函館本線と室線本線の接続駅:岩見沢駅の南側にあった有明町南踏切での事です。
撮影日:1974年12月
踏切警手さんが吹く笛の音が鳴り
大きく振られた白旗と共に遮断機が下されます。
踏切の向こう側には談笑しながら
気長に踏切が開くのを待つおばさんの姿があります。
貨車を持った9600が行ったり来たり
ようやく踏切が開いて車や人が渡って行きます。
なんか映画のワンシーンのような光景です。
駐機されていたD51のもとに機関士さんが現れました。
まさに北辺の鉄道風景です。
再び踏切が閉まって
踏切の横にある歩道橋の下を9600が通過して行きます。
先ほど機関士さんが乗り込んだD51がバックすると
その後ろにD51219の姿がありました。
9600の貨車の入替え作業が始まり、一旦遮断機が下りると中々開かれることがない踏み切りも当時は当たり前の事だったので、岩見沢のような厳寒のなかでも人々は踏み切りが開くのを諦めて待っているようでした。
そんな当時の様子を少しでも感じて貰えれば幸いです。
最後まで御覧戴いて ありがとうございました。