マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR四国の3つのものがたり列車とトロッコを乗り継ぐ旅|バースデイきっぷで四国周遊

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誕生日月にJR四国全線が3日間乗り放題の「バースデイきっぷ」を利用。3つのものがたり列車と2つのトロッコ列車を乗り継いで四国を1周してきました!

*2021年11月の情報を基に作成しています

[1日目]四国上陸!伊予灘ものがたり往復乗車

[行程](しおかぜ5号)岡山9:25→松山12:10(伊予灘ものがたり・八幡浜編)松山13:28→八幡浜15:52(伊予灘ものがたり・道後編)八幡浜16:05→松山18:17(宇和海25号)松山18:43→宇和島20:10

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山陽新幹線で「岡山駅」に到着。いよいよここから四国1周の旅が始まります。まずは「しおかぜ5号」に乗車し、一気に松山を目指します。
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やってきたのは、JR四国の電車特急では最新型の「8600系」。レトロフューチャーがコンセプトというデザインは、新しさの中に蒸気機関車をイメージさせる部分もあって、とてもカッコいい!
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今回の旅で使用するのが「バースデイきっぷ」。JR四国全線・土佐くろしお鉄道・JR四国バスが3日間乗り放題。グリーン車用の場合1人13240円と、どのフリーきっぷと比べても1番お得。誕生日月に使わない手はない!
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グリーン車用の特権を使って、グリーン車で優雅に移動。ちなみにバースデイきっぷの効用は「児島駅」から。岡山〜児島間は別にきっぷの用意が必要です。
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おぉー!豪華!2列と1列でゆったり並ぶ座席。3列9席の狭い空間を思わせない、静寂で落ち着いた空間が広がります。
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リクライニング、フットレスト共に電動。大きな座席で身体を包み込んでくれるよう。
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ふかふかのヘッドレストもまた、豪華さを演出。
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松山行き「しおかぜ5号」は定刻で「岡山駅」を発車。
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やがて列車は瀬戸大橋へ。いよいよ四国上陸です!
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「多度津駅」では「四国まんなか千年ものがたり」が停車していました。千年ものがたりは3日目に乗車します。f:id:masa-tetsudo:20211218095657j:image

瀬戸内海が望める区間を走る列車。いい天気でよかった!

カーブを物ともせず、直線区間は130km/hでぶっ飛ばす8600系。車体傾斜2度だと、ちょっと傾いてるのがわかるかなって程度。十分すごいけど、南風だともっと迫力あるんだよね。

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「松山駅」に到着。松山では高架化工事の真っ最中。完成すればこの駅舎ともお別れですね。
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次の列車まで1時間ほどあるので、駅からすぐの所にある喫茶店で休憩。店名の通り、時計台が素敵な外観。
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レトロな雰囲気の純喫茶で、美味しいコーヒーをいただきました。

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「松山駅」からは1つ目のものがたり列車「伊予灘ものがたり 八幡浜編」に乗車!

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車内では事前予約制の食事を堪能!松山にある仏蘭西料理店・門田の松花堂弁当。牡蠣や真鯛など、愛媛の冬の幸が詰まったお料理でした。
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「伊予灘ものがたり」のハイライト。海が目の前に広がる「下灘駅」に到着。青春18きっぷのポスターにもなった絶景駅です。
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天気が良くて、濃厚なブルーに染まった伊予灘。美しい!
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終点「八幡浜駅」はすぐに折り返し。今度は「伊予灘ものがたり 道後編」に乗車。再び松山へ戻ります。

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道後編では、松山にあるプチパリのアフタヌーンティーをいただきました。
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列車に揺られながらのんびり過ごすティータイム。優雅な気分!
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四国のものがたり列車といえば、地域の皆さんとのふれあいが魅力。沿線や駅で盛大にお見送りや手を振ってくれるのです。本当に四国って良いところだなと思うし、またものがたり列車に乗りたいと思わせてくれます。
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再び「下灘駅」。昼間とは表情が全く違います。
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沈む夕日でオレンジ色に染まる伊予灘。地元の方も、今日は特別きれいだと言っていました。いい日に来れて良かった。
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「伊予灘ものがたり」は終点「松山駅」に到着。今回乗った車両は2021年12月で引退する事が決まっています。まだまだ綺麗で素敵な車両だけに引退は残念ですが、新しく生まれ変わる「伊予灘ものがたり」も楽しみ。ラストランまでどうか無事故で。
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「松山駅」からは「宇和海25号」に乗車。今夜の宿泊地・宇和島へ。
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「伊予灘ものがたり」で八幡浜まで2時間半かかった道のりが、「宇和海」だとたったの50分。宇和島までも1時間30分。
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宿に行く前に、駅から徒歩5分ぐらいの所にある「ほづみ亭」で今日の夕食を。
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いただきのは、宇和島名物の「鯛めし」と「さつまめし」が両方味わえるセット。f:id:masa-tetsudo:20211218095747j:image

宇和島の「鯛めし」は生の鯛を生卵、タレと一緒にかきこむスタイル。生だから、新鮮な鯛のコリコリ食感が味わえる!甘めの醤油と卵、海苔が相まって、とっても美味しい卵かけご飯になってる!うまい!
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「さつまめし」は、焼いた鯛のほぐし身と麦味噌をすり鉢で合わせたもので、冷や汁みたいな感じ。これがものすごく濃厚で、麦味噌のコクと香ばしい魚の風味が合わさって絶品!どちらもご飯が進んで、ついついおかわり。お腹満腹!

[2日目]しまんトロッコと夜明けのものがたりで高知県を横断

[行程](鉄道ホビートレイン)宇和島6:04→江川崎7:15(普通列車)江川崎7:26→宇和島8:37(しまんトロッコ2号)宇和島9:33→窪川12:06(あしずり3号)窪川12:49→中村13:24(普通列車)中村13:49→窪川14:51(志国土佐時代の夜明けのものがたり・開花の抄)窪川15:13→高知17:54

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乗り鉄の朝は早い。まだ暗い「宇和島駅」から2日目の旅がスタート。
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ホテルが駅前なので手ぶらの状態で、まずは「鉄道ホビートレイン」に乗車。新幹線がない四国を走るのは、0系を模したディーゼルカー。

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「鉄道ホビートレイン」は「江川崎駅」まで。
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今度はウルトラマン列車で、来た道を折り返します。予土線には他にも「かっぱうようよ号」や「鬼列車」など、様々な楽しいラッピング列車が走ります。
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ホテルに戻って荷物を取り、再び「宇和島駅」へ。「しまんトロッコ」に乗って今度は予土線を横断します。

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トロッコから間近に見る四万十川は絶景。冷たい秋風を浴びながら、トロッコ列車の旅を存分に満喫!
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終点「窪川駅」に到着。ここからは「志国土佐時代の夜明けのものがたり」に乗車しますがまだ時間が2時間以上あるので、バースデイきっぷのフリー区間にも入っている「土佐くろしお鉄道」に乗車。特急「あしずり3号」に乗って中村へ。
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途中海沿いの区間を走る土佐くろしお鉄道。
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眼下には美しい太平洋が広がります。観光列車が走ってもいいぐらいの絶景でした!
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「中村駅」まで足を伸ばした理由は、鉄印。土佐くろしお鉄道の鉄印を無事GET!

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「窪川駅」からは「志国土佐時代の夜明けのものがたり 開花の抄」に乗車。

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車内では、土佐の食材をふんだんに使った和食料理をいただきました。特に鰹のたたきは新鮮で美味しかった!
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「安和駅」から望む太平洋は絶景。天気が良く波も穏やかで、濃いブルーに染まって海が窓いっぱいに広がります。
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太陽を模したデザインがひときわ光る夕暮れ。
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「高知駅」に到着した頃は、すっかり外は真っ暗。
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明るく照らされた高知三志士の像が出迎えてくれました。これで2日目は終わり。

[3日目]千年ものがたりからよしのがわトロッコへ乗り継ぎ

[行程](南風6号)高知8:01→多度津9:44(四国まんなか千年ものがたり・そらの郷紀行)多度津10:18→大歩危12:48(特急南風14号)大歩危13:05→阿波池田13:22(藍よしのがわトロッコ)阿波池田14:33→徳島16:58(うずしお24号)徳島17:28→高松18:32(マリンライナー56号)高松18:40→岡山19:33

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最終日は「四国まんなか千年ものがたり」に乗車するため、まずは多度津まで移動。乗車したのはアンパンマン列車の「南風6号」。

連続するカーブと登り勾配を、ずっとエンジン吹かしながらぶっ飛ばす2700系。JR四国の本気を見た!

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「多度津駅」からはいよいよ「四国まんなか千年ものがたり」に乗車します!

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車内では、金刀比羅宮が運営する「神椿」の洋風プレートをいただきました。讃岐の食材がふんだんに使われたお料理は、どれも絶品!
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秘境駅ランキングの上位にも入る秘境駅「坪尻駅」に停車。もみじの紅葉はうっすら。
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大歩危小歩危の絶景が「四国まんなか千年ものがたり」のクライマックス。美しい!
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「四国まんなか千年ものがたり」は終点「大歩危駅」に到着。
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17分後にやってきた「南風14号」で「阿波池田駅」まで戻ります。
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阿波池田からは、この旅最後の観光列車「藍よしのがわトロッコ」に乗車します!

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秋風が冷たいですが、雄大な吉野川と紅葉真っ盛りの四国山地が望める車窓にうっとり。
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最後は「うずしお24号」「マリンライナー」を乗り継いで四国を離れます。
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旅の締めくくりは「藍よしのがわトロッコ」の車内限定で販売される「藍よしのがわうなぎ弁当」。うなぎが2切れも入って豪華!継ぎ足しのタレが抜群にうまい!

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という事で、JR四国の3つのものがたり列車とトロッコ列車を乗り継いだ今回の旅。絶景を眺めながら四国の自然を満喫し、美味しい料理をいただきながら四国を味わう。まさに四国を堪能した旅となりました。どの観光列車でも印象深かったのが、地元の皆さんのお見送り。盛大なお見送りだけでなく、道ゆく人や農作業中の人も手と足を止めてこちらに手を振ってくれる。四国の人たちの優しさにも触れることができました。

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