阪急のコウペンちゃん号が1月31日で運行を終えるそうです。
早いものでこれを書いている時点で残すところ明日と明後日の2日となりました。
大阪梅田方の先頭、
神戸線
宝塚線
京都線
反対側の神宝京方の先頭、
神戸線
宝塚線、
京都線、
ヘッドマークの大阪方が寄りの絵で反対側が引きの絵、
これまでのリラックマ号、スヌーピー号(PEANUT)、ジャッキー号(くまのがっこう)、すみっコぐらし号、リサとガスパール号などと同様に前後でデザインを変えています。
こちらも南海のすみっこぐらし号と同時期の昨年2021年の7月開始、直後に緊急事態宣言の影響で延期、その後10月から再開。
このようにグッズ販売開始時に台紙も入手、
スタンプラリーの期限も標記の10月13日から12月12日まで延長されたのですが、
秋ごろからなかなか時間が取れなかったことに加えて折りからの外出自粛ムード、また、近場の南海さんを優先したということもあり結局クリアできませんでした。
ところで
このコウペンちゃん
以前やっていた西武線のラッピングで知ったキャラクターなのですが、
当初は名前も無く、さらにもともと商材としてデザインされたものでもなく、ツイッターで人気に火が付いて広まったキャラクターなんだそうです。
その名のとおりコウテイペンギンがモデル、
エンペラーペンギン=皇帝というだけに親ペンギンは堂々とした佇まいの大型のペンギン(向かって右)なのですが
こちらのメインキャラのコウペンちゃんは可愛らしい雛鳥(向かって左)がモデルになっています。
中吊り広告が
電車の車内
松尾大社、
梅田、
視点が高くなりますが実景比較。
京都円山公園、歴史の人とは坂本龍馬と中岡慎太郎ですね。
神戸ポートタワー、
中山寺、
万博記念公園のアスレチック施設ビースト、
西宮北口駅のカリヨン広場、
こちらもアングルが異なりますが実景比較。
京都先斗町、
といった沿線風景を織り込んだイラスト。
そして、ドア周りには
応援メッセージ、
これ知ってる人にしたら今さらという感じでしょうけど、
「出勤してえらい!」とか「朝ちゃんと起きてえらい!」とか、
日常のさりげない行動について何かと「えらい!すごい!」とヨイショして肯定して応援くれるキャラクター。
つまり、皇ペンちゃんというよりも肯ペンちゃん、肯定ペンギンだったんですね。
何でも否定から入ることの方が多い世の中ですからね。
「頑張ってあたりまえ、どこまでやってもまだまだ足りん!」
そういう風潮に疲れてきたんでしょうね。
全肯定ツッコミなんて漫才まで流行る時代ですから、今の世情が求めているキャラのように思えます。
運転席横には
今やコラボラッピング電車では定番となりつつある車掌さん?も乗っています。
行先表示器にはカラーLEDのキャラクター入り、
こういうドット絵は山手線や江ノ電の月替わりや季節毎のデザインは見たことがありますが、関西では見かけませんね、
あっても京阪さんの新型の特急マークくらいでしょうか、行き先標では初めて見るように思います。
一見見落としそうなところにもイラストが。
あと、肝心の車体サイドのラッピングなのですが次回以降にまた紹介したいと思います。
まだ見ていない方、乗車していない方、運行終了まであと僅かです、どうぞお見逃しなく。