九州の駅

彦山駅（ひこさんえき）は福岡県田川郡添田町大字落合にあるＪＲ九州・日田彦山線の駅です。
２０１７年（平成２９年）７月５日の九州北部豪雨で大きな被害を受け休止中でしたが、その後、日田彦山線の添田駅～夜明駅の間がＢＲＴ化されることに伴い２０２１年（令和３年）に駅舎が解体されました。
（私は駅舎が解体される１年ほど前の駅が休止中の時期に訪問しました。）

１９４２年（昭和１７年）８月２５日、鉄道省が西添田駅～彦山駅の間の延伸に伴い田川線の駅として開設されています。
１９４５年（昭和２０年）１１月１２日、二又トンネル爆発事故で駅本屋が破壊される。
１９６０年（昭和３５年）４月、区間分離・統合に伴い日田彦山線の所属となります。
１９８４年（昭和５９年）２月、駅員無配置駅となっています。

駅舎に接して単式ホーム１面１線と島式ホーム１面２線、合計２面３線のホームを持つ地上駅でした。
駅舎は木造の大きなものである。駅の開業と同じ１９４２年（昭和１７年）８月に建てられたもので英彦山神宮を模して赤い柱を使用するなど、英彦山への入り口駅にふさわしく優雅なつくりであるとの評判が高かったようですが、前述したようにＢＲＴ化に伴いその駅舎も解体されています。

１９８４年（昭和５９年）の無人駅化の後、しばらくこの駅舎はほとんど待合所として使用されるのみでしたが１９９４年（平成６年）にある女性陶芸家がこの駅の旧事務室部分に工房と陶芸のギャラリーおよび喫茶室（翔房舎）を設け以後はこの陶芸家が乗車券の販売を受託していた（簡易委託駅）時期があったそうです。
しかし、２００４年（平成１６年）７月には乗車券販売の委託は解除され、無人駅扱いとなりました。

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