日本ユニシスが提供する、「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」、通称「Eパレ」。
これを見るためにパークに来たというやつです。
ということで、シンデレラ城前にやってきました!
まともに写真を撮るのは本日初めてです。おい!!
これからパレードが始まるので、観覧場所に移動します。
30分前には場所に行って座るということを聞いて、
もうそれ以降は勝田さんについていくだけ。
もう目が本気だったからね。あースイッチ入ったなこの人って。
園内ではステージショーが2件あるんですけど、
このどちらも抽選に外れて観覧できなかったんです。
8000円払ったのに見れたり見れなかったりするというからかなしいですねぇ。
シーに行ったとき、Big Band Beatに当選したのは実はすごい運が良かったのでしょうか?
勝田さんの目指した観覧場所は30分前の時点ですでに満員。
物理的にはスペースがあれど、
間隔を空けるために座っていい白丸が限られていて、ほぼ埋まっていたのです。
やっぱりガチ勢の上にはガチ勢が居るんですねぇ。もうこれを見るためにずっとここで待っていたのでしょうか。
そして直前にまったり飯食ってる場合じゃなかったぜ…とちょっと反省ポイント。
ということで場所を変更せざるを得なかったのですが、対応してくれたキャストさんがここなら見れますよと、近くの別の観覧スペースまで案内してくれました。いやー助かりました。
近くに同じように場所取り失敗した家族連れが居たんですが、
父親が場所取りに失敗して、なんとかそこそこ見えそうな場所に座ったんだけど、
あとから来た母親が、なんでこんな場所選んだわけ!って不機嫌になって言い合いをはじめて、ちょっと勘弁してくれよ……とか思ったり。
パレードが見れないという最悪な状況を回避してできる限りのことをやったのに、100点じゃなかったときに文句言う人って、
ちょっと共感性羞恥があってしんどいんですよね。
でもシンデレラ城の向こう側の照明が消えて、明るいフロートがみえてくると、
みんな静かになってよかったなと思いました。
こういう時に何か吸い込んでいくような力場を感じますよね。
実際に見て一番面白かったのはパレードの導入部分、イントロだったかもしれません。
パークの中をパレードの一団が走ってくるわけですが、これってパレードの通過位置以外は通常営業してるんです。
で、パレードの到達時間って経路の場所場所によって違うじゃないですか。だからエリアによってパレードの開始時間が違うんです。
いわば、電車の接近に合わせて踏切が閉まって、電車が過ぎたら踏切が開く、というようなのと似た仕組みが、軌道回路とループコイルの違いこそあれどパレードでも行われているのです。
いや、当たり前かもしれないけど、全然当たり前じゃないんですよ。
50mくらい先の区画とではパレードの開始時間が違って、なのにパレードはどこから見てもちゃんと全て見れる!
そして我々のいる区画の明かりも消え、いよいよパレードがやってくるわけです。
この時、パレードのフロートからセリフなどが流れていて、
あの有名なバロックホーダウンは地上のスピーカーから流れています。これベースの音楽をアンダーライナーと呼びます。
こうすることによって、ベースの音楽の一部を聴いてもアンダーライナーのアレンジの一つみたいに聴こえて、どこにいてもパレードをしっかり楽しめるようになっているわけですね。
まぁ何はともあれ動画でご覧ください。
東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ!
ここですぐ裏の話をするのは野暮いので、
パレードの中身を少し紹介しましょう。
先頭はブルーフェアリー。
ピノキオに出てくる妖精なんですってね。
知らなかった……
杖を振ると羽根が輝き、光の魔法の世界に案内します。
Welcome...Welcome...
カメラの設定間違えてちかくのは撮れなかった…
なかなか見上げた先にいるのでいきなり迫力があります。
背後には光の騎士。
この騎士がかっこいいから写真いっぱい撮っといて!と言われる
こっち見てくれました。
2騎きました。
青白いい光に黄色い声。僕のマイクは高指向性なのでパレードの音しか聞こえない。
あっ!!
ミッキーのドリームライツ・トレインです!
運転しているのはグーフィ。
光のパレードだよ、いぇーい、あひょ!(知ってた)
連結された後ろのトレーラーには両陛下がおでまし。
まぁーすてき……
ドリームライツ、光の魔法だね! ハハッ!
この文字が点滅するんですけど、
このアニメーションがとても好み。
今もうLEDなんだろうけど、ネオン看板オマージュは素晴らしい、好み。
リニューアルされているとはいえ古き良き電飾のイメージがあります。
そして文字が切り替わるのもいい。
いろんな手札を隠し持っているような、魅力的なフロートだなぁと思いました。
(魅力感じるところ違う……?)
続いては、不思議の国のアリスから、
チシャ猫です!
アリスはいちどちゃんと全編見てるからわかるんだよね。小さい頃CMでこのパレードの目玉を見た時は怖かったんだけどさ。見たかったフロートのひとつ。
この顔だけ残して消える演出がとてもニクイ。
そこからもわっと現れる。
これ映画のまんまなんだなぁと。
アリスはカップのふちに座って手を振ります。
Hello everyone, そっから先は聞き取れなかったですね……
ここで気づきますかね?
さっきまで延々と流れていたバロックホウダウンが聞こえないんですよ。いつの間にかすり替わっているわけです。
後ろからはなんか緑のドラゴンがやってきましたよ!
「ピートとドラゴン」という、日本では劇場公開していない映画のキャラなんだそう。
勝田さんも、たぶんここでしか見かけないのではと。
実写映像にアニメーションを書き足している、メリーポピンズみたいなタイプの作品らしい。
少年はピート、ドラゴンはエリオット。
ピートは、It's a lot of fun! とっても楽しいね!みたいなことを言ってますね。
エリオットの鳴き声はピポピポ言ってます。
これは「ぼくは航空管制官」でゴーアラウンドやらかしたときの音(いいえ)
ピーターパンです。
ちょっとだけティンカーベルが出てくるのー!と興奮気味の勝田さんを横にしてティンカーベルを探さないわけにもいかないなぁと。
ティンク、見つからん……。
シチュエーションによって帆が変わるのが面白いですねぇ……。
演出こだわってるけど、だとするとちょっといなくなるのが早くてもうちょっと見たいなぁと思ったり。
お次はトイストーリー。
アンディという子供のオモチャが冒険する話。
ポテトヘッド夫人、なぜかインパクトがあって頭に残っている……。
次はアラジンとジーニーがやってきました。
アラジンと…ジャスミンか!
宮殿で踊ってます。
後ろのジーニーは七変化。
実写とか色々やったけど、
日本におけるこの作品は山ちゃんが作っているようなもんだし安心して見てられますね。
ディズニーシーにジーニーのショーが見られるシアターがあるんですが面白かったですよ……。
ラプンツェルです!
(見たことない)
なんかCMで見たことある風景だなぁと
勝田さんがラプンツェルにこっち向いて欲しくてキャーキャー言ってますが、マイクは拾っていません。
続いてシンデレラのカボチャの馬車。
もうちょっと引きで左を使えばよかったなぁと。
お手振りいただきました。
後ろにはボールルームに王子様が待っています。プリンス・チャーミングって名前がついているらしい。
前にいるのはフェアリーゴッドマザーというらしい。カボチャを馬車に変えた人。
なんかイケボのロウソクが来ました。
きょうフィルハーマジックで見たぞこいつ。
美女と野獣に出てくるルミエールというキャラらしい。城の給仕係でしたが、魔女の魔法で野獣ともども蝋燭の燭台にされてしまったのだとか。ほかにもポットにされたり置き時計にされたりと城の召使いたちは散々な目にあってるようで……。
後ろのフロートには、
美女と野獣の美女の方、ベルがいました。
どうやら人が多くて密になるプリンセスだけにしているようで、野獣のほうはいませんでした。野獣見たかったなぁ()
密になるのがハッピーエンドな作品ばかりじゃ仕方ないですよね……ヤックルに乗って会いに行くような曖昧な展開がニューノーマルのスタンダードになるのでしょうか。
アナ雪です。BGMもレリゴーです。
まだ見たことないんですよねぇ。
どっちがアナでどっちがエルサだっけ……?
ここからは、曲調が変わってきて、
バロックホウダウンとイッツアスモールワールドのマッシュアップみたいな曲が流れ始めます。
再び古参キャラのフロートが続きます。
ドナルドが船に乗ってやってきました!
普段はこのようにカラフルなのですが
イッツアスモールワールドからバロックホーダウンのサビになると
全体が白く輝きます!
これが全てのフロートでスッと変わるんだからすごいです。
で、戻る。すごい制御技術です。
後ろには勝田さん大好きなデイジーが。
気球に乗ってやってきたのはプルートです!
汽車には乗せてもらえんかったのか
ザ・ムーンのフロート、
ピノキオたちが乗っています。
カエルもいます。
ザ・サン、
こちらにはチップとデールが乗っています。
サビの白ライト。
残念ながらチップとデールの見分けがつかない……。
お手振りしてくれました。
そして大トリ。
presented by UNiSYS
日本ユニシスは2022年4月付でBIPROGYへの社名変更が決まっているので、
このユニシスフロートを見るのは、私にとって最初で最後になるかもしれませんね。
というかもう15年以上前に米国ユニシス社とは資本関係が切れているそうで。今はメーカー系というより独立系のSIerという立場なのでしょうか。
最初にあったような電子音をモニョモニョ流していくのでこれが流れていくと終わっちゃうんだなぁと。
日本ユニシスが提供する、東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ、いかがでしたでしょうか。
今回は交差点の道路に座って鑑賞していたので、フロートが通過し終わるとここが道路になるので即立ち上がって移動を指示されます。
ということで音楽が消えるまで撮るのはできませんでした。
これが道路脇のスペースだったらもうちょっとゆっくりできるのかもですが、そのためにはパレード開始前にしっかり陣取りをしておく必要があるのですね……勝田さんから何度も言われていたことをやっと理解しました……。
しかし本当にこのエレクトリカルパレードって素晴らしいですね。
キャラクターよく分からないけど、それでも面白いものを見ているということはわかります。
しかし一番面白いと思ったのが音ですね……。
以前「マツコの知らない世界」で浅倉大介さんが言っていましたが、
フロートから流れるセリフなどの音と、地上のスピーカーから流れるアンダーライナーの味付けがちょっと違って、
これを組み合わせて雰囲気を作っていて、パレードが最初から最後まで途切れずに一曲として完結するわけです。
そしてどこにいてもある程度のストーリー性がわかるようになっているのは指向性の高いスピーカーがフロートに積まれているからのようなのですが……。
詳しいことを書いているサイトがあってこれは面白いと思ったので紹介しましょう。
これはおそらく今回陣取った場所がアウトカーブだったために正面のスピーカーからの音が聞こえていたからで、インカーブからならまた異なった音響体験が得られたのではないかと考えています。
とはいえマイクで受信してみると後ろのフロートの音も聞こえるんですが、手前のフロートに注目しているとアンダーライナーの効果もあって、人間の耳がうまく取り除いているのかほとんど気にならないのでしょうね。
こうした技術的な制約に対して人間の心理的な特性から限界値を決めていく設計……面白いですね……。
とまぁ、全然夢とかない感じのことを喋ってしまいましたが、
こういうコンテンツをあらゆる技術で実現できるのは東京ディズニーランドならでは、と思います。いいもの見ました。
閉園は21時。あと1時間強あるので、少し空いたアトラクションを覗いていきましょう。
次回、最終回。
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