JR宮島口駅から宮島行きフェリー乗り場までは、歩いてすぐ。
広島電鉄の宮島口駅が、フェリー乗り場近くへ移転工事中。
広電系列の「宮島松大汽船」が早く出港するが、「JR西日本どこでもきっぷ」を持つ私は
「JR西日本宮島フェリー」一択。
青の宮島松大フェリーと入れ替わるように
朱色のJR西日本宮島フェリー 「みせん丸」が入港。
もう平日の15時過ぎだが、行きも帰りも乗船客は多い。
他に軽自動車1台を乗せ、すぐに宮島へ向け出港。
JR西日本宮島フェリーは、厳島神社の鳥居近くまで少し迂回する様に航行。
ご存じのように、鳥居は只今絶賛工事中。
厳島に着けば、何より先に宮島表参道商店街にある「牡蠣屋」という店で遅いランチだ。
ところが、尾道での失敗に学び、グーグルマップを見ながら店を探すが、いつの間にか通り過ぎている。
周辺を2〜3回行ったり来たりしたりして、空腹をこらえ焦る気持ちを落ち着かせて よーーーく 見てみると
ここが「牡蠣屋」でした・・・
事前に見た店の写真と全然違うよ(汗)
それにしても、尾道のベーカリーもだが、今どき流行りの店は「看板」をあえて出さないんやな。
とりあえず、場所は分かったので急いで中に入ると、店の間口からは想像出来ないほど、奥の方までステンレスの
カウンターが続いていた。
もう16時前なので待たずに座れたが、そこそこの入り。
お店の明るいお姉さんに勧められるままに
牡蠣屋定食をオーダー。
さらにお姉さんが、畳み掛けるように
「牡蠣グラタンだけは付いてないんですけど、好評なんですよー❤️」
腹が減っているのと旅で気が大きくなっているので、迷わず追加オーダー・・・
先に、これは定食に付いている「焼き牡蠣」が登場。
「不味いわけがない(笑)」
そして
例の牡蠣グラタン。
写真では分かりにくいが、焼き牡蠣もグラタンも、そこそこ身がデカい。
さすが牡蠣の本場。
最後は
牡蠣屋定食
牡蠣フライと牡蠣飯、店オリジナルの牡蠣オリーブ油漬(プラス焼き牡蠣)
もちろんフライは揚げたてで、どれも美味しい。
宮島に来たら「アナゴ飯」か「牡蠣」かと迷ったのだが、この店を選んで正解だった。
次は妻を連れて行きたいと思う。
と・・・
満足したところで、財布の中身を確認。
電子マネーの使えない所を巡るため、昨日現金を引き出したのだが、あちこち使って所持金は現在3千円ちょっと。
ざっと計算すると、御会計から少し不足している。
まぁ、クレジットカードがあるから大丈夫だが、一応 確認しておこうか・・・
アルバイトと思われる店の女の子を呼び止め
「ここ、クレジットカードOKだよね?」
「いいえ、使えません😄」
😨😱😨😱😨😱😨⁉️
あんな血の気が引いたの、いつぐらいぶりだろうね。
外国人にも人気の有名観光地だし、まさか・・クレカは使えるだろうと油断していた。
そしたら女の子が
「PayPayは使えますよー😇」
ホッとしたけど、あれで三年ぐらいは寿命が縮まったと思う。
後で食べログを調べたらクレカ不可だったので、私の確認不足だ。
牡蠣屋
腹もいっぱいになったので、厳島神社方面へ歩く。
潮が引いていたので、浜へ降りる。
厳島神社は2回目だが、1回目は潮が満ちていたので今回初めての経験。
足場に囲まれた鳥居も、長い歴史から見たら貴重な光景。
明るいうちに広島市街へ入りたかったので、厳島神社には行かず再びフェリー乗り場へ。
宮島は、修学旅行の生徒が多かった。
君ら、修学旅行に行けて本当に良かったな・・・
私も高校時代で覚えている学校行事は修学旅行ぐらい。
今でも、なんで学校があそこに決めたのか不思議なんだが、私達は秋田県の田沢湖近くにある
「劇団わらび座」の本拠地が修学旅行先だった。
大きな劇場を中心に、劇団員が住む自宅兼練習場が囲むように建っていて、各クラスの生徒がそれぞれの家で2泊もしながら
「ソーラン節」のダンスを練習するという内容。
そして最終日は、劇場でクラス対抗のダンス発表会という地獄が待っていた。
前向きに自ら進んでやるなら話は別だが、あの年頃の男子女子が、いきなり「ソーラン節」を練習すると言われて
「ハイ!わかりました🤗」とか言う訳がない。
悪いことに、その時 私はクラス委員をさせられていたので、まとめるのにメチャクチャ苦労した。
ハッキリ言って、初日はグダグダのまま終わった。
しかし、あんまり私が落ち込んでいるのを見て、クラスのワル連中が
「おい大丈夫か?悪かったな、明日はちゃんとやるよ」
と言ってくれて、次の日は見違えるように積極的に練習に参加してくれるようになり、最終的には
そのクラス対抗ダンス発表会で優勝した。
修学旅行は、学生時代の思い出作りには、本当に良い機会だと思う。
再びフェリーに乗るが、どうやらここで日没を迎えそう。
広島電鉄の「旧京都市電」の写真を撮りたかったが、そこは次の機会と諦めて広島駅へ向かう。
以前も紹介したが、広島駅の新幹線口にある
「みっちゃん総本店」で夕食。
人気店だから、しばらく並んでからカウンター席へ案内される。
なかなかのボリュームでもちろん美味しいのだが、1つ気になったのは、レギュラーサイズがそこそこ大きいので
半分ぐらい残して帰る客がちらほら居るのだ。
やはり、いくらお金を払っているとはいえ、アレはあまりに勿体無さ過ぎる。
行かれる方は、サイズにご注意を。
みっちゃん総本店
ここから、芸備線に乗って次の宿泊先 三次へ行く。
非電化単線だが帰宅ラッシュ時間ということもあり、上深川駅までは都市近郊路線の雰囲気。
下深川駅 上深川駅でそこそこの下車があり、ようやく座れた。
明かりの少ない夜の車窓をぼんやり見ながら、1時間ほどディーゼルカーに揺られて到着した三次駅。
下りたのはほんの数人。あまりに少なかったのでビックリした。
コンビニで明日の朝食を調達したかったが、見回した範囲に見つからず、仕方なく駅から10分ほど歩いて宿泊する
ビジネスホテルへ向かうと、道を挟んで反対側にドラッグストアがあったので、夜食と明日の朝食を調達してから、
チェックインした。
明日は
6:55発 備後落合行きに乗り遅れると、先の計画が全てオジャンになるので、
早々に寝る。
つづく