2030年頃の北海道新幹線札幌延伸に向け、東北新幹線の更なる高速化の試験に供されているE956系『ALFA-X』。2019年5月頃に試験走行を開始し、主に深夜帯の東北新幹線仙台~新青森間を中心に、試験走行をする姿を眺めることができました。東北新幹線を走る高速試験車両は、2008年から2009年あたりまで活躍した『FASTECH360』以来となります。
ところが、この『ALFA-X』はもう間もなく、試験車両としての使用期限を迎えることとなります。デビュー当初、2022年3月頃まで使用するという旨の記述を、どこかで見たことがあったためです。10年少々前まで活躍した先代の『FASTECH360』も概ね5年程度の活躍であったことから、これと同期間の活躍になることを鑑みれば、『ALFA-X』も余程のことがない限りは年内に試験終了、そして廃車解体と考えても良いと思われます。
新幹線絡みの引退に関しては、山形新幹線のE3系『とれいゆつばさ』が既に公表され、当ブログでも挙げておりますが、営業運転に供されないE956系『ALFA-X』の試験走行終了に伴う引退に関しても、把握しておいた方がよさそうです。