朝から『冬の湿原号』で釧路⇔標茶間を往復し
雪の釧路湿原の風景を堪能して
釧路駅に戻って来たものの
この後のプランも宿も決めてないという
4泊5日の旅行とは
思えない無計画性
とはいえ列車本数の限られたJR北海道
のんびり駅で考えてる時間もない。
とりあえずは・・・
特急 おおそら10号 16:12 札幌 に乗車し
帯広まで進むことにした。
始発駅なので当然自由席。
1時間半の乗車18時前に帯広に到着。
帯広で下車した理由は
単に俺の個人的趣向のためである。
道東方面〈石勝線〉〈根室本線〉を走っている
特急列車は2種類ある。
札幌釧路を結ぶ『おおぞら』
そして
札幌帯広までの『とかち』である。
その『とかち』に乗りたいだけである
車両はどちらも261系か283系で変わりはない
ただその列車に乗ったという
証が欲しいだけなのである。
次発の『とかち』は19:24発札幌行き。
そしてもう1列車翌日は乗り潰しのために
室蘭まで行くつもりだったので
『すずらん』の指定席も取る事にした
約1時間半の待ち時間の間にきっぷを発券
札幌までと札幌始発のきっぷを買ったが
この時点でまだ札幌まで行くか決まっていない。
まだ札幌まで3時間掛かるのだ。
その間に考えが変わるかもしれない。
出発までの間少し駅を探索
駅前ロータリーには線路のレールを舐めて
鉄分を補給するエゾジカの供養像が設置(嘘)
本当は水辺に水を飲みに来てる姿だそうです。
てか、鉄道会社にとってもうエゾジカは邪魔者でしかないだろ?
駅構内でご当地ドリンクの自販機発見
ご当地サイダーと、地元よつ葉乳業さんのドリンク
十勝サイダーのシリーズは味の予測が出来ず
黒豆/ビーツ/コーンとかあまりに地雷系じゃね?
無難な「池田ぶどうサイダー」をセレクト
しかし、さすが北海道です。
甘味料の砂糖はビートを使っています。
味はかなり酸っぱかったです。
カフェオレは、列車の中で飲みました。
土産物屋で会社への土産を買い
改札が始まったのでホームへ
261系 特急 とかち10号 19:24 札幌
1時間半のインターバルを経て
再び車中の人となり札幌目指して
3時間の移動です。
そして、この間に先の様子を伺うと・・・
札幌市内ダイヤ乱れまくり継続中
しばし悩んだ後出た結論
苫小牧で泊まる。
という訳で楽天トラベルでホテル予約
素泊まり4180円「ウイングインターナショナル」
そして、次に考えたのは苫小牧に行くルート。
南千歳で〈千歳線〉で向かうルートと
追分で降りて〈室蘭本線〉で向かうルートの
2系統のルートがある。
しかしこの日〈室蘭本線〉の岩見沢追分間
運休
追分から苫小牧間のダイヤも不明だ。
乗り潰し的には追分沼の端を乗りたいが
ダイヤ通りでも40分待ち。
-12度の中待つのは修行だ(注)待合室はある。
そんな訳で南千歳まで移動が確定
この〈石勝線〉恐ろしいことに
新得から新夕張89.4km普通列車の運行なし
例えるなら、京都から敦賀までサンダーバードしか走ってない
そして
占冠から新夕張34.3km途中駅なし
山手線1周に相当する距離・・・
炭鉱の閉山・人口流出・他交通との競合
北海道の鉄道維持の厳しさがよく分かる。
路線の行く末のような真っ暗な車窓の中
特急とかちは追分を出発し南千歳に到着
追分駅には暖かくなったら明るいうちに来て
道の駅あびらD51ステーションを訪れよう。
731+733系併結 普通 22:12 苫小牧 に乗車し
22:40苫小牧駅に到着。
『冬の湿原号』に始まった本日の行程は
これにて全て終了。
〈釧網本線〉釧路標茶往復96.2km
〈石勝線〉釧路南千歳304.5km
〈千歳線〉南千歳苫小牧27.2km
計427.9kmの行程が終りました。
そんな俺を駅前で出迎えてくれたのは
この時期アチコチで見られるイルミネーション
中々雪が積もって綺麗ではあるが・・・
夜中の11時前、気温-9度。
人っ子一人居ません。
お陰でオッサン一人ウロウロしてても
奇異な憐みの目で見られる心配もありません
雪遊びもほどほどにホテルにチェックイン。
明日のためにゆっくり休むことにしました。
次回・・・
~錯綜する渡島半島~【北の大地の沼 後編】