熊谷から520円 地図式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和53年4月に高崎線熊谷駅で発行されました、「熊谷から520円」の地図式乗車券です。

 

 

新潟印刷調製の券となります。

 

当時は熊谷も東京山手線内の適用を受けており、熊谷~東京山手線内の運賃はこの乗車券と同額の520円でしたが、「熊谷⇔東京山手線内」の乗車券が別に設備されており、この乗車券は東京山手線内と同一運賃でエリアを外れる駅を着駅とする乗車券で、東京山手線内のエリアは細線で描かれ、同一運賃の最短の着駅は三河島、浅草橋、新日本橋、大久保で、いずれも東京山手線内のエリアの隣の駅となっています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

新潟印刷調製の券ですので券番は5ケタとなっており、当時の東京印刷調製の地図式乗車券では裏面への発駅と運賃の印刷は省略されておりましたが、新潟印刷調製の券では省略されておらず、「熊谷から520円」の記載があります。