第1463回('21) 関西空港駅をリベンジ訪問&阪和線の和歌山県内駅を降り鉄    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2021年11月12日~14日、2泊3日の日程で、主に近鉄吉野線と阪和線の乗り鉄&降り鉄の旅に出かけました。
2泊3日と言っても初日は大阪のホテルへ移動しただけですが…。
2日目は近鉄の期間限定フリーきっぷ『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』(1,000円)を利用して奈良県南部の近鉄吉野線や近鉄大阪線方面を乗り鉄・降り鉄していき、最終日の3日目はJR西日本の『秋の関西1デイパス』(3,600円)を利用して主に阪和線方面を乗り鉄・降り鉄してからJR神戸線で帰宅しました。
また、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、私自身も8月下旬から9月上旬にかけてワクチンを接種しましたが、今までと変わらずマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底いたしました。
 
今回は最終3日目序盤の内容です。
この日も早朝スタートで、出発の駅は大阪環状線の今宮駅でした。
最初は環状線内回り電車と関空快速を乗り継いで関西空港駅まで行き、3月訪問時に撮影し損ねた駅構内の写真をリベンジ撮影しました。
その後は日根野駅まで戻り、阪和線で一気に和歌山駅まで行って駅を観察しました。
そして今度は阪和線の和歌山県内にある各駅を降り鉄していきました。
きっぷは『秋の関西1デイパス』を利用しましたが、このきっぷで加古川の自宅まで使えるものの、前日に利用した『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』が安すぎるため、割高感は否めませんでした。
  
今回の日程 2021年11月14日  (日)   【序盤】   
 
大国町455(徒歩)505今宮512(大阪環状線内回り)517天王寺525(阪和線→関西空港線・関空快速)609関西空港620(関西空港線・上り関空快速)630日根野643(阪和線)714和歌山801(上り紀州路快速)806六十谷820(紀州路快速)823紀伊848(下り紀州路快速)855紀伊中ノ島  
 
【中盤へ続く】   
 
この日も4時に起床し、朝食を済ませてから4時55分頃に大阪・大国町のアパホテルをチェックアウトしました。そしてスタートは大国町ではなく、大阪環状線の今宮駅に設定したため、夜明け前の人気の少ない街中をトコトコ歩いて10分足らずで今宮駅に着きました。大国町駅と今宮駅は至近距離にあり、徒歩移動が可能です。地図をよく見ると、意外とこの駅とあの駅が近い、なんて事を発見できます。
 
 

 
ひっそりとしている今宮駅では『秋の関西1デイパス』を自動改札機に通して入場し、3階の高々架にある大阪環状線内回り線ホームへ。寒い中を少し待ってから5時12分発の内回り電車(各駅停車)に乗車しました。323系8連で、乗り込んだ最後部車両は満席でした。初電が混んでいるのは都会のあるある現象で、早朝に移動しなければならない人と夜勤や遊びで夜中を過ごした人の朝帰りが重なるためです。私はドア脇での立席となり、道中は市街地の夜景を眺めて2駅目の天王寺駅で下車しました。新今宮駅と天王寺駅で大半の乗客が入れ替わりました。
 
 

 
天王寺駅では環状線の掘割ホームから北側地平の阪和ホームへと移動し、当駅5時25分始発の関空快速・関西空港行きに乗り継ぎました。225系4連×2で、日根野での分割はなく、8両とも関西空港駅まで直通します。早朝に空港を利用する人が多いための措置と思われます。私はホームを先端近くまで歩いて先頭車両に乗り込みました。改札から遠いためガラガラで、私は進行方向右側の転換クロスシート1人掛け席に座りました。
 
 

 
関空快速は定刻に天王寺駅を発車しました。まだ暗かったので私はスマホを操作していました。このまま空いている状態で関空まで行けるかな…と思ったのも束の間、途中停車駅の堺市駅、三国ケ丘駅、鳳駅で多くの人が乗り込み、車内はたちまち混雑状態になりました。その大半が高校生で、修学旅行のため関空で現地集合のようでした。高校生という事で、車内は騒がしくなりました。コロナ禍ゆえ騒ぐのは良くないですが、私はワクチンを打っていたので気にせずスマホを操作し続けていました。日根野駅では編成を分割せず8両のまま関西空港線へと入り、定刻の6時09分に終点の関西空港駅に到着しました。ホームに出ると修学旅行生が一挙にエスカレーターへと押し寄せていましたが、高校生がいなければ閑散としていたと思われます。関西空港駅では前回撮れなかったホームや改札外の写真を撮影してから改札内へと戻りました。
 
 

 

 
次に乗車したのは先ほどの折り返し列車となる6時20分発の関空快速・大阪/京橋行き(225系4連×2)で、今度は最後部車両に乗り込みました。さすがにこの電車はガラガラで、今回も1人掛け転換クロスシートに座りました。そこそこ明るくなってきたので道中は大阪湾やりんくうタウンの街並みなどを眺めて、私は日根野駅で下車しました。
 
 

 
日根野駅では阪和線下りに乗り継ぎますが、13分待ちとなり、やや接続が悪かったです。下り線ホームへと移動し、少し待ってから6時43分発の普通・和歌山行きに乗車しました。車両は223系4連でした。今の阪和線(特急を除く)は223系と225系に統一されているため快速と普通の見分けが付かず、車両の表示器を確認しないと分からない場合もあります。私は最後部車両に乗り込みましたが、車内は空いていました。今度も転換クロスシート1人掛け席に座り、道中はローカル度が増した風景を眺めました。桜が有名な山中渓を過ぎると和歌山県に入って山越えをしました。紀伊駅からは徐々に乗客が増えましたが、満席にはほど遠い状態でした。そして紀の川を渡って市街地に入ると定刻の7時14分に終点の和歌山駅に到着しました。今回は和歌山駅のホームを観察しましたが、今は和歌山線と紀勢本線(和歌山~和歌山市)が発着する7番・8番のりばの前に中間改札が設置されています。私は和歌山線でも有効な『秋の関西1デイパス』で乗り鉄しているので、きっぷを中間改札機に通して和歌山線・紀勢本線ホームも観察しました。その後は改札を出て、東西の駅舎と駅前を撮影しました。
 
 

 

 
和歌山駅からはより遠くへは行かずに、阪和線の中間駅を辿りつつ大阪方面へ戻るとします。乗車したのは8時01分発の上り紀州路快速・京橋行き(全区間快速運転)で、紀伊田辺始発のロングラン列車です。225系4連で、最後部車両に乗り込みました。既に転換クロスシート1人掛け席と2人掛け窓側席が埋まっていたため、私はがら空きのボックス席を独占しました。道中は車窓風景を紀の川などの眺めて過ごし、次の停車駅である難読駅名の六十谷駅(むそたえき)で下車しました。2面2線の駅で、国鉄時代に改築されたと思われる鉄筋コンクリート造平屋建ての堅牢な駅舎が印象的でした。駅前は住宅地ですが手狭な印象でした。また、ひっきりなしに駅へ人がやって来て、結構利用客が多い駅です。
 
 

 

 
六十谷駅では8時20分発の紀州路快速・京橋行きに乗車。223系4連で、最後部車両は大半の席が埋まっていたものの、2人掛け席が空いていたため窓側席に座り、給水をしながら車窓風景を眺めました。そして私は次駅の紀伊駅で下車しました。「紀伊○○駅」など、旧国名と地名などを合わせた駅名は多数ありますが、単に旧国名の区域内で旧国名だけを名乗る駅は紀伊駅が唯一ではないでしょうか? これは紀伊駅の所在地が以前、紀伊村だったことによります(現在は和歌山市)。紀伊駅は2面4線の駅で、南側に駅舎があります。駅前は再開発されていない昔ながらの住宅街が広がっています。また、駅前広場で待機していた多くの若者が路線バスに乗車しましたが、近畿大学生物理工学部の学生でしょうか? 
 
 

 

 
紀伊駅からは少し逆戻りします。今度は8時48分発の下り紀州路快速(日根野以南各駅停車)・和歌山行きに乗りました。223系4連で、最後部車両は比較的乗車率が高かったですが、この電車もたまたま2人掛け席が空いていたため着席し、この日すでに2度見た車窓風景をもう一度眺めて、2駅先の紀伊中ノ島駅で下車しました。紀伊中ノ島駅は10年前に下車したことがありましたが、撮影していない箇所が多かったので今回訪問した次第です。無人駅で、駅構内を散策してみると、古い駅舎や地平部にある和歌山線旧線のホーム跡も残っていて、10年前とほとんど変化がありませんでしたが、和歌山線旧線のホーム跡が短くなった気がするようなしないような……。
 
 

 

 

 
この後は大阪府へと戻り、引き続き阪和線の降り鉄を進めていきました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)