写真は東口です。北を望む。
東口は橋上駅舎の手前にJR東日本系の駅ビル「CIAL PLAT 東神奈川(シァルプラット東神奈川)」があり、商店や飲食店、フィットネスクラブなどが入居しています。2階フロアが橋上駅舎に直結しています。
また、2階フロアからは手前側にペデストリアンデッキ(愛称:かなっくウォーク)が延びていて、駅前の各再開発ビルや右側にある京急東神奈川駅との間を結んでいます。
東口にはペデストリアンデッキ下にロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

東口駅前です。南東を望む。後方に駅ビル「CIAL PLAT 東神奈川」があります。
駅前は再開発されており、この地区は「かなっくシティ」と呼ばれています。左右に複合ビルが建っており、右側にはタワーマンションもあります。
奥へ延びるペデストリアンデッキ(かなっくウォーク)の先(写真奥)には京急東神奈川駅があり、JR東神奈川駅との間は段差がありません。容易に乗換が可能です。
駅前から離れると住宅街が広がっています。駅の北東約400m、JR線と京急線の間には京急の車両基地である新町検車区があります。
また、東神奈川駅の約300m南東(京急線のさらに奥)には第一京浜(国道15号線)が左右方向に延びており、その少し先には首都高速神奈川1号横羽線の高架橋が並行しています。さらに先は港湾地区で、貨物線の高島線が通っています。
 
 

こちらは西口です。南を望む。
西口には駅ビルがなく、前方に階段とエレベーターの出入口が見えます。その出入口2階から右手前側にペデストリアンデッキが接続しています。
手前には線路に並行する形で第二京浜(国道1号線)が延びています。
また、西口にも後方にロータリーを有する駅前広場が整備されていて、タクシー乗り場が併設されています。
バス停留所は、ロータリー内と第二京浜沿いに分散する形で配置されています。
 
 

西口駅前です。北を望む。右後方に西口があります。
正面にはかつて東海アルミ箔の本社工場がありましたが、移転後に「トーカイプラザ」として再開発されました。ショッピングセンター「イオンスタイル東神奈川」、高層マンション「スカイハイツトーカイ」、横浜市神奈川公会堂で構成されています。
また、駅前は市街地で、オフィスビルや商店も一定数あるものの、マンションが比較的多く見られます。
駅から離れると一戸建て住宅の割合が上がり、また台地上に住宅街が形成されているため坂道も多いです。
約600m北には神奈川県立神奈川総合高等学校が、約700m北には東急東横線の東白楽駅があります。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北東を望む。
右が東口・駅ビル「CIAL PLAT 東神奈川」・京急東神奈川駅方面、左が西口方面です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が6通路ありますが、幅広通路はありません。左端には車いす対応幅の有人通路があり、窓口に面しています。
改札口の右手前には自動券売機と指定席券売機がありますが。『みどりの窓口』は2006年2月に営業終了しました。
トイレ・多機能トイレは改札内および改札外の「CIAL PLAT 東神奈川」の4階にあります(通常のトイレは3階にもあります)。
そして、地平にある各ホームとは階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれています。
改札外の右側にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。改札内に売店・コンビニはありませんが、改札を入って正面にスイーツ店「ビアードパパの作りたて工房」があります。
尚、改札外左側には「キオスク」がありましたが、閉店になった模様です(KIOSK・NewDays wikiより)。
 
 

こちらは上写真と同じ地点より反対側(南西)を望む。
左が東口・駅ビル「CIAL PLAT 東神奈川」・京急東神奈川駅方面、右が西口方面です。
後方に改札口があり、通路を挟んで反対側(写真正面)に自動券売機、指定席券売機、『みどりの窓口』が設置されています。
改札内には自動精算機があります。自動券売機と自動精算機ではICカードのチャージが可能です。
 
 

4番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央には上に京浜東北線のラインカラー(スカイブルー)が、下に横浜線のラインカラー(黄緑)が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (京浜東北線…JK 13、横浜線…JH 13)。
ちなみに、東神奈川駅は横浜線の起点駅ですが、「JH 01」ではありません。これは、横浜線電車の一部が根岸線に直通しており、大船駅まで乗り入れる列車も存在するため、京浜東北線に番号を合わせたからです(但し、「JH 01」~「JH 12」は欠番扱いです)。
尚、東神奈川駅は特定都区市内制度における「横浜市内駅」です。右上に「浜」マークがあります。
 
 

東神奈川駅は島式ホーム2面4線の地平構造で、南西~北東方向にホームが延びています。
 
右ホーム(東)の右が1番線(京浜東北線南行の横浜・根岸線大船方面)、左が2番線(横浜線の当駅止まり・折り返し電車および横浜線からの京浜東北線・根岸線直通電車が使用。京浜東北線北行の当駅始発電車も使用)の順、左ホーム(西)の右が3番線(横浜線の当駅止まり・折り返し電車が使用)、左が4番線(京浜東北線北行の東京・大宮方面および根岸線からの横浜線直通電車が使用)の順です。

4番線の左側には東海道線と横須賀線が並行しています(ホームはありません)。
 
ホーム有効長は10両分で、2020年11月現在、京浜東北線が発着する1番線と4番線のみホームドアが設置されています。ホーム幅は一定の広さを有しているものの、乗換客が集中すると手狭になります。
上屋は全10両分に設置されています。
各ホームにはベンチ・飲料自動販売機・駅事務室があります。3・4番線中ほどには立食いそば屋の「日栄軒」があります。
また、ホーム中ほど東京寄り(前方)は橋上駅舎に覆われており、各ホームと駅舎は階段・上下ES・EVで結ばれています。そして東京方の端近く(奥)には両ホームを結ぶのりかえ専用の跨線橋(階段のみ)が設置されています。
 
写真は2番線より京浜東北線・大宮方、横浜線・八王子方を望む。
 
 

こちらは4番線より京浜東北線の横浜方および大船方、横浜線の終端方を望む。
左から1番線~4番線の順です。手前には前述の乗換専用跨線橋があります。
4番線の右側には東海道本線【東海道線】の複線と横須賀線(湘南新宿ラインも走行)の複線が並行していますが、どちらの線路にもホームは設置されていません。
尚、貨物線は鶴見~新子安間で山側へ分岐して、東戸塚駅の手前まで横浜羽沢駅経由の別線になっています。
 
東神奈川駅の発車メロディは、
1番線……Water Crown
2番線……窓の花飾り
3番線……木もれ陽の散歩道
4番線……Verde Rayo
です(Wikipediaの本文を引用)。
 
 

2番線より京浜東北線の横浜方および大船方、横浜線の終端方を望む。ホーム端には係員詰所があります。
内側の横浜線は行き止まりになっておらず、京浜東北線と線路が繋がっています。
また、横浜駅まで京浜東北線(左2線)、東海道線(中2線)、横須賀線(右2線)の線路別三複線区間が続きます。
この先、右側を通る第二京浜と並走しながら住宅街の中を南西へ走ると東から京急本線が寄り添い、並走するようになります。そして京急の神奈川駅を通過すると市街地のビル街の中を走るようになります。その後は首都高速神奈川2号三ツ沢線をくぐって小さな川を渡ると西区に入り、程なくして横浜駅へと至ります。
 
 

2番線より京浜東北線・大宮方、横浜線・八王子方を望む。
しばらくの間、京浜東北線(外)と横浜線(内)の方向別複々線が続き、さらに左側には東海道線、横須賀線が並走します。
 
この先、左側を通る第二京浜と並走しながら住宅街の中を北東へ走ります。右手に京急の新町検車区が見えてくると、続いて横浜線の車両を中心に一部京浜東北線の車両も留置される鎌倉車両センター東神奈川派出所を右に見て走ります。そして右へカーブして進路を東北東に変えると横浜線の複線が築堤高架になり、右へカーブして京浜東北線の南行線路をオーバーパスし、京浜東北線の右側へ回ります。その後、京急の子安駅付近で横浜線が左へカーブして京浜東北線・東海道線・横須賀線をオーバークロスすると、横浜線が左(北)へ分岐します。
 
京浜東北線はその後、右へカーブしながら住宅街の中を走り、進路を東に変えます。そして京急本線が右から寄り添って並走するようになると京急線と一緒に右へカーブして、進路を東北東に変えると新子安駅へと至ります。
 
一方、横浜線は京浜東北線などと分かれた後、盛土高架のまま左へカーブしながら住宅街の中を走ります。そして第二京浜をオーバーパスすると進路を北に変え、地平に下ると程なくして大口駅へと至ります。
 
 
あとがき 
私が東神奈川駅で駅の外に出たのは2012年頃と2020年の計2度です。2012年頃は京急(当時は仲木戸駅)に乗り換えるために下車しました。そして2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。2系統が乗り入れるため規模が大きい駅ですが、東海道線、横須賀線、湘南新宿ラインは全列車通過です。駅前は市街地で、再開発も進んでいますが、意外と駅近くにもマンションが多く見られました。
 
新宿駅からですと湘南新宿ラインに乗って横浜駅まで行き、京浜東北線北行で戻れば到達できますが、この場合は横浜~東神奈川が別運賃になります。あるいは山手線内回りで品川駅まで行き、京浜東北線南行に乗り換えてもOKです。この場合は別運賃が発生しません。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅まで行き、横浜線上り(種別不問)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にミニコンビニがあり、東西の駅前にもコンビニがあります。一方、飲食店も駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。京浜東北線および横浜線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東神奈川駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、KIOSK・NewDays wiki、Google地図、Wikipedia)