今日は湘南電車誕生の日 -④ | 安芸もみじ / Historys, Trains, Townbikes - Hiroshima JAPAN

今日は湘南電車誕生の日 -④

湘南電車誕生の日

1950(昭和25)年の1月30日、日本の鉄道史における転換基となる80系湘南形電車が誕生しました。

72年前に登場した80系電車は、それまでの短距離輸送を目的まとした、客車にモーターを搭載した1両単位の電車とは異なる思想で生まれました。

今では編成単位という考え方が主流ですが、80系電車以前は1両単位が普通でした。


今でも気動車 = ディーゼルカーは1両単位の考え方で、両運転台と方運転台の2種類により、1両から長大編成まで自由に組み合わせて運用することができます。

72年前の日本の技術では、中・長距離列車は機関車牽引による客車列車が主流で、電車はそのモーターの耐久性や静寂性から長距離列車には不向きなレベルでした。

戦前・戦時中は発電所や変電所、そして送電システムが攻撃や破壊工作されると、鉄道の運行が妨げられるとして、軍部からは強い反対意見もあって、その技術の進歩は停滞していたためです。



しかし戦後になると中・長距離の輸送量は逼迫し、効率的な輸送体系の構築と列車の高速化が必要となります。

列車の高速化が必要なのは、到達時間の短縮による活動時間の拡充ももちろんですが、効率化においても甚大な恩恵を恵みます。

仮にA町からZ町まで1時間かかるとして、もし30分で到達できるようになると、同じ1時間で列車はA町へ帰って来ることになります。



列車は1日1本ではなく数往復するので、もし1時間毎に6往復運転するなら、2編成が必要であるところ、1編成あれば良いことになります。

実際は折り返しの時間があるので、1時間ヘッドの運行を1編成ではできませんが、単純計算だと到達時間が半分になると、必要な編成数も半分で良いのです。

また、蒸気機関車だと一度に走れる距離に限界があるため、途中で度々機関車の交換が必要で、そのための停車時間も嵩みます。



電化の恩恵は保有車両の削減と、人や物資の到達時間短縮による、莫大な経済効果を生み出す故に、戦後復興期そして高度成長期の日本にとって、最優先の課題でした。

そんな背景に開発されたのが80系であり、モーターやブレーキといったシステムをはじめとして、様々な技術がその後に進化し続けて今の新幹線へと発展します。

2016(平成28)年4月29日より、梅小路蒸気機関車館を拡張してオープンした京都鉄道博物館で保存展示されている80系電車は、第1編成として誕生した内の2両で、準鉄道記念物に指定されています。



当初から長大編成組成を前提として開発・設計された80系電車の成功によって、電車が長距離大量輸送に応えることを国鉄において実証し、1950(昭和25)年10月には優等列車へも充当されます。

その列車は東京~伊東・修善寺間に週末準急として設定された"あまぎ"で、優等列車への電車使用のさきがけとなりました。

戦後の特急列車は特急平和だけで、他の急行には銀河以外は愛称がまだ付けられていなかった時代に、準急でありながら列車名が与えられた列車でした。



その後も愛称のある列車は増え、特急つばめ・はと、急行銀河、準急あまぎ・いでゆ・いこい、快速列あかぎとなり、更に急行安芸・霧島など急行列車へ愛称が順に付けられて行きます。

1949(昭和24)年9月に特急列車が復活するダイヤ改正が実施され、日本の復興への動きは加速していき、80系電車の登場は次第に輸送体制の安定に繋りつつありました。

それは戦時ダイヤからの決別を図ったもので、全国各線で列車の増発とスピードアップが行われた、日本史の中において特筆されるものの1つとなっています。



さて、準急あまぎは後に急行列車となり、更に特急列車へと昇格した後、現在は踊り子と名前が変わっています。

80系電車により運転されていた1951(昭和26)年の準急時代の時刻を、ここに記してみます。

下りは列車番号3819Tで、東京 12:50発 → 小田原 13:59発 → 湯河原 14:13発 → 熱海 14:22発 → 三島 14:53発 → 伊豆長岡 15:15発 → 大仁 15:23発 → 修善寺 15:32着。



伊東行きは熱海で2819Tに列車番号が変り、熱海 14:24発 → 来宮 14:30発 → 伊豆多賀 14:38発 → 伊東14:53着。

下り列車は準急あまぎに続いて東京発 、準急はつしま 13:30発、準急いでゆ 14:00発、準急いこい 15:00発と続きます。

上りは伊東発の列車番号が2832Tで、伊東 13:32発 → 来宮 13:54発 → 熱海 13:57着。



修善寺発は列車番号3832Tで、修善寺 12:48発 → 大仁 12:56発 → 伊豆長岡 13:05発 → 三島 13:40発 → 熱海 13:54着で、伊東発のあまぎと連結。

熱海 14:50発 → 湯河原 14:11発 → 小田原 14:26発 → 横浜 15:13発 → 品川 15:31発 → 新橋 15:36発 → 東京 15:40着。

下り列車は毎週土曜日の運転、上り列車は毎週日曜日の運転でしたが、準急はつしまの上り列車は運転されていませんでした。

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▼ Limited today! Blog stamp.

JAPAN,Today is eicosapentaenoic acid day,今天是二十碳五烯酸日,EPA


Which do you eat more, meat or fish?

January 30th is EPA Day in Japan.

EPA is the removal of trade barriers such as the elimination of tariffs and the reduction of non-tariff barriers, as well as facilitation of economic transactions between Contracting Parties, harmonization of economic systems, and services, investment, and electronic commerce. 


It is a treaty that includes strengthening cooperation and promoting cooperation in various economic areas.

Today is EPA Day, but it is not an Economic Partnership Agreement.

By the way, it is not the United States Environmental Protection Agency.


EPA stands for eicosapentaenoic acid and is one of the ω-3 fatty acids.

It is a 20-carbon carboxylic acid with five cis-type double bonds.

Like DHA, EPA is made from α-linolenic acid, which is abundant in fish and shellfish, flaxseed oil, perilla oil, and seaweed in the human body.


However, the enzyme that promotes this reaction is weak in the human body, and it is one of the essential fatty acids that are not synthesized in the body.

Eat blue-backed fish to prevent myocardial infarction, stroke and dementia while promoting anti-aging and cosmetology.

Thank you for your time.

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