今日は本当は、観劇に行く予定だった。
いや、予約したと思い込んでいた。
未明からあれ?もしかして??と思い始め。
結果、確認したらやっぱり入っていない。
しかも既に満席。
あああ、久しぶりにやらかしてしまった。
この“らしくない”原因を推察するに、どうやら来月の予定と混同していたようだった。
実際手元のバックアップデータには、来月5日の舞台予約は確かに入れてあったのだが…
今月と来月の土日の日付配列が同じなのが、やってはならない思い込みを生んでしまった。
結果、本番直前の先方の手を大きく煩わせてしまうこととなり、大変な失態を犯してしまう。
手配するならするで、もうちょっと最後までしっかりしないといけないと猛省。
さてそんなドタバタの中で、さらに未明からタイムラインをざわつかせていた鉄道ネタが。
水素燃料電池試験車、落成。
かねてから開発が予告されていた、JR東日本の新型試験車が遂に落成したと。
未明にJ-TREC横浜事業所を出場したという話を掴み、従来のパターンを踏めば昼過ぎに逗子駅に
引き出されてくることが目に見えていたので、急遽駆けつけることにしたのだった。
…但し、逗子駅構内の列車の発着パターンは、普段の平日とは少し様相が異なっていた。
また湘南新宿ラインの遅延による区間運休も、少しばかり足並みを狂わせていただろうか。
前回逗子に訪問したしなの鉄道SR1系甲種輸送の時より5分程度遅かった上、3番線ではE235系の
付属編成分割作業が始まってしまい、いざ逗子駅の構内に入線というところで…
見事、付属編成引き上げ回送に被られる。
タイミングを測ったように、思い切り被られた。
今後土休日に出場がある場合は、駅外で撮るように改めた方が良さそうだ。
もっとも、E235系の引き上げた後の入線はギリギリこうして撮れたけども。
停止位置は、普段の甲種輸送と同じ。
ここで初めてゆっくりと、そのディテールを眺める。
車両は烏山線用のEV-E301系がベースであるが、全面に水=水素をイメージしたとみられる青系の
ラッピングが施され、爽やかかつ涼しげなデザインとなっているのが特徴的。
そして、屋根上にクーラーと共に載っているのが水素ボンベで、カバーが掛かっているとの由。
もっともその質量は、運用想定線区を考慮したのか想像より遥かに小さい印象。
このFV-E991系に付された愛称は「HYBARI(ひばり)」。
このHYBARIとは、
HYdrogen-HYBrid Advanced Rail vehicle for Innovation
(変革を起こす水素燃料電池と主回路用蓄電池ハイブリッドの先進鉄道車両)
の頭文字を取ったもの。
JR東日本と日立製作所、トヨタ自動車の3社が持つ鉄道・自動車技術を融合した車両だ。
車両はFV-E991とFV-E990からなる2両編成。
FV-E991にはパンタグラフ搭載準備スペースが確保されていた。
車内はカーテンで隠されているが、仮設のものだろうか。
輸送区間が短いからなのか、これまでの甲種輸送にありがちな前面の保護覆いはついていない。
所属表記は、鎌倉車両センター中原支所を示す「横ナハ」で、定員表記はされていない。
牽引は今回も新鶴見機関区のDE10 1666が登板。
甲種輸送の行き先は、配置区所である鎌倉車両センター中原支所のある武蔵中原となっていた。
南武線(浜川崎支線)・鶴見線で試験運転を行うと発表されていたので、順当な流れではあるが…
南武線でのE233系導入時の置き換えの際は全て国府津発着だったので、却って珍しい。
…それにしても、3番線に列車入線後にこの検査票が見える位置に少し座って休んでいたのだが…
着席しているにも関わらず、次々と目の前に撮り鉄が覆い被さるように撮りに来たのには閉口。
自分だからまだ良いが、果たして一般の乗客が居ても同じようにやるのだろうか。
警戒に来た駅員と苦笑しながら成り行きを見つめ、いつも通りに先回りを仕掛ける。
さて、先回り一回目は、今回も北鎌倉で…
定刻通り(であろう)13:51に通過。
思っていたより人もいなかったから、下りホームのスロープ付近でサクリ仕掛ける。
近くで待ち合わせしていた若い女性が驚きながら我々の動きを見ていて、改札にいた駅員氏含めて
数人で少しばかりここまでの成り行きをレクチャーするオマケもw
そして今回は、鶴見に先回り成功…14:38通過。
京浜東北線の北行が横浜駅で乗客対応で少し発車が延びていたためだった。
ここでは、15年来の趣味仲間と数年ぶりに再会するサプライズも。
ここから甲種輸送は川崎貨物駅に向かい、ブログ執筆時点の現在もなお留置中の模様。
武蔵中原までの輸送は未明になるのか、それとも?
引き続きその動きを見守ってみたい。