B.B.BASE

自転車を解体せずに持ち込める列車として2018年に運行開始した「B.B.BASE」。
週末を中心に、両国駅発着で、内房、外房、銚子、佐原・鹿島などへ運行されています。
(現在は冬期運休中☃️)
 
乗車するには「びゅう」旅行商品の申し込みが必須でしたが、乗車率が悪いのか2021年9月から1号車と2号車が指定席券として発売されることになり、乗りやすくなりました。
 
指定席券はSL銀河海里などと同じ840円。
 
 
※なお、2022年3月から「びゅう」旅行商品はなくなり、全車指定席として発売されます。
(すべての座席で、自転車を解体せずに持ち込みできます。)
 

  大胆なデザインの外観

B.B.BASEの車両は、209系電車を改造した6両編成。
房総エリアの普通列車もE131系電車が投入され始めましたので、209系電車も徐々に数を減らしていくようです。
 

 
前面はさほどでもありませんが、側面は車体全体を使った大胆なデザイン。
01、02というのは号車番号。B.B.BASE(BOSO BICYCLE BASE)のロゴマークも大きいです。
 
 
フリースペースがある4号車は、窓やドアが埋められています。
あまりに工作感が目立つので、大きな自転車のデザインが施されています。
 
 
それでは、車内も見ていきましょう。
 

  ゆったりした座席 おすすめの座席番号は?

車内は通路をはさんで、2人用と4人用のボックスシートが並びます。
背もたれの後ろにある銀色の柱は、自転車を固定するための装置です。
 
 
4人用のボックスシート。
座席間隔や幅もゆったりしていますが、ひじ掛けは跳ね上げできません。
 
 
2人用のボックスシート。
こちらも同様です。可動式の枕までついています。
 
 
ここで気になるのは、開閉不可の大きな1枚窓と、開閉可能な窓があること。
どうせ乗るなら、視界を遮られることがない、大きな1枚窓の席がいいですよね。
 
大きな1枚窓のおすすめ座席は、どの座席番号なのか公開されていないので、読者の皆様にこっそりお教えします。
2人掛けボックスシートでは1~5号車2ADと6号車6AD」、「4人掛けボックスシートでは1~5号車5ABCDと6号車3ABCD」が大きな1枚窓でおすすめ座席です。
えきねっとでもボックスシートの座席指定ができるようになりましたので、挑戦してみてくださいね)
 
好みは分かれますが、車端部には横並びのペアシートもあります。
こちらの窓は1枚窓ですが、連結部分の前なので音と揺れでなんとなく落ち着きません。
1~5号車7AB(両国発の列車で進行方向になる)、6号車1CDです(両国行の列車で進行方向になる)が、こちらの座席となります。
 
 
窓側にはコンセントも設置されています。
 
 

  その他の車内設備

実際に自転車を立てかけた様子がこちら。
(自転車を解体せずに持ち込み可能な、3~6号車で撮影。)
 
なかなか迫力ありますね。
前回乗車した際に、実際に自転車を固定してみましたが、案外簡単に固定できるのに驚かされました。
 
 
4号車はフリースペース
B.B.BASEの映像が流れたり、相席になってしまった方の避難スペースになっていました。
 
 
コースにもよりますが、乗車時間が2~3時間になりますので、2号車と4号車には、お手洗も設置されています。
 
 
車内で自転車を取り回すことを考慮して、蛍光灯はむき出しではなく、カバーで覆われています。
 
 
ビンディングシューズでも歩きやすいように、床には滑り止め加工が施されています。
 
 
後編では、実際の車内の様子をお伝えします。
 
 
 
↓鉄道模型もありますが、プレミア価格になっているようです。