「古いキットを何とかしたい。」
鉄道模型歴の長いマニアに共通の思いでしょう。
私は、特に、天賞堂のコアレスパワートラックの発売以降、その思いが強くなりました。
随分昔の話になりますが、キットの製作ペースが落ちた理由のひとつは、パワートラック(旧製品)の耐久性への不満でした。私のレイアウト、と言うか運転盤の線路状態も悪かったのでしょうが、キットを組んだ車体に装着したパワートラックはすぐに発熱してしまい、ゆったりと走行を眺めることは不可能でした。
そんなわけで、コアレスパワートラックに興味津々だったのです。
そんな思いを汲んでくださったかのように、婿どんさんが、コアレスパワートラックの耐久テストを敢行されました。
テストの結果は「凄い」の一言です。
これなら古いキットも蘇る!という訳で、早速引っ張り出したのが、アダチのクモハ12052です。
発売は20年以上前だったと思いますが、ちょっと前に出たKATOの完成品より高価でした。
Adachiのロゴも見えなくなるほど箱は色あせてますが、中身はしっかり揃っています。
動力は、懐かしの「NEW POWER TRUCK GT1」がセットされています。
長い間、箱の中で出番を待ってくれていた「GT1」には申し訳ないですが、コアレスパワートラックにバトンタッチしてもらうことにしましょう。
許しておくれ、GT1。パワートラックに不満があるとは書いたけど、決して嫌いじゃないんだよ。君たちのおかげで、工作下手の僕でも、いろんな車両にチャレンジできたんだから!
レイアウトの工作が優先なので、一気に作るつもりはありません。キットの構成を点検しながら、はんだ付けや塗装の順番をよく考えて作っていこうと思います。
本日も、ご訪問ありがとうございました。