秋田新幹線のエース時代からの生え抜きE3系、間もなく置き換えか・・・ | yasashiiakumaの徒然紀行

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秋田新幹線時代から活躍を続けてきたE3系があと1年以内に、全車置き換えになる見込みとなりました。

 

秋田新幹線では2013年度からのE6系導入で段階的にE3系の淘汰が始まり、量産先行車を含む7~8割近くの編成が廃車となりました。だが、活躍していた編成の中には2000年以降に落成したものもあり、2014年3月に『こまち』の定期運用を終えてからも引き続き、何らかの形で使い続けられてきました。その内訳は・・・

 

①観光用車両への改造(2編成)

6両編成2本が『とれいゆつばさ』と『現美新幹線』用となり、山形新幹線や上越新幹線の臨時列車に充てられていた。

 

②山形新幹線への転用(2編成 ※4編成を使って組み替え)

6両編成4本を抽出し、ここから7両編成2本に組み替えて山形新幹線に転用。改造と転用に伴い、3本あった1000番台のうち、新庄延伸のタイミングで導入された2本が廃車となった。

 

③E5系『やまびこ』『なすの』の増結用(2編成)

側面の『こまち』ロゴは消されたものの、『こまち』時代の塗装のままE5系と組み、『やまびこ』『なすの』として最長で盛岡駅まで運行されていた。

 

つまり、6編成が何らかの形で存続してきたことになります。が、2020年代に入り、これらの編成も安泰ではなくなりました。20年12月には、『現美新幹線』用の6両編成1本が引退して廃車になった他、21年秋頃にはコロナ禍で用途を失ったE5系増結用の車両が2本とも、廃車になりました。更にブログで度々書いてある通り、今春には『とれいゆつばさ』用の6両編成1本も営業運転を終え、廃車になります。つまり、『つばさ』の定期列車で営業運転に入らない編成は今年度中までに全て、置き換えられるということになります。

 

また、『つばさ』で使われる1000番台は2005年に最初から山形新幹線用に導入されたものも含め、7両編成3本が在籍していますが、これらの編成はもしかすると、E8系のデビューを待たずに引退する可能性があります。E5系の増結用と同様、コロナ禍による減便・不定期運行等が進行すれば、あっという間に見られなくなるのかもしれません。