〈5〉「年越し太平洋フェリー前編 塩釜→仙台港」2021年冬北海道&東日本パス旅 | きっぷのブログ

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ゆるくやります

 

昨日は大寒。一年で最も寒いとされる時期。

かと思えば次は立春。春は近い。

 

二日目の夜18時

 

 

太平洋フェリーに乗船するために仙台港へ向かう。最寄り駅は多賀城駅もしくは中野栄駅。

塩釜駅だと2倍の距離を歩かなければならないので、塩釜駅から800メートル西にある西塩釜駅まで歩き、仙石線で二駅先の多賀城駅で降りてまた歩くのが最善と判断。

 

 

塩釜→西塩釜

 

雪がないだけで歩きやすい。

 

 

西塩釜駅

 

階段を上がろうとしているときホームに列車が入ってくる音がした。思ったよりも段数が多く息が切れる。

なんとか改札までたどり着き北海道&東日本パスをチケットケースから取り出して自動改札機に投入。

階段を駆け下りてホームに着いた瞬間列車の扉が閉まってしまう。車掌から見えていたと思うがドアは開くことなく無情にも列車は走り去った。まあ、この時間帯の仙石線は毎時6本やってくるので問題ないし逆に車掌がドアの再開閉をしたら駆け込み乗車をした迷惑な客として周りの乗客から白い目で見られるところだった。危なかった。

 

 

[24本目] 仙石線 西塩釜→多賀城

 

車内では多賀城駅から仙台港までのルートをスマホで確認しているうちに到着。

 

 

多賀城駅は2面3線にみどりの窓口もある主要駅。

ホームは高架の上にあるので仙台港方面も見える。

 

 

下車印を押してもらい多賀城で2日目の列車は終了。

 

2日目 乗車本数10本

新青森→青森→弘前→大館→盛岡→紫波中央→矢幅→一ノ関→小牛田→塩釜・・・西塩釜→多賀城

 

 

多賀城駅を出て南下し2.5キロ先の仙台港を目指してキャリーバッグを引き回しながら急いで歩く。

駅前の橋を渡ってすぐ路駐している車が5台ほどが見えて近くの駐車場は10台ほどすべて埋まっていた。

大晦日なのに何かあるのかと思いながら歩くとドミノピザの行列だった。仙台の人は大晦日にはピザを食べるのか。

 

さらに歩くとイオン多賀城店がある。時間はないがおにぎりを急いで購入した。列車に乗車している間は買い物できるとは限らないので非常食をカバンに忍ばせておく。今夜の夕食は太平洋フェリーのバイキングと心に決めていたので控えめにしておいた。

 

 

寄り道をしていたら40分かかってしまう。19時10分仙台港到着。

 

 

フェリー乗り場の搭乗橋があるので全貌を写すことを難しい。そう言えばフェリーの写真って大抵、外洋を航行中にヘリコプターで空撮したものがよく使われている。とんでもない金持ち以外そんな画角で取れないのでフォルダにあるフェリーの写真はこんな写真ばかりだ。今度は撮り鉄ならぬ撮りフェリーをしに行くのもいいのかもしれない。

 

そんなことはさておき、乗船券発券カウンターへ行き遅れてしまったことを謝罪の上、予約してある名前を伝える。着くのが遅れたため予約時に入力した家の固定電話に電話を入れたと伝えられた。申し訳ない。スマートフォンは所持しているがデータ通信のみで音声電話ができない。まだ出港40分前だったので何とかなったがみんなは遅れないように90分前には港に着くようにね!

 

 

搭乗はすでに開始しており、売店も18時30分で閉まっているので待合室には誰もいない。

 

 

乗船口を進み搭乗橋を歩く。この長い橋を渡るのが船旅のスタートを感じさせる。

 

 

太平洋フェリー「きそ」 仙台→苫小牧

 

 

太平洋フェリーの乗船券。2021年最後は「きそ」に乗船。

お盆と年末年始以外に適用されるA期間だと同区間は9000円だが、年末年始に適用されるB期間だと9500円。ちなみにお盆に適用されるC期間は10700円となっている。

いままではA期間の早割を使って半額でしか乗ったことがなかったのでちょっと高いかなと思ったが、仙台から陸路で約750キロメートル離れた苫小牧に寝ながらかつ風呂にも入れて9500円は安い。早割使えば4500円なんだから太平洋フェリーは激安だよな。

 

 

ひとまず予約した2等和室へ。584号室は乗船口のある5デッキにあり、エントランスから大浴場のほうへ向かった先にある。

 

 

以前は16人部屋として使われていたがCOVID-19の感染対策として人数を半分に減らしカーテンで隣の人と遮ることができるようになった。

とはいっても以前から普通の土日の2等和室は2~3人の相部屋だったので大して変わりはないが、隣のスペースに堂々と荷物を置けるようになったので2等和室とB寝台の差異が小さくなったと思う。プライバシーやセキュリティという観点でいえばB寝台のほうがいいかもしれないが、個人的にはあまり気にしないので占有スペースが2倍になった2等和室のほうが好みである。

 

自分の席は左奥だったので向かい側におじさんがいることになるが、なんか知らないけどこの後移動していた。

 

 

7番は角席。

コンセントは窓の下にあるので譲り合って使うことになる。

 

フェリーに乗るときは出港と日の出と着岸をデッキで見るようにしているので荷物を置いてすぐに7デッキに上がり外に出る。

 

 

2021年も残すところのこり4時間少々。COVID-19のせいで2020年よりも制約が多い一年だったがこうしてまたフェリーに乗れる喜びを感じながら出港を待つ。

 

 

寒いからか外に出ている人は数人程度だったと思う。

 

 

搭乗橋とロープが外されて苫小牧へと向かい出港する。仙台港で働く人たちは仕事納めだからかいつもより足早に引き上げていたと思う。

 

出港の瞬間を見届けてお楽しみの夕食。いままで太平洋フェリーには3回、その他新日本海フェリーや商船三井フェリー等に乗船したことがあるが船内レストランで夕食を食べたことがない。なぜなら高いから。大抵乗船時間は夜で乗る前に食べるかスーパーで弁当や総菜を持ち込んで済ませてしまう。

でも今回は食事をする時間はなかったのと大晦日だから奮発した。

 

 

6デッキのレストランタヒチ。正月仕様で門松。

 

 

メニュー 大人2100円の食券を購入

 

 

 

 

レストランの営業は仙台出港前の18時30分から営業しているため最初に入店した客は食べ終えて帰る人もおり混雑しておらず良かった。

 

 

 

 

 

 

窓側の席を確保し好きなものを好きなだけさらにとる。メインはステーキ、柔らかく美味しかった。

手作り豆腐も普段食べている豆腐よりしっかり固めで豆の味がよくする。

カツオのたたきは好物なのでうれしい、そして美味しい。

ドリンクバーもついているので牛乳とオレンジジュースを2杯づつ飲んだ。

 

流れゆく仙台の夜景を眺めながら食べるご飯は美味しいな。

 

 

 

 

 

おかわりとデザート

 

ケーキ小さいけど美味しかった。特にイチゴ味のほう。

 

 

22時からは同レストランで年越しそばの販売もあったが満腹だったのと映画を途中で見るのをやめなければならなかったのでパス。またの機会に。

 

 

おなかもいっぱいになりラウンジサザンクロスで映画の時間。

 

 

COVID-19がなければ音楽家らによるショーがあって、年越しだったらイベントとかあっただろうな。

それでも映画が見られるだけでうれしい。内容は娘橋本愛の成長と母親宮崎あおいの愛情。

 

 

映画が23時過ぎに終わった。すでに消灯時間となっているので乗客は自分の部屋で過ごしている人が多い模様。パブリックスペースは消灯しないのでおじさんと相部屋の私は寝る以外は部屋にいなかった。

年越し前に風呂に入り垢を落として新鮮な気持ちで年越しを迎えることとする。

 

つづく