ブログとしては1回飛ばしてしまいましたが、今回は2月2日の十勝・釧路の40記念入場券収集旅を紹介します。前日の5駅に続き、残り5駅(+1駅)の購入に廻ってきました。

 

 

 

この日は早朝からの出発が可能になったため、学園都市線の石狩当別発522M(731系G-111+G-109)で札幌駅に出向きます。この日は雪の影響か、所定の6:38から3分遅れで到着。

 

 

 

522Mの到着した8番線のお隣7番線には、復刻HMを掲出した71D特急オホーツク1号が発車待ち。1月29日の73Dオホーツク3号から掲出が始まったようですが、実際に私が見たのはこの時が初めて。やっぱり、オホーツクのHMはこうあるべき!!隣の6番線に停車中のキハ261系は6:52発の4D北斗4号。

この数日後に私は復刻HMになってから初めて特急オホーツクに乗車する事になったのですが…その一連の乗り鉄の顛末が例の悲劇に…ガーンまぁ、その事はいずれ紹介する事にします…?(まぁアテにしないでアセアセ

 

 

 

オホーツク1号の写真を撮った後、6:48発4001Dおおぞら1号に乗り換えて新得駅に向かいます。編成は前日におおぞら7/12号で乗車したキハ283系5両編成と同一(編成表は前日の収集旅ブログを参照)。

今回は最後尾⑤号車自由席キハ283-20に乗車。

 

 

 

おおぞら1号は接続列車の待ち合わせの関係上3分程延発。⑤号車自由席の札幌発車時点での乗客は10名足らずという寂しさ。まぁこのご時世だから仕方ないでしょうが…。

 

 

 

石勝線の山岳地帯を抜けて、新狩勝トンネルを抜けて根室本線へ。

SL時代の難所だった旧線時代の眺めにはかないませんが、それでも一部区間では十勝の雄大な車窓風景が広がります。

 

 

 

新得駅へは所定では8:49の到着ですが、やはり遅れを少々引きずっています。

 

 

 

新得駅1番線には3分程遅れて到着。

駅構内の側線には次の運用に備えて一休み中のキハ40が複数たむろしており、いわゆる『40祭り』状態ですが、これらもみんなH100に変わってしまうなんて…えーん勿論、キハ283系の運用撤退でこんなシーンもダイヤ改正後は見る事も撮る事もできなくなります。

 

 

 

改札口を抜けて、さっそく40入場券を購入。日付は2揃いの2022.2.2です!流石に売れ行きを見る限り、券番まで222という組み合わせはどの駅でも不可能だったみたいです。

図柄は、表がタラコ+JR北海道色の2連、そして裏面は狩勝越えにアタックする西新得(信)~新得を行く40単行です。石勝線経由でもしない限り、もうこんなシーンを二度と見る事ができないと思うと寂しさを禁じ得ないですね…。

 

 

 

駅のベンチにはマスク着用の注意喚起が。

そうかと思えば、「事情によりマスクができない方もいらっしゃいます…」の掲示も。

しつこいようですが、道内外から道内各地へ乗り鉄に来る皆様方(葬式鉄に来る連中も!)、「特段の事情がない限り」駅構内や列車内では飲食時以外の正しいマスク着用をお願いします!正当な理由もなくマスク拒否してヒコーキを降ろされたどっかのイカレポンチ市議(なんでこんなバカばっかり北海道に来るのムキーみたいな迷惑行為はヤメてねプンプン(自称マスク警察パトカーとにかく、道民には迷惑を掛けるんじゃねぇゾ!!ムキー

 

 

 

新得駅前ではタクシーが1台、暇そうに客待ちをしていました。

 

 

 

 

駅前には、東鹿越からの列車代行バス101便が到着(所定の9:14より早着)。実際この便から降りた乗客はいたとしても極僅かの乗り鉄だけでしょう。

2月1日分収集旅のブログでも触れましたが、2016年の台風被害によって不通になっていた東鹿越~上落合(信)の復旧が断念され、現在列車が運行されている富良野~東鹿越の区間も含めて廃線になる事が事実上決定してしまいました。かつては特急おおぞらなどの優等列車や貨物列車が行き交う大動脈だったにも関わらず…。石勝線開業がこの区間の命運を決めたとでも言えましょうか。また1つ、北海道の鉄路が消えてしまう現実に向き合わなければならないのはとにかく悲し過ぎる。

 

 

 

新得駅からは9:25発の帯広行2421Dで1つ隣の十勝清水駅に向かいます。

このLED発車標の普通列車として描かれている車両は『タラコ』をイメージしたと思われますが、H100統一後は車両デザインにそぐわなくなるでしょうし…おおぞら号HMデザインも、キハ283系のモノですしね…。ダイヤ改正後は一体どうなる事やら?

 

 

 

改札が開始され、3番線に停車中のキハ40 1742(単行)に乗り込みます。

隣の側線に停車中の『タラコ』こと1749と並びます。ちなみに同車はなかなか乗車する機会に恵まれませんでしたが、本記事で紹介した旅に先立つ事1月にようやく乗る事ができました。

 

 

 

 

この1742は元々167として1980(昭和55)年に富士重工で製造、釧路機関区(後の釧路運転所を経て、現在は釧路運輸車両所)に新製配置され、現在に至るまで一貫して釧路に配置されています。苗穂工場の銘板はワンマン化改造、釧路運輸車両所のステッカーは更新改造によるモノです。

 

 

 

2421Dの車内。

少ない乗客のほとんどが乗り鉄という状況…。やはり40入場券購入目当てなのでしょうか。

 

 

 

先述の通り、新得駅の側線には次の運用まで一休み中の40がたむろしていますが、この時点では合計4両が留置。釧路所属の4色のうち復刻色2種を含めた3色が揃っており(もう1つの『道東 森の恵み』は流氷物語号に充当)、発車前の時間にそれらを撮影しました。『タラコ』1749の前に少し離れて停車中の1768はおそらく12:55発の釧路行2427D充当でしょうか…?

 

 

 

トップ画像の国鉄一般色の1766は、『タラコ』1749と連結された状態で留置されており、コチラは釧路行のサボを掲出。尚、相棒の1749は帯広行サボでした。

尚、特別塗装色が新得駅に集結しているだけに、この日の収集旅ではタラコにもツートンにも乗車しておりません。悪しからず。尚、ツートンはもう1両の1759も含めて、2両とも昨年中に乗車しているのですが、結局それらの乗り鉄エピソードもブログにする事ができず…ショボーン

 

 

 

前日、私が幕別→札内の短区間だけ乗車した『タラコ』1758は、もう1本別な側線に1両だけで留置。サボは帯広行となっていました。

 


 

1番線には札幌行34Dとかち4号が少々遅れて到着。そして2421Dが発車します。

 

 

 

たった1駅の乗車ですが、9:33、次の40入場券購入箇所である十勝清水駅1番線に到着。

 

 

 

ホームは島式のため、駅舎へは跨線橋を渡らないと行けません。その窓から帯広へ向かう40を見送りました。

ホーム端には撮影の同業者の姿が見えます。当然、同じ列車からの降車。

 

 

 

みどりの窓口で購入した40入場券。表は日高山脈をバックに走行するJR北海道色の単行、裏面はジャガイモと小麦の畑の中を見ながら走行する2連の写真が使われています。

 

 

 

十勝清水駅に下車するのは今回が2度目。前回は2020年の『北の大地の入場券』購入時でしたが、その時の旅の事もいまだにブログにしておらず…。

 

 

 

駅舎に隣接して、清水町商工会の多目的ホールなどを備えた複合施設『ハーモニープラザ』が建っており、駅にトイレがない代わりにここのトイレ施設を利用する事になっています。

 

 

 

閑散とした十勝清水駅舎内。

みどりの窓口前のスペースには、『ありがとうキハ283系「特急おおぞら」ミニ展示会』と称してキハ283系の写真、そして同系とキハ261系のプラレールが展示されていました。尚、当駅にはおおぞら号のうち2号と9号が停車しますが、キハ283系による運転は19:50発の9号のみです。


 

 

お次は10:16発の31Dとかち1号で、この日2箇所目の40入場券発売箇所である芽室駅を目指します。短時間の特急乗車は勿体ない気もしますが、コレもLOVEパスだからできる事。

改札案内札には到着時刻も記載されており、停車時間がわかりやすいのは親切ですね。

 

 

 

10:11に2番線に31Dとかち1号が到着。所定のキハ261系4連です。編成表は下記の通り。

①(G)キロ261-1106 ②(指)キハ260-1106 ③(指)キハ260-1216 ④☆(自)キハ261-1216

先頭①号車は幕式ヘッドマークが健在。早期に姿を消すモノだと思っていましたが、北海道新幹線開業に合わせてスーパー北斗用に増備された5次車に関しては製造が比較的新しいからか、一部の編成を除いてLED改造されず幕式が残存しています。

 

 

 

とかち1号は特急としては珍しい5分停車で、キハ283系による4004Dおおぞら4号と交換。この列車の通過後に発車します。

 

 

 

とかち1号④号車の乗車率は30%程。自由席1両でも充分な輸送量でしょう。

 

 

 

十勝平野の畑の向こうに見える日高山脈の山並み。

今年初めまで十勝エリアは積雪が全然ない状態が続き、畑からは砂埃が舞い上がるという事がありましたが、その後ドカ雪が降り積もって一転雪景色に。雪は凍結深度を抑える役割もあるだけに、畑も雪が積もらないと秋まき小麦の畑などでは土が凍ってしまい却って困るそうで、とりあえず雪に覆われて農家の方も一安心といった処でしょうか。

 

 

 

10:31、芽室駅に到着。

 

 

 

ご親切に、芽室駅みどりの窓口には『北の大地の入場券』発売箇所一覧と、同入場券の他に40入場券の発売案内とスタンプ設置の旨を知らせるボードが置かれています。

 

 

 

そして購入した40入場券。表面はタラコ、ツートン、JR色の3色混合、裏面は日高山脈の山並みをバックにしたJR色2連の写真が使われています。

 

 

 

駅舎内には、キハ283系と釧路40の引退を惜しむべくミニギャラリーとして同車の写真が飾られていました。

 

 

 

実は、芽室駅にはこの時以降も割と頻繁に訪れており、駅前の『こばやし菓子舗』のワッフルと『あかずきん』(駅から徒歩5分)の豚丼目当てなのでしたてへぺろ

尚、前者は水曜日のため定休日(この事は予め織り込み済)。

 

 

 

昼食には少し早いですが、11時の開店目掛けて『あかずきん』に入りました。

 

 

 

ここはメインがトンカツのお店なのですが、毎回来る度に豚丼ばかり食べており、たまには違うメニューでも…とばかり、『大判カツカレー』を注文したのですが、肝心のトンカツが筋だらけでちょっと残念…。やっぱり次回からは素直に豚丼にしようっと😓

 

 

 

再び芽室駅に戻り、11:59発の新得発帯広行2547Dに乗車します。

車両は、前日に札内→池田で乗車した2529Dと同じキハ40 1738。残念ながら私は車両運用には詳しくありませんが、前夜、釧路に到着後2532Dで再び新得に向かい…なのでしょうか。しかし、先程新得駅の側線にはなかったし…。とにかく、なんて忙しい車両だ事!

乗客は帯広へ所用へ向かう人の他、勿論同業者も…(車内撮影は自粛)。

 

 

 

帯広市内の高架区間に入り、近代的な市街地に入り帯広駅に進入。

 

 

 

12:17、終着・帯広駅2番線に到着。すぐさまお隣1番線に停車中の12:24発のキハ40 1776単行の当駅始発2527Dに乗り換え、終着・釧路駅まで向かいます。残り2駅分の40入場券は途中停車時間を利用して購入…という目論見で。

尚、2021年3月ダイヤ改正で2547Dと2527Dのスジは時間帯が繰り上がっており、後者は途中交換停車駅の変更、停車時間の短縮などダイヤの見直しで釧路までの所要時間も短縮しています。

 

 

 

この1776は40の中では比較的後期の1981(昭和56)年に富士重工で製造され、現番号は237。新製配置は函館運転所(現・運輸所)で、1993(平成5)年に同所でワンマン化改造されて776に改番後、当時の釧路運転所に転属。その後は一貫して釧路配置のまま、2004(平成16)年に苗穂工場で更新改造を受けて1776に改番。比較的早い時期に1700番台化された個体です。

 

 

 

7分の接続時分ではありましたが、平日昼間という事で、海側BOX席を余裕で確保。発車までの間に各BOX席は同業者や帯広近郊へ向かう客らで1~2人は座っているという状況。それでも全て合わせても10数人程度という少なさではありますが…。

車内のサッポロビール『ゴールドスター』の中吊り広告は、JR北海道の普通列車各車両に掲出されていました。最近は『呑み鉄』というジャンルが市民権を得ていますが、車内での飲酒はどうか節度を持ってくださいますようお願いします!

 

 

 

発車後、帯広市街地を抜けて十勝川水系の札内川を渡ります。

 

 

 

2駅目の幕別駅では、4006Dおおぞら6号と交換のため約6分停車。まぁ…前日立ち寄らなくても40入場券を買う時間は充分ありましたが…。

そういえば北京五輪の2月17日スピードスケート女子1000mで、この幕別町出身の高木美帆選手がオリンピックレコードを記録、ようやく悲願だった個人種目としての金メダルを獲得しましたね。おめでとうございます!

 

 

 

1番線をキハ283系のおおぞら6号が通過します。私が札幌から新得まで乗車したおおぞら1号の折返し運用。札幌到着後、17:29発の9号としてようやく釧路へ戻るという過酷な運用です。

 

 

 

幕別駅を発車後、北海道有数の大河である十勝川を渡ります。

40の車窓から見られるのもあとわずか…。

 

 

 

利別駅では、前日に帯広→幕別で乗車したキハ40 1751単行の釧路発帯広行2524Dと交換。

 

 

 

利別駅発車後、奥にワイン城を見ながら十勝川水系の利別川を渡り、右に大きくカーブすると池田駅に到着します。

 

 

 

その駅名から『10ドル駅』として有名な十弗駅。

実は昨年11月にLOVEパス利用の乗り鉄で当駅に初めて下車したのですが、コチラの旅もいまだブログにできず…。

 

 

 

今回、40入場券を列車で買いに行くにあたって最大の難関だったのが浦幌駅なのですが、特急列車も1往復しか停車せず(営業時間中に停車するのはおおぞら2号のみ)、普通列車の本数すら少ない区間なので一度下車してしまうと次の列車までは2~3時間は待たされる事になってしまいます(折り返すのであれば帯広発2525D→帯広行2524Dなら約20分の待ち合わせで済む)。ただ、この2527Dは駅舎側の1番線に13:31に到着して約3分停車(この時よりは短縮されている)するので、到着前からデッキで構えてドアが開くなり一目散に改札口にダッシュし、みどりの窓口で停車時間内に無事購入する事ができました。ただ、駅員氏もワンオペらしく改札と窓口を兼務しており、私に続いて購入を目論んでいた同業者の中には買えなかった方もいらっしゃったようです…。3分停車中に買えるのは1、2人程度だと思っていたほうが良いでしょう。勿論、購入時は小銭を予め用意しており、釣り銭のないように配慮はしています。

尚、浦幌駅も発売箇所の1つである『北の大地の入場券』のHPでは※各駅での停車時間はわずかであり、事故防止の観点からも、停車中に途中下車してお買い求めいただくことなどはお控えください。なお、停車時間が長い列車についても、列車の遅延等により停車時間が短くなることがございます。」と記載されており、このような買い方は推奨しておりません。私は過去に硬券収集していた時からの経験上、3分の停車時間があれば充分買いに行けるという判断で行っています。先客の対応、列車の遅れによる停車時間短縮や業務上の都合で駅員が席を外しているなど、場合によっては停車時間内に購入できない可能性もありますので、この2527D停車中に浦幌駅で40入場券などの購入を考えている方は発車時刻にはくれぐれもご注意して頂き、列車の遅延につながる行為はおやめください。尚、本記事に起因するトラブルや損害につきましては当方は責任を負いかねます。ご了承ください。

 

 

 

浦幌駅までの間に帯広からの乗客の大半が下車し、残りは乗り鉄が数名という状況。しかし異彩を放っていたのが、私の通路を挟んだ隣に席を構えていたヤンママ風の若い女性と幼い娘。母子でノンビリと汽車旅を楽しんでいるようです。娘さんも途中騒ぐ事もなく、とてもお行儀良かったのが印象に残りました。

 

 

 

十勝平野は果て、列車は山間部に入り太平洋側を目指します。写真は常豊信号場。

 

 

 

山間部を抜け、十勝最後の駅となる厚内駅を出ると、厚内漁港を見ながら太平洋側に出ます。

 

 

 

列車は十勝管内から釧路管内へ入ります。流石にここまで来ると雪が少ないですね。

直別信号場付近の湿地帯の雪の中から顔を出した『やちぼうず』。詳細はリンク参照。

 

 

 

1つ手前の直別と共に、2019年3月ダイヤ改正で廃駅となり信号場となった尺別で4008Dおおぞら8号と交換のため運転停車。駅時代の建物がそのまま残っています。

かつては雄別炭礦尺別鉄道の分岐駅として尺別炭山から運ばれる石炭輸送の中継地となっていましたが、今は見る影もありません。

 

 

 

通過するおおぞら8号(キハ261系5両編成)を後部運転台越しに見送りました。

 

 

 

尺別信号場を出発後、鉄道写真の撮影地として有名な『尺別の丘』の麓を通過、少しの間海岸沿いを走行します。キハ283系と40のダブル引退で、ダイヤ改正直前ともなると『激パ』状態になるんでしょうね…。

 

 

 

一旦内陸部に入り音別駅を過ぎて、再び海岸沿いを走行します。

 

 

 

海沿いから離れ、馬主来沼湿原の中を走行します。H100から見る景色も、40とは違ったモノとなるんでしょうね。

尚、この後古瀬信号場(2020年3月ダイヤ改正で駅から格下げ)では貨物列車との交換のため運転停車します。

 

 

 

14:44に白糠駅2番線に到着。40入場券をまだ購入していなかった最後の1駅です。

2527Dは約7分停車するため、停車中の購入は浦幌駅みたいに焦る事はありませんが、駅舎へは跨線橋を渡る必要があり、列車の遅れや購入者数によっては発車時刻に間に合わない可能性もありますのでその点もご留意ください。

 

 

 

入れ替わるように、1番線に停車中だった釧路発帯広行2526Dが14:46に発車します。

 

 

 

みどりの窓口で40入場券を購入、これにて、ようやく10駅全てコンプリートしました!

白糠駅の図柄は音別海岸沿いを走行するツートンが表、裏は冬の馬主来沼湿原付近を走行するJR北海道色です。

一応40入場券はフルコンプしましたが、私はそのまま釧路駅に向かいます。

 

 

 

2527Dの旅もいよいよ終盤。

恋問海岸沿いを国道38号線と並行し、海の向こうに釧路の街が見えてきました。

 

 

 

阿寒湖を源に太平洋に注ぐ阿寒川の橋梁を渡ると、釧路市のベッドタウンに入り大楽毛駅に到着します。実は、この2527Dは浦幌駅から当駅まで全く乗降客のない状態で、久々にまとまった乗車がありました。いずれも帰宅の高校生でしたが。

 

 

 

新大楽毛駅を経て、いよいよ終着・釧路駅まであと1つとなりました。新富士駅でキハ40 1752単行の芽室行2528Dと交換します。始発の帯広駅を除くと、40同士3度目の顔合わせ。

 

 

 

新釧路川を渡り、今乗っている40のねぐらである釧路運輸車両所の傍らを通過。

 

 

 

15:27、終着・釧路駅に到着!

帯広駅から約3時間の40の旅が終わりました。私を含む乗り鉄数名をはじめ、意外にも(?)私の通路を挟んだ隣のBOX席の母子連れも結局当駅まで全区間の乗車でした。非鉄にも関わらず、特急を使わずに移動する方もいらっしゃるんですね。ご乗車、お疲れ様でした!

 

 

 

乗客を降ろしたキハ40 1776は、ねぐらの釧路運輸車両所に向けて回送されていきました。

背後に見えるビルは『ホテルレイトン釧路』の廃墟で、不審火で燃えた痕があるのがお解り頂けるでしょうか…。釧路市街地には、閉鎖された商業施設などの廃ビルが多数解体されないまま残されており、治安や安全性の面で大問題となっています。廃れ行くマチに共通する悩みといえましょうか…。

 

 

 

さて…私は16:12発の4010Dおおぞら10号で札幌へ戻るのですが、折返し運用となる4005Dおおぞら5号が占冠~トマムで鹿身事故を起こしたとかで到着が遅れているとの事…。

 

 

 

私はこの日も40入場券を1枚だけ購入。2揃いの日付の券を買いたかったという事で。残念ながら券番は0322ですが、前日購入時点で0219だったため、0222はその日のうちに売れていると思われます…。

記念きっぷのご案内のポスターには他にも『花咲線全通100周年記念乗車券』と『ありがとう283系おおぞら号記念特急券』がありますが、私はいずれも購入済みです(その時の事もブログにできてないタラー)。

 

 

 

去年に続き、今年に入ってからも頻繁に乗り鉄で訪れている釧路駅。

下写真は上階につながる階段入口に掲示されていた『周年記念イベント2021ファイナル』(1月22日)の告知。釧路駅の『周年記念イベント』は計3回開かれましたが、結局私が行ったのは初回の時だけでした…(他に昨年10月30、31日にも開催)。

 

 

 

私は駅舎内にある『おにぎり屋ばんばん』で夕食を買い込んで、早々と改札口を抜けて1番線ホームのおおぞら10号自由席乗車口に並ぶ事にしました。

 

 

 

折返し列車のおおぞら5号の到着は所定の15:51から30分程遅れるとの事…。まぁ気長に待つ事にします。

その間にはこんな発見も。ホーム柱に使われている古レールの製造年が1911年!もう111年も前だなんて!びっくり釧路~白糠の開業が1901年なのでそれよりは新しいのですが、果たしてどこの路線で使われていたんでしょうね。

 

 

 

待っている間、1番線以外の2~5番線にはそれぞれキハ54が停車、さながら54祭り状態です。

右の2番線から、16:05発の網走行4732D(526)、3番線が大楽毛行2574D(524)、4番線が根室行5633D(521・地球探索鉄道花咲線ラッピング車)、5番線が根室から到着した5630D(523)です。大楽毛行以外はおおぞら5号の接続便ですが、網走行と根室行は同列車の到着を待ってからの発車のため遅延は避けられません。大楽毛行もおおぞら10号の後続として発車する事になったため、コチラも遅延する羽目となりました。

 

 

 

待つ事約30分…ようやく16:22に遅れていたおおぞら5号が到着しました。

そういえばこの日乗ったり見たりした特急列車はいずれも前面貫通扉の処に保線員が立ちンボしてましたね。

 

 

 

乗客の降車後、北海道クリーン・システムの作業員が急いで車内清掃と座席回転の折返し準備を行います。

 

 

 

この日のおおぞら5号/10号の編成は下記の通り。2019年製の7次車③号車以外は2007年製のスーパーとかち向け初期製造車。

①(G)キロ261-1102 ②(指)キハ260-1102 ③(指)キハ260-1340 ④(自)キハ260-1202 ⑤☆(自)キハ261-1102

 

 

 

車内清掃が終了し、乗り込みます。

私が乗車した⑤号車はオリジナルの青いシート…(キハ261形1000番台車では1201~1204が該当)。他の普通車はグレードアップ指定席仕様なのですが、青いシートもある意味貴重なのでまぁいいんだけど。

 

 

 

おおぞら10号は所定の16:12から17分程遅れの16:29にようやく発車。夕陽の新釧路川を見ながら、釧路を後にします。キハ261系1000番台車の初期車は総じて窓ガラス外側のポリカ板が汚い!

 

 

 

⑤号車の乗客は私を含めて6~7人程度という少なさ。途中の帯広からも数名増えた程度でした。閑散期は自由席1両で事足りるという事情もわからなくはないかも…。

 

 

 

時間を見計らって『ばんばん』で買った夕食を食べました。右上のソーセージパンだけ、駅ナカセブン隣にあるパン屋『レフボン』で購入したモノ。

勿論、飲食時以外はマスクを着用しておりますので(ノーマスク派はこんな事に対して難癖付けてくるヤツがいるんだろうな…)。

 

 

 

おおぞら5号の鹿身事故による遅れに伴う石勝・根室線のダイヤが乱れた影響で、終着・札幌駅へは所定の20:28から約25分遅れで到着。それに伴い到着番線も所定の5番線から7番線に変更されました。

 

 

 

私は9番線から21:00に発車する学園都市線1641M(733系B-110編成3連)で帰途に就き、この日の乗り鉄旅が終わりました。

 

 

 

…というワケで、『十勝・釧路の40入場券』収集旅の項は終わります。その後もLOVEパス乗り鉄は続くのですが、とりあえずここまで。

最後に、10駅分全てコンプリートした40入場券の写真を。JR北海道フレッシュキヨスクから発売されている『JR北海道のキハ40系バスタオル』の上に並べてみました。見づらいかな?ちなみにこのバスタオル、実用と保存版とで2つも買ってしまいましたアセアセ札幌・旭川・函館・北見の各駅にある『北海道四季彩館』(札幌駅のみ2店舗)でLOVEパスを提示すれば10%引きで購入できます(※LOVEパス10%特典が使えるのは上記5店舗のみ)。売り切れの際はご容赦を。

 

 

長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!

おわり