既に昨年の話になってしまうのですが、昨年12月15日、京王井の頭線で急行列車の運転を開始して50年を迎えました。

京王電鉄でも、そのことを記念して以下のとおりイベントの開催などを計画しているのですが、告知が年明けになったのは、やはり本当の50周年が年末も押し詰まった時期だったからでしょう。

 

というわけで。

 

京王電鉄大本営からこんなニュースリリースが。

 

祝 京王井の頭線 急行運転開始50周年! 記念乗車券の発売やヘッドマーク付き列車の運行を実施します!

 

以下引用開始

京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、取締役社長:紅村 康)では、京王井の頭線が急行運転を開始して2021年12月に50周年を迎えたことを記念し、「井の頭線急行運転開始50周年記念乗車券」を数量限定で発売するほか、記念ヘッドマークを付けた車両の運行ならびに富士見ヶ丘車両基地においてヘッドマーク付き車両の展示撮影会を実施します。
「井の頭線急行運転開始50周年記念乗車券」は、「いのかしらおでかけきっぷ」の短冊形軟券乗車券大人2枚組が封入されたもので、2月11日(金・祝)よりWeb サイトでの先行予約発売と2月19日(土)より渋谷駅、明大前駅、吉祥寺駅の3駅にて1セット1,000円(税込み)で限定発売します。
また、1月27日(木)から1000系1編成に記念デザインのヘッドマークを付けて運行するほか、2月19日(土)には富士見ヶ丘車両基地においてヘッドマーク付き車両の展示撮影会を有料定員制で実施します。新型コロナウイルス感染症対策を施して実施いたします。
※今後の状況により、イベントを中止または内容を変更する場合がございます。

以上引用終了

 

このリリース自体は3日前に出ていたのですが、取り上げるタイミングを逸しておりました(^_^;)

 

そうですか…もう50年ですか。

管理人にとっては、井の頭線の急行といえば、3000系が印象深いですなあ。

 

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3000系末期の急行(以前の記事から転載)

 

この写真の撮影は平成22(2010)年4月のことで、当時は3000系も残っているものはリニューアル改造済みでしたので、写真のような形態になっておりました。そして表示も正面・側面の幕に一体化されたもの。正面の表示が幕に一体化されたのは昭和62(1987)年のことで、それ以前は円い「急」マークを掲出しておりました。そして側面には、白地に赤文字での「急 行」サボが。管理人が初めてこのサボを見たとき、東急東横線のそれと配色が正反対であったことが、強烈に印象に残っています。しかし流石に当時でも「グリーン車」が急行運用に就くことはなかったような。あるいはあったのに管理人が知らないだけかもしれませんが。

 

現在の井の頭線は1000系の天下となり、当然のことながら急行列車も全列車1000系で運転されています。

以下は永福町での急行。1枚目は正面の案内表示が出っ張っている初期型、2枚目は正面の表示が大型化され出っ張りがなくなった後期型。それぞれ、あえてノーキャプションで。

 

 

 

後期型の場合、斜め横(写真のアングル)からだと見にくい感じがします。初期型は表示器が小さいのが難ですが、フルカラーに換装されてからは視認性が格段に改善されました。

 

こちらは吉祥寺駅で撮影した、初期型による急行と後期型による各停の並び。

 

印象が全く異なる

 

これだと、初期型と後期型の表情の違いがよくわかるのではないかと思います。

 

ところで、急行の停車駅は渋谷から下北沢・明大前・永福町・久我山・吉祥寺。所要時間も16~17分。これは運転開始当初と変わっていません。ただし入試期間中は駒場東大前、桜のシーズンには井の頭公園に臨時停車します。

難点を挙げるとすれば、追い抜き設備のある駅が永福町しかないこと。他にも駒場東大前・高井戸にあれば…と思うのですが、短い路線ですからそこまでは過大でしょうか。

しかし記念ヘッドマーク、掲出するのが1編成だけというのは何とも…。できれば急行列車に充当される全編成につけてほしいものですが、急行と各駅停車の運用が峻別されていないので、難しいでしょうね。