2021/11/7 その4 糸魚川ジオパル・トワイライトエクスプレス再現車両 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(トワイライトエクスプレスが糸魚川にやってきた)

これまでの旅路

 

 

大変お待たせしました.「【旅行記】2021/11 どこでもきっぷ」を再開します.

 

新高岡駅からは一旦東に戻ります.この地域に行ったなら見に行くようにしている施設をまだゆっくり見れていません.東京行きの列車とありそれ相当の乗車がありました.

放送の前(山陽新幹線でいう「ひかりチャイム」)のタイミングで鉄道唱歌が流れますが,なかなかハマるアレンジになっており,動画にしてしばらく聴き入っていました.

商業繁華の高岡を すぎて福岡石動の

(大和田建樹 鉄道唱歌 北陸編)

あいにくですが,「鉄道唱歌 北陸編」のルートは「信越本線→佐渡→直江津→伏木」となっており,糸魚川・魚津・富山市は海路で通過します.

車窓に「一万三千尺物語」を見ました.こちらは次回この地域に行く機会があるならぜひ乗っておきたい車両です.413系がベースですので,「雪月花」より優先度が高くなります.

目的地は糸魚川駅の観光案内所「ジオパル」です.すっかり筆者のお気に入りの場所となっており,3度目の訪問となります.2年ぶりの訪問であり,新しくミニSLくろひめ号が展示されています.こちら側の入り口には糸魚川地域の観光案内,特にアルプスや,地学的・文化的の両面で「東日本と西日本の境界」であることはかなり詳しく書かれています.

そして何よりも目を引くのが「トワイライトエクスプレス再現車両」でしょう.2016年12月の大規模火災からの復興を祈り,糸魚川産の杉の木を用いて製作,一度東京都でお披露目された後で運び込まれました.

担当者がついており,見学は10:00〜15:00のみになります.再現車両でありながら1100番台の車番が与えられています.「再現車両」であり,「実物大鉄道模型」ではありません.

行先表示も「トワイライトエクスプレス 糸魚川」となっています.なお,現役当時の「トワイライトエクスプレス」は糸魚川駅を通過していました.

早速内部に入っていますが,ギャレーも木材でそう見えるように作られています.

テーブルには往時のフランス料理コースを思わせる皿と,当時のパンフレットが展示されています.

さらに奥側には車窓のVTRが流されており,いかにも「トワイライトエクスプレス」の旅を追体験できるようになってます.今後,ここで食事ができるプランも検討されているとのことです.

模型も展示されていました.

「展望スイート」を模したエリアはソファーが置かれており,こちらも良い感じです.

さらには往時の専用制服も展示されていました.ディープグリーン・ライトグリーンのダブルスーツとなっています.

とりあえず外に「雪月花」を見たので見送ることにしました.

 

「ジオパル」には鉄道模型などの展示コーナーもありますのでそちらも見ておきます.

ここのプラレールジオラマは日本一の規模となっています.

Nゲージ・HOゲージのジオラマも,鉄道専門の博物館にあるものを除いては日本最大規模,特にNゲージのものは日本海側最大級です.面積は福岡県北九州市の「STAGE-1」と同等ですが作り込みがすごいです.

(詳しくは後述の関連記事をご覧ください)

このレイアウトには持ち込み車両を走らせることができますが,残念ですが今回そのような時間はありませんでした.

この2年間で鉄道模型車両製品もかなり増え,「ジオパル」においても「キイネ87系」「117-7000系」が用意されていました.「キイネ87系」の導入は前回訪問時に決定していたと伺っていたので嬉しく感じました.

117-7000系は自力で糸魚川(直流電化で繋がっている能生駅含む)に来ることはできませんが,えちごトキめき鉄道のブランドデザインや「雪月花」のデザインを手がけた川西康之氏のデザインであることを踏まえて紹介されていました.

さらなるコレクションが充実していました.このような施設は大切にしたいものです.ということで,筆者はマグカップを購入しました.

さて,今度こそ山口県に帰らなければなりません.

「春よ来い」が流れると列車が出発します.

春よ来い 早く来い

あるきはじめた みいちゃんが

赤い鼻緒の じょじょはいて

おんもへ出たいと 待っている

(相馬御風「春よ来い」)

続く

 

 

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