4回目にして2回目の富士山が拝めたので、ここでのプチマイブーム撮影も一区切り。ということで、1月9日撮影分を300形以外も含めて時系列に整理します。基本的にこの場所では藤沢行きが毎時0分 12分 24分 36分 48分と通過し、それぞれその8分後の8分 20分 32分 44分 56分に鎌倉行きが通過するというパターンダイヤになっています。と、言いつつ江ノ電のダイヤを持っているわけではないので実測ベースですが、鎌倉行きは稲村ヶ崎到着の1分前、藤沢行きは稲村ヶ崎発車後1分後とすると概ね上に挙げた時刻になります。実際は鎌倉行きが先に稲村ヶ崎に到着し藤沢行きを待ち合わせた後、同時発車なので感覚的には、鎌倉行きが通過した4分後に藤沢行きが通過すると言った方がしっくり来るかもしれません。
EER_220109_2051
EER 2051 2022.01.09
この日は08:00通過の2001-2051から撮影開始。この時期この時刻、ここより手前では建物の影がかかります。

EER_220109_2052
EER 2052 2022.01.09
次に鎌倉行きが08:08に通過しました。真正面から2002-2052編成

EER_355_220109_z
EER 355 2022.01.09
前回紹介した、300形の藤沢行きがここで来ました。08:12の通過です。前回より少し向こうへ行ったカットで。

EER_220109_1552
EER 1552 2022.01.09
鎌倉行きの1502-1552編成。08:19通過と少し早めでした。

EER_220109_551
EER 551 2022.01.09
501-551 の藤沢行き、08:24通過。稲村ケ崎の駅から1分ほどの場所なので、藤沢行きの方は早通ということがありません。

EER_1051_220109_a
EER 1051 2022.01.09
実際はここで、先客のご同業が前方線路張り付き位置に移動。選択の余地なくこちらも移動^^;……。08:32通過の鎌倉行きです。1000形オリジナルの1001-1051編成、これももう40年以上前の車輌ですね。300形は雰囲気重視で菱形パンタのまま残されていますが、1000形系列のなかでもこの1001-1051の一編成ぐらいはパンタを残してもらいたかったですね。

EER_220109_2052_b
EER 2052 2022.01.09
この場所に来て最初の鎌倉行きで撮った2002-2052編成がここで戻ってきました。08:36通過なので、鎌倉に行った編成は28分で戻ってくることになります。この時点で鎌倉方面に居る編成は全て撮ったことになります。

EER_2051_220109_a_x
EER 2051 2022.01.09
続いて今度は藤沢から戻ってきた編成ですが、これは08:00に藤沢に向かっていった2001-2051編成です。43分で戻ってきて08:43に鎌倉行きとして通過していきました。これで藤沢方面にいる編成も全部見たことになり、合計6編成で回しているということになります。

EER_220109_1552_b
EER 1552 2022.01.09
2002-2052の次の藤沢行きなので1502-1552編成ですが、鎌倉に向かっていたときは、単編成の2輌編成だったところ、極楽寺で増結してきたのでしょうか、重編成の4輌になっています。やや遅れの08:49通過でしたが極楽寺での増結の影響だったのでしょうかね。

EER_355_220109_b_z
EER 355 2022.01.09
次は2001-2051の次の鎌倉行きなので、いよいよ305-355が戻ってくる順番になります。これも前回とは別カットを上げておきます。通過はやや早い08:55でした。前の1502-1552編成藤沢行が1分ほど遅かったので藤沢行から鎌倉行の通常8分の間隔が6分台に縮まっていました。

EER_220109_1051
EER 1501 2022.01.09
次の藤沢行きは1502-1552編成の次なので、1001-1051編成です。構図的には鎌倉に向かって行ったときと同じような感じになってしまいました。この場所の定刻と思われる09:00の通過で、ここで撮影を開始した(最初にシャッターを切った)08:00からちょうど一時間になります。

EER_220109_551_b
EER 551 2022.01.09
次の鎌倉行きは501-551編成、藤沢に向かうときは後方で撮っていた編成なのでこれは構図違いで撮れました。やや早い09:07通過でした。

EER_220109_2051_b
EER 2051 2022.01.09
次の藤沢行は2002-2052の編成でここから三回目の撮影になります。08:00に藤沢に向かった編成がその43分後の08:43に鎌倉に向かって戻ってきてさらにその29分後の09:12に再び藤沢に向かっていきました。この2001-2051編成の次の藤沢行が305-355編成のはず。

EER_220109_2052_c_x
EER 2052 2022.01.09
鎌倉行きから撮影し始めた編成もこの2002-2052編成から三回目に突入です。この2002-2052編成は鎌倉行きを08:08に撮影し、その28分後08:36に藤沢行きで撮影しています。そしその44分後09:20に鎌倉行きとして戻ってきました。

EER_355_220109_c_z
EER 355 2022.01.09
そして三回目、この日最後の305-355編成撮影です。09:24通過。電車の扱いをできるだけ小さめに風景写真風に。

以上の例の通り、この場所では鎌倉に行った編成は28分後に帰ってきて、藤沢に行った編成は44分後に戻ってくるダイヤになるようですね。

この場所での「00分にA編成が通過」を00Aと表現してこの日に撮ったものを書いていくと次のようになります。この日はこの表のC編成が305-355で、08:12、8:56、9:24に撮れていたことになります。

藤沢行 00A-12C-24E-36B-48D-00F-12A-24C
鎌倉行 08B-20D-30F-44A-56C-08E-20B- 

6編成で回しているようなので、藤沢行きから撮り始めると、30分で全編成を撮影でき、鎌倉行きから始めると1編成ダブりが入って36分で全編成が撮れることになります。特定の向き(例えば先頭になる鎌倉行き)で全編成を捕らえるには丸々一時間必要になることになります。

300形が三回撮れたので撤収しました。

EER_220109_1552_c
EER 1552 2022.01.09
駐車場に向かいながら次の鎌倉行き1502-1552編成。パンタが入るようにとか考えてしまいますが、思い切って切ってしまった方がよいのかもしれません。

EER_220109_1101
EER 1101 2022.01.09
振り返りで、1101-1102編成。この日は観音列車は藤沢寄りの連結でした。

EER_220109_551_c
EER 551 2022.01.09
そして最後は501-551編成で締めです。最初に2051を撮ってからここまで、撮影時間1時間35分でした。駐車場からの往復20分弱を入れて2時間枠に収まりました。

さて、現地で撮影して回りを見ていると、江ノ電をですね、一時間以上ずっと同じ場所で撮る人、余りいなのですよね。ネタのためなら半日でも同じ場所で粘るという世界ではない……。鉄道写真の対象というより風景というか観光写真の対象でもある気がします。ふらっと寄って一本だけ撮っていく人も結構います。スマホでパチリという人もいます。写真同好会(?)のような老若男女入り交じりのグループもいて一、二本撮ったら講師?、リーダー?、の人が「次は◯◯に移動しまーす」など、やったりしています。なので江ノ電撮影は、最近評判の悪い「撮り鉄」と一般の写真愛好家の接点でもある気がします(もっとも撮影のマナーはジャンルに限らず特に風景系写真では問題になること多いようですが)。だからここでは、鉄道写真のローカルルール的なことは前面に出さない方が良いと思うのですよね。逆にこっちは一時間ぐらい平気でいられるのだから、ちょっと混んできたときはそのときだけでも場の雰囲気読んだ方が良いと思うのですよ。またどうせすぐ空くからそうしたら好きなアングルで撮れば良いし。苦言を呈したいわけではありませんがそんなことを少しだけ思いました。

地元というほど地元でもありませんが、県外から来た人や、普段鉄道写真なんか撮らない人に「思ったような江ノ電の写真が撮れた!」という思いで帰ってもらいたいな、なんてことを少し思いました。