てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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主に鉄道記事、アニメ感想を書いています。

叡山電車が始めた新しい集客のカタチ

こんにちは!
今回は、京都府を走る鉄道叡山電車に目を向けてみたいと思います。
叡山電車ではほかの鉄道とは少しテイストを変えた割と珍しい集客を行っています。
その方法とは、アニメコラボです。それもJRなどで行われているようなスタンプラリーをするだけ…とかそのようなレベルではなく、車体ラッピングも行い、車内広告やラッピングは完全にコラボアニメジャック、さらには記念切符も販売するなど、アニメ製作会社と鉄道会社が大きくコラボして行われる大々的な内容です。さらにコラボはコアな作品が多く、このような作品とコラボする会社は確実にここだけなんじゃないかと思います。
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↑車体ラッピング(おちフル)
今回は約1年ほど前に行われていたおちこぼれフルーツタルトとのコラボ車両の写真を使って解説していきます。
まずは上記の写真のような外装ラッピングが目立ちますね。そしてヘッドマークもついています。



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八瀬比叡山口川HM
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出町柳側HM
このように全く違うキャラクターの、違うデザインのヘッドマークをつけています。
そしてコラボは外装だけではありません。内装のコラボも行われています。
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ドアにはこのようなラッピングが施されていますし、
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なんとドアステッカーまでコラボのステッカーになっています。
また。この他にも駅や記念切符のコラボもあります。
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出町柳駅にて作中の登場人物の人形の展示
このように会社全体を使ったコラボが非常に人気となり、叡山電車というのは今ではアニメファンの間でも有名な鉄道会社になりつつあります。
そもそもこのコラボが始まったのは2011年、当時大流行していたアニメ作品けいおん!とのコラボがスタートでした。けいおん!は漫画が原作の作品ですが、連載されていた雑誌の名前をまんがタイムきららと言います。このきららという名前、実は叡山電車にきらら号という電車がいるのですが、その車両の愛称と全く同じなんですね。
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↑きらら号
この雑誌の「きらら」と、電車の「きらら」この二つを掛けたコラボがけいおん!のコラボ以来約11年にわたって行われており、漫画きららを愛するファンたちの間でも人気なコラボになりました。2022年までになんと第34弾まで続いています。コラボするのは主にきららに連載されていて、アニメ化が決まった作品が多いです。現在コラボしているのは、10周年企画でコラボが決まったNEW GAMEと、現在放送中のきららアニメ、スローループとなっています。このようにある特定の雑誌で連載されている様々な作品が34弾に渡ってコラボし続けるというのは、やはりこの鉄道が見いだした新しいコラボの形だと思います。今ではすっかりきららの読者の方に叡山電車という名前は覚えられています。長期コラボのおかげでしょう。
最近ではきらら以外の作品とのコラボも行われています。このようにアニメとコラボすることによって集客をするという、観光主体の集客とはまた少し違った方法で叡山電車は人の呼び込みに成功しているわけです。
私が撮影をしに行った際もこのコラボの写真を撮っている人もいました。このアニメコラボによる集客は上手くいっているのではないかと思います。
最近では、この叡山電車以外にもアニメコラボをする鉄道は増えてきており、つい先日は富士急行が五等分の花嫁とのコラボを発表しました。すでに富士急行はナルトとのラッピング車両を現在運行しており、こちらもアニメに力を入れていることが分かります。その他にも最近ではJR西日本とのエヴァンゲリオンコラボが話題になったり、天竜浜名湖鉄道ゆるキャンとコラボするなど、アニメコラボというのは増えつつあります。



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富士急行のナルトコラボ電車
さまざまな方法で沿線を盛り上げる方法の一つにアニメを選択する会社が今後増えるかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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