2両の角目ーEF81 451と452号機History | ゆうづるのブログ

2両の角目ーEF81 451と452号機History

こんばんは。ゆうづるです。

 

タイトルの2両は関門トンネルの輸送力増強のために1991年2月に製造された機関車です。

前々年にEF81 501~503号機が製造された直後の増備だったので同じスタイルと塗色で登場するのか?とばかり思っていました。

ところが…

落成した姿を見た時「!」と思ったことを鮮明に覚えています。

前照灯と尾灯がコンビになって前面下部に配置され、ボディ下部にはブルーの帯が配された何とも独特なスタイルだったのです。

同時期に日立で製作されていたEF200の部品を流用したのか?と思ってしまいました。

 

2両は落成後門司機関区に配属され、同僚のEF81に混じって活躍を始めました。

翌年にはさらに453~455号機 が追加増備されましたが、この3両は何故か従来のスタイルで製造されましたので先輩格の451と452号はスタイル的には「異端児」のような形となってしまったことは皆さんご承知の通りかと思います。

 

その後関門トンネル区間は輸送力増強の絡みでEH500に統一され、経年の浅いEF81のうち453~455号機は富山機関区に転属となりましたが、451と452号機はそのまま門司に残る形となりました。

推測ですが、特徴である下部に配置された前照灯が豪雪地帯である日本海縦貫線では視認性が悪くなるため転属対象から外されたものと考えられます。

様々な事情はありますが、結果として451と452の2両は門司機関区一筋で活躍することになります。

あと数年でその活躍に終止符を打つことになり、青白ガマということであまり注目を浴びる存在ではないですが164両製造されたEF81の中で唯一スタイルの違う機関車として特筆に値する存在ではないでしょうか?

もし九州に出掛けてこの2両を見かける機会があれば、「なんだ青白ガマか…」と思わず、九州唯一の貴重なカマだと思って温かい目で見守ってやってほしいとEF81好きのおじさんは思います…(笑)

 

配置から現在までの雄姿をご紹介します。

1991年5月 (452号は再掲で恐縮です…)

 

1994年1月 前位452+次位451号機(8mmアナログビデオからのキャプチャー画像で画質劣悪ですが御勘弁下さい…)

 

2007年4月

 

2018年5月

 

 

2019年6月

 

2021年5月・7月

 

最後にナンバー・製造銘板をどうぞ。

 

長くなりすみません。

それではまた。