タイトルは、上沼恵美子さんの歌より拝借しました。


今日は長いよwww


いや少し前ね。


1月12日の火曜日なんですけど、たまたまGAORAでドラゴンゲートの後楽園ホール大会を生中継してまして、久しぶりにまともに観てたんですよ。


もちろん知ってる選手も沢山出てはいるんですが、昨年デビューした6人の躍動感が凄くてですねぇ。


その中でも特に2世レスラーの飯橋兄弟と、成人式を迎えたばかりの藤原拓磨選手が印象に残りました。


で、メインイベントだと思っていた6人タッグでヒールユニットの仲間割れがあったりして、プロレスっぽいなぁと思っていたところに当日の流れに全く関係のないドラゴンダイヤ選手が登場し、中軽量級の“ブレイブゲート”のベルトを掻っ攫った上で、翌日にはタッグのタイトルに挑戦するぞとブチ上げてこの日のエンディングとなりました。


それにしても展開が速い速い。


昔のドラゴンゲートもこんなスピード感があったと思うのですが、ここに来てストーリーの中心も2015年以降にデビューした若い世代に移って来ています。


まだ30歳そこそこのEitaあたりが大ベテランに見えるリング上。


歴史的にショッキングな分裂がしばしば起こるドラゴンゲートなんですが、その度に何事もなかった様に復活する団体でもあり、令和に入っても上手に世代交代してはるなぁと感じました。


最近ね。


“オタキング”こと岡田斗司夫さんの動画を沢山観てまして。


それだけでエンターテイメントとして成立している“機動戦士ガンダム講座”をメインに視聴しているのですが、この方の社会学的な解説動画も面白いんですよね。


で、最近特に感銘を受けた2本のうちの一本がこちら。

“予言します”ってフレーズを使うと一気に胡散臭くなりますが、現状既に起こっている事象に分析を加え、これからの社会の在りようを予想しているお話ですので、未来を見てきたとかそう云うオカルト的なお話ではございません。


こういう考え方もあるのかとご覧いただければ幸いです。


この中で最も印象に残ったのが


“美しいもの・清潔なもの=正義”

“汚いもの・不潔なもの=悪”


という風潮の考察です。


確かに最近の“餃子の王将”の皿は欠けて無ぇなぁ…なんて考えながら、もう一つ思ったのが、“存在しない事にしておく・見なかった事にしておく”文化も廃れつつあるなぁと云う点です。


見てない事にしておくなんて文化は、例えばある時代までのマンガやドラマでよく用いられた表現で、幼い男の子が、


「ねぇママ〜、あのおじさん真冬なのにパンツ一枚でニコニコしながら歩いてるよ〜‼︎」


と、嬉々として母親に報告をした途端


「〇〇君見ちゃいけません‼︎」


なんて注意して駆け足で立ち去るなんてのがあったと思うんです。


社会にはある一定数、我々側の“規格”“常識”から大きくはみ出してしまっている人が居て、平成の真ん中辺りまでは“それは仕方が無い事なのだ”と許容されている部分がございました。


実はこの文化、正確には無くなってはおりませんで、リアルに目の前で珍妙な人に出会ってしまったら、目線を合わせずにその場を立ち去ると云う選択肢を選ぶ方が大多数かと思います。


平成終盤〜令和が違うのはここに続きがある点でして、貴方も手にしているであろう高性能なカメラ付きのスマートフォンでこっそり画像なり動画なりを撮影し、


“阪急電車の中で延々とドアを蹴り続ける猛者が登場‼︎”


なんてキャプションを付けてツィッターで拡散してしまうんですよね。


またもや最近撮り鉄さんのご乱行が話題になってましたね。


この事象そのものについて語る気は全く無いのですが、撮り鉄のマナー的なもので云えば昭和50年代ぐらいまでの方がヤバかったよ、なんてお話が出るのも毎度のことです。


では、なぜ近年になってこんな事になっておるのか?


平成の中頃までは、“見なかった事”にしてもらえる存在だった撮り鉄が、最近は一般社会から駆逐すべき対象になっているのでは無いかと。


世間の人に言わせれば、


“点字ブロックを塞いで“

”駅員に暴言を吐き“

”一般客を威嚇する”


撮り鉄は、排除・駆逐すべき汚いもの=悪であると云う図式が成立します。


その上で、直接注意は出来なくても、手に持っている便利な板で“排除すべき対象を発見した‼︎”と報告を上げればその声が鉄道会社に届き、有料で隔離して一般客から遠ざけ、檻の中で思う存分暴れてもらうと云う発想に至るのだと思います。


それにしてもドラゴンダイヤですよ。

時代が変わったなぁと思ったのが、我々の常識からするとマスカラ・コントラ・マスカラで負けてマスクを剥がされた選手ってーのは、リングネームも本名に戻されるはずなんですよ。

しかしながら先日の後楽園でスケートボードに乗って颯爽と現れた彼は、そのままドラゴンダイヤでやっていくそうなんです。

昨年の3.3日本武道館で行われた“ジュリアvs中野たむ”の敗者髪切りマッチ後の悲壮感の無さと言い、このポップさが令和なんでしょうね。

書いているうちに、撮り鉄(に限らず鉄道に関する趣味人)はどうすれば社会に受け入れてもらえるのか?についてのアイデアが溜まって来ましたので、明日に続けます。