キハ40系列は重いのにパワーが無い | 停車場遍路の鉄道雑記帳(副)

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奥出雲おろち号が廃止される後継として観光列車「あめつち」の車両が候補にあがってました。木次線は出雲伝説の地を通りますから車両のコンセプトともマッチします。

でも、パワーが無いから急勾配がある出雲横田以南には入れないそうです。出雲坂根のスイッチバックを通れないのは致命的です。

今でこそ絶滅危惧種で注目されてるキハ40系列ですが、登場したころは「音のわりに加速が鈍い」ダメダメなイメージでした。高出力エンジンへ換装した車両もありますが限られています。

「あめつち」の車両はグリーン車扱いなのでキロ47ですが、元はキハ47でエンジン出力は220PSです。木次線のキハ120は330PSで車両重量が10tぐらい軽い。ダブルエンジン(180PSx2)のキハ52が木次線や大糸線に最後まで残っていたのは道理です。

奥出雲おろち号の廃止の理由は客車の老朽化とのことですから、急勾配区間は残った機関車で「あめつち」を押せばよいのではと思いますが。