第1460回('21) 近鉄吉野線を乗り鉄・降り鉄(1)    | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
2021年11月12日~14日、2泊3日の日程で、主に近鉄吉野線と阪和線の乗り鉄&降り鉄の旅に出かけました。
2泊3日と言っても初日は大阪のホテルへ移動しただけですが…。
2日目は近鉄の期間限定フリーきっぷ『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』(1,000円)を利用して奈良県南部の近鉄吉野線や近鉄大阪線方面を乗り鉄・降り鉄していき、最終日の3日目はJR西日本の『秋の関西1デイパス』(3,600円)を利用して主に阪和線方面を乗り鉄・降り鉄してからJR神戸線で帰宅しました。
また、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、私自身も8月下旬から9月上旬にかけてワクチンを接種しましたが、今までと変わらずマスク・手洗い・アルコール消毒といった感染対策を徹底いたしました。
 
今回は初日と2日目序盤の内容です。
初日の金曜日は仕事を終えてから出発し、大阪・天王寺のホテルへと移動しました。
2日目は早朝に近鉄の大阪阿部野橋駅からスタートして、一気に吉野駅まで移動してから1駅ずつ戻っていきました。
近鉄線内は『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』を利用しました。
  
今回の日程 【その1】    2021年11月12日  (金)    
 
加古川1921(JR神戸線・新快速)2013大阪2017(大阪環状線内回り)2037天王寺  
  
【宿泊】   
  
金曜日は仕事を終えてすぐに帰宅し、夕食と準備を済ませてから自宅を出発して加古川駅へ。時節柄、もう暗かったです。
 
 

 
加古川駅では『ICOCA』で入場し、19時21分発のJR神戸線上り新快速・野洲行きに乗車しました。223系4連+8連で、私は最後部車両(8連側)に乗り込みましたが窓側席は全て埋まっていたため私は通路側席に座りました。道中はひたすらスマホを操作していました。明石駅からは立客も増えてきましたが、三ノ宮駅で大半の乗客が入れ替わりました。私の隣の窓側席の乗客も下車したため、私は窓側席へと移動しましたが、通路側席はすぐに埋まりました。三ノ宮駅からも立客が一定数いる状態が続きました。私は変わらずスマホをいじっていました。そして私は20時13分に到着した大阪駅で下車しました。
 
 

 
大阪駅到着後は天王寺駅を目指します。橋上階を経由して大阪環状線ホームへと移動しました。内回りも外回りも所要時間はほぼ同じですが、外回りは京橋まで混雑するのがイヤで、全体的にさほど混雑しない内回りを選択しました。という事で、既に入線していた20時17分発の環状内回り電車(各駅停車)に乗り込みました。323系8連で、乗ったのは最後部車両でしたが立客が結構いて、私はドア脇のポジションも取れずにドア部分で立席になりましたが、これでも外回りよりはマシですw 発車後はスマホを操作していましたが、1駅目の福島駅で一定数の客が下車したため、ドア脇のポジションを確保しました。その後は夜景を眺めながら移動時間を過ごし、大阪環状線を半周して天王寺駅で下車しました(20:37着)。
 
 

 
天王寺駅で下車後は改札を出て、日本一の高層ビルである「あべのハルカス」にある近鉄の大阪阿部野橋駅へと移動しました。そして特急券売機で翌日に使用する近鉄の期間限定フリーきっぷ『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』(1,000円)を購入しました。この1日乗車券は大阪府・奈良県・京都府内の近鉄線が1日乗り放題で1,000円という、私みたいな乗り鉄のみならず、片道500円を超える区間を往復しただけでも元を取れる凄いきっぷですが、近鉄駅で使用日の前日までしか発売しないのがネックでした。私は近鉄沿線に住んでいないため、きっぷを購入するにあたり前日に近鉄沿線入りする必要があったため、前日スタートの日程を組んだ次第です。今回は土曜日に近鉄、日曜日にJRを乗り鉄しましたが、結果的に土曜日と日曜日の行程を入れ替えてもよかったかもしれません。しかし、今回はJRより近鉄に乗りたかったため(もし土曜日にトラブルがあっても日曜日にリベンジできる可能性があるため)、これで良かったと思います。
 
きっぷを購入後はコンビニで買い出しをしてから駅近くのホテルにチェックイン。翌日は早朝スタートになるため、すぐに入浴を済ませて22時頃に就寝しました。
 
 
今回の日程 【その2】    2021年11月13日  (土)  【序盤】    
 
大阪阿部野橋526(近鉄南大阪線)557古市558(南大阪線→吉野線)716吉野737(吉野線・上り急行)739吉野神宮809(急行)811大和上市841(急行)844六田918(急行)920越部950(普通)953下市口   
 
【中盤へ続く】   
 
この日は4時に起床し、朝食を食べてからホテルをチェックアウトして、まだ人が少ない大阪阿部野橋駅へ。自動改札機に『近鉄1dayおでかけきっぷ(大阪・奈良・京都版)』を通して入場し、5時26分当駅始発の近鉄南大阪線下り普通・古市行きに乗車しました。車両は前から丸屋根車の6020系3連+角屋根車の6400系2連の5両編成で、私は最後部車両(6400系)に乗り込み、着席しました。発車時点で大半の座席が埋まりましたが、夜勤や遊びからの朝帰り客が多い感じでした。
 
 

 
電車は定刻に大阪阿部野橋駅を発車しました。まだ暗いので私はスマホを操作していました。電車は1駅ずつこまめに停車しながら郊外へと進みましたが、停車駅ごとに乗車率が少しずつ下がりました。乗ってくる人より降りる人の方が多かったです。そして定刻の5時57分に終点の古市駅に到着しました。
 
 

 
古市駅ではすぐの接続で同じホーム反対側に停車している当駅始発の下り普通・吉野行きに乗り継ぎました。丸屋根車の6200系4連で、私が乗り込んだ最後部車両はガラガラで、余裕で着席できました。大阪阿部野橋発の列車から乗り継いだ人は意外に少なかったです。
ようやく明るくなってきたので、道中は車窓風景を眺めました。山間部を走り、大阪府を出て奈良県に変わると盆地に出ました。また、奈良県に入ると少しずつ乗車率が上がってきました。そして橿原神宮前駅からは吉野線に直通しますが、発車時点で半分ほどの座席が埋まる程度の乗車率でした。吉野線は単線かつ線形が悪いため、速度が上がりませんでした。また、主要駅ごとに乗客が減少しました。吉野口駅からは山間部を走り、大阿太駅を過ぎると吉野川沿いを走りましたが、霧で視界が悪かったです。大和上市駅までにほとんどの客が下車したため、私が乗っている最後部車両は他に乗客がおらず、貸切状態になりました。大和上市駅を発車後に撮影スポットになっている吉野川を渡り、山間部を南下すると定刻の7時16分に終点の吉野駅に到着しました。下車客は10人もおらず、私以外の人はすぐに吉野山方面へ去っていきました。霧は出ていましたが、消えかかっていました。
 
 

 
吉野駅は2009年以来3度目の訪問で、以前とほぼ変わりありませんでした。紅葉のシーズンですがまだ早朝という事もあり、駅や駅前には人がほとんどいませんでした。
 
 

 
私は吉野観光をせずに引き返して、1駅ずつ順番に下車していきますw 駅舎と駅前を撮影後は改札内へと戻り、『さくらライナー』で運転される先発の特急(吉野発車時点で乗客ゼロ)を見送ってから続行で7時37分に発車する急行・大阪阿部野橋行きに乗車しました。吉野線と南大阪線を走破するロングラン列車です。先ほどの折り返しの6200系4連で、最後部車両は今回も貸切状態でした。もしかしたらこの列車の乗客が私だけだったかもしれません。発車後は座席から車窓風景を眺めて過ごし、次駅の吉野神宮駅で下車しました。吉野神宮駅は2面2線の駅ですが、かつては2面3線で、吉野川方面へ引込線が分岐していました。駅前は住宅地で、南側には吉野神宮の大鳥居があります。吉野神宮は約1km南西の山中にありますが、時間がなく参拝できませんでした。
 
 

 

 
吉野神宮駅では8時09分発の大阪阿部野橋行き急行に乗車。6020系4連でしたが、南大阪線系統には旧型の丸屋根車が多く残っていますね。私は最後部車両に乗り込みましたが、誰も乗客がおらず今度も貸切状態でした。着席して、道中は吉野川などを眺めましたが、吉野川の霧は取れていました。そして吉野川を渡り終えてすぐに到着した大和上市駅で私は下車しました。大和上市駅は立派な駅舎を有していますが、特急停車駅ながら1面1線のみで、2021年1月に無人化されました。駅舎や駅前を撮影していると、橿原神宮前方面からの列車が到着し、多くの登山客が下車しました。そのほぼ全てがバス停へと移動して、大台ヶ原などへ向かうバスを待っていました。
 
 

 

 
大和上市駅からは8時41分発の急行・大阪阿部野橋行きに乗りました。角屋根車の6620系4連で、この電車も最後部車両は貸切状態でした。私は着席して、道中は水分補給をしつつ吉野川の景色を眺め、次駅の六田駅(むだえき)で下車しました。六田駅は観光地に乏しい地味な駅ですが、運転上の拠点駅であり、車庫が併設されています。しかしながら無人駅でした。駅前には国道169号が通っており、交通量は多くないものの自動車が次々と高速で駅前を通過していき、危険でした。
 
 

 

 
六田駅では9時18分発の急行・大阪阿部野橋行きに乗車しました。今度も6620系4連で、今回は最後部車両に2人いて、六田駅からも私を含めて3人が乗車したため、貸切状態ではありませんでした。それでもガラガラなので着席し、道中は吉野川などの風景を眺めました。そして私は1駅目の越部駅で下車しました。越部駅も住宅地にある地味な駅で、無人駅です。駅前は手狭でした。少し北側を国道169号が並行しています。
 
 

 

 
越部駅からは9時50分発の普通・橿原神宮前行きに乗車。データイムは南大阪線との直通運転が中止になり、線内運転になりますが、4両編成は維持されています。6020系4連で、最後部車両は数人が座っていました。私も着席して住宅地の風景を眺めて過ごし、次駅の下市口駅で下車しました。広い構内を有する有人駅です。駅前は市街地になっています。駅前からは大和八木駅や天川村の洞川温泉へ向かう路線バスが発着していますが、大和八木駅方面へは吉野線が大回りする関係でバスが健闘しているようです。
 
  

 

 
この後も近鉄吉野線の乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません  
 
 
(参考:Wikipedia)