タキ1000のタンク上部のランボード沿いにある破損した手すりの修復を行います。

 

手すりは支柱の根元が折れていますが、元々はランボードの外側に突き出ている突起部分に繋がっていました。準備した接着剤で接合出来るのかを確認するため、先ず手前側の手すりで1本だけ残った支柱を元の位置に接着すると共に、梯子側の根元で今にも折れそうな状態の箇所も接着剤を絡めて補強してみることにしました。

 

準備した接着剤は、瞬間接着剤(左側)と接着作用を促進するプライマー(右側)の2本セットになっています。手順は、先にプライマーを接着する双方に塗布し、促進機能が有効な1分以内に、添付ノズルを先端に装着した瞬間接着剤を少量垂らして接合します。直ぐに固着が始まりますが、実用強度に達するには30分要すとのことです。

 

 

取り敢えず片側の手すりだけ接着して30分放置しておき、固着できていることが確認できましたので、引き続き反対側の手スリも接着します。反対側は支柱が3本折れていますので、梯子側から1本ずつ30分間隔で順番に接着していきました。

残っていた手すり部材を、元の位置に付け終えることが出来ました。

 

手すりで欠落している部分は、φ0.4mmの真鍮線を使用して手すりと支柱を作り、上記の手すりに繋ぎ合わせることにします。真鍮線で作る手すりは、手前側の支柱が2本、枕木方向の支柱が1本必要です。と、ここまで進めたところで、修復できていた手すりに触れたところ、簡単に外れてしまいました。軟質プラながらこの接着剤の用途に不適合だったのでしょうか。

 

一旦、頭を冷やして再検討します。(続く)

 

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