鉄コレ第31弾が本日発売となったため、早速購入してきました。個人的な目玉は03系の譲渡車2種。

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BOX買いした箱の中身は、北鉄03-839、03-829、熊本03-137、03-837の4両。北鉄03系は片方だけシークレットでかつ両方とも03-100が入っていました。ちなみに、これと逆で両方とも03-800が入っている例もあるようです。鉄コレ29弾の名鉄グレードアで散々な評判だった、シークレットが1箱で揃わない事案、再び。

【追記】

通常品とシークレットをどうにかしました。


日比谷線帯のシークレットがとんでもない相場価格になっているのは言うまでもありません。




まずは熊本電気鉄道03形から。

熊本電鉄の03形は、譲渡車で唯一日比谷線帯を保っています。また、方向幕が3色LEDのままなのも熊本電鉄の特徴。見た目の印象は日比谷線そのもの。


03-100

電動車に改造されているのが特徴。


特徴的なダブルパンタの屋根も再現されています。


熊本電鉄と北鉄に譲渡された車両は号車番号がそのままの状態で使われているのが特徴。ただ、03-137Fのみ譲渡後に号車番号入れ替わっており、03-137は8→1に、03-837は1→8になっています。奥の北鉄03-139は8号車のまま。


03-800

こちらは大きく改造されていないようです。





続いて北鉄03系。

シークレットは日比谷線帯の03-129Fでした。実際にこの姿で数日のみ運用入りしています。帯と車番以外にも、行先が通常品とシークレットで異なっているのが特徴。




03-800
床下機器は知りませんが、車体は日比谷線時代と大差ありません。北鉄では半自動ボタンが追加されています。(印刷表現)



03-100

アンテナ台座はモールド表現。


熊本電鉄(奥)と比べると配管の配置やパンタグラフの位置などにかなりの差があることが分かります。

同様に妻面もかなり異なります。




スカートは連結器胴受と一体になったパーツを使用。専用品のため、よく似ています。


手前から熊本、北鉄、メトロ(マイクロ)

クーラーは北鉄、熊本ともに交換されています。熊本のクーラーの出所は知りませんが、北鉄のクーラーは後年03-135、136Fで使用されていたクーラーによく似ていることから、発生品を転用したものと思われます。


前面の方向幕と車番は何と別パーツ。クリアパーツに印刷してあるため、頑張れば点灯化も可能。


やはり角型ライトにやや弱いのが鉄コレの課題。

今回は枠とテールが印刷済。テールの印刷はなくていいかな。



付属品

台車枠とアンテナが付属しています。なお、アンテナが付属しているのは一部現存している北鉄のみ。


03系の先駆者であるマイクロとの比較。

前面(1番右がマイクロ)

どっちもよく似てると思います。ただ、鉄コレはVVVF車であることを示すVのマークが省略されているのが残念。(譲渡後に03-139は剥がされているようです)


側面(上:マイクロ 下:鉄コレ)

鉄コレには転落防止幌が付いています。

床下機器は適当に違いますが、多分譲渡に伴って改造しているようです。



台車(上:マイクロ 下:鉄コレ)

共にSS035/135台車ですが、かなりの差があると思います。言わずもがな、マイクロの圧勝。



妻面(1番左がマイクロ)

手摺りの有無や貫通扉の有無が異なりますが、共に正解の模様。



屋根(1番右がマイクロ)

クーラーの差異は前述の通りです。あとは色味が違う程度。




以上、鉄コレ第31弾より03系譲渡車の紹介でした。