【JR西日本】どこでもきっぷ2021 2日目 | 乗りつぶしに行ってきた!

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2021年12月19日(日)

11時 姫路駅

 

2日目は6回使える指定席発券のうち3回発動して、どこでもきっぷのパワーを感じることのできる1日でした。

 

姫路11時18分→岡山11時42分

こだま849号

 

 

岡山までは新幹線自由席で移動。

車両は2000年3月11日に運行を開始した700系レールスターの8両編成。

コンセントはなしでテーブルも小さめでしたけど、20世紀の雰囲気を感じることができました。

 
 

姫路岡山間では山陽本線利用だと約1時間20分~30分かかるところをわずか24分で結びます。

なお姫路岡山間に限ると、所要時間がバラバラでのぞみ鹿児島中央まで向かうみずほさくらを利用すると約20分で最速、

こだまだと約24分、広島岡山が終点のひかりだと途中にある相生で10分間停車するために約36分もかかります。

それでも山陽本線より断然早く到着するので、新幹線の速度の速さを実感することができます。

 
 

岡山からは山陰方面へ向かうやくもに乗車。

この3日間の工程はふわっとしたものだったんですが、やくもだけは必ず乗るように計画していて、

ここで1回目の指定席発券を行いました。

車両は国鉄型最後の電車特急となる381系の4両編成。

 
 
行き先表示は一部は電光掲示でしたけど、幕式でも表示されていました。
 
 
車内は2×2の座席が並び、
 
 
座席の色はワインレッドを基調としていて高級感があります。
ただ、2列で1つの窓を取っているため、場合によっては窓枠の餌食となることもあります。
 
 
折りたたみ式テーブルは改造を行っていることから十分な広さがあり、
 
 
広げるとドリンク置きが2つ設置されていて、非常に珍しい形でした。
 
 

岡山12時5分→出雲市15時12分

やくも12号

 

岡山を出発。

まずは出発するたびにモーター音が115系に似ており、それだけでも十分乗る価値がありました。

倉敷までは山陽本線を走り抜け、倉敷を出発すると一気に右にカーブを取り伯備線に入っていきます。

備中高梁までは複線区間ですが、ここから伯備線の終点・伯耆大山までは単線が続きます。

備中高梁を過ぎると前日までに積もった雪が残る区間を走行して行きます。

新見を出発して、備中神代を通過すると左に芸備線の線路が分かれていき、

この先の東城備後落合間は1日の運行本数が上下線合わせて6本とJR西日本では屈指の過疎区間になります。

伯備線内は急カーブが非常に多いことで有名ですが、381系に備えられた振り子機能でスピードをそんなに落とさずに進んでいきます。

 

伯耆大山を出発すると山陰本線に入り、複線区間となります。

当初の工程だと終点の出雲市でお昼を食べてから、再びやくも岡山に戻る予定でした。

ただ、このあたりだと行き違い列車に381系の他にキハ187系やキハ48系の気動車が目に入るようになり、

やはり気動車特急に揺られたい気持ちが沸いてきて、急遽工程を変更しようとダイヤ検索に勤しんでいました。

そうしていると終点の出雲市に到着。

 

 

ダイヤ検索をした結果、1時間10分後に出発するスーパーおきの指定席を自動券売機を操作して抑えることができました。

出雲市では有人のみどりの窓口がなくなっていて、自動券売機のみの配置で、

最近よく見かける「みどりの券売機プラス」というコールセンターのオペレーター付きの券売機が設置されていました。

自分も昔、発券済みの指定席券の座席変更を「みどりの券売機プラス」で行ってみて、遠隔地にいるオペレーターと連絡を取りながら、実際に液晶画面に座席表を映してもらいつつ、的確に対応してもらえたのを思い出しました。

発券を終えてからしばらく券売機で発券を試みる人の様子を眺めていましたが、

いつも有人のみどりの窓口に並んで発券してそうな方は結局、駅窓口にいる駅員さんに操作方法を聞いていて、

まだまだ無人化を成し遂げるのはだいぶ時間がかかりそうな予感がしました。

昼食をとり、駅周辺をぶらぶらとお散歩してから再入場して鳥取行きの特急が来るのを待ちます。

 
 

出雲市16時22分→鳥取18時16分

スーパーおき4号

 
 

乗車するスーパーおき4号新山口を出発してから山口線を経て山陰本線を東に単線区間を走り抜けて来ていて

行き違い列車待ちの影響で定刻より2分ほど遅れて出発。

車両はキハ187系の2両編成。

1号車が指定席で2号車が自由席になります。

 
 

指定席の乗車率は40%くらいといったところで13時1分に新山口を出発して鳥取まで5時間15分も乗りっぱなしでいられる特急で満席祭りだろうと思っていたんですが、暗くなる時間帯に乗車したせいかそんなに混雑していませんでした。

それでも日本海や宍道湖を眺めることのできる進行方向左側の窓側座席は当然のごとく満席でした。

 

列車は宍道を過ぎると宍道湖が広がる区間を走行。

1年の中でも日没が非常に早いこの時期でも薄暗いながらも宍道湖の眺めをよく確認することができました。

米子を出発して伯耆大山を通過すると、さっきまで乗ってきた伯備線の線路が右にカーブしていき、

米子からは高速事業化を行った区間でもあるので、陽がどっぷりと暮れた中、最高速度120km/hでかっ飛ばしていき、1時間5分の乗車時間で停車駅は倉吉鳥取大学前の2駅のみになります。

終点の鳥取に到着。

 

 

出雲市出発時点では2分遅れでしたけど、鳥取に着く頃には遅れは解消され定刻通りに到着していました。

 

鳥取からは宿泊地の姫路に戻るべく山陰と山陽地方を高速で結ぶスーパーはくとを選択。

指定席は出雲市で抑えていて、この時で窓側席は満席に近い状態でした。

車両はHOT7000系という智頭急行が製造した車両で5両編成。

 

 

鳥取18時40分→姫路20時9分

スーパーはくと14号

 
 
座席の色はグリーン席と同様に鳥取砂丘をイメージしたもので、砂に埋もれるような安心感のあるシートでした。
 
 
テーブルは難燃性の木材でできているもので、サイズは小さめですが1994年にデビューしたときには広めのテーブルだったことでしょう。
 
 
シートバックポケットとボトルホルダーは座席の色と同じく鳥取砂丘をイメージしたカラーでした。
ボトルホルダーには試しに525mlのお茶のペットボトルを差し込んで見ましたが、入れることができずで
従来の500mlまでが限界のようです。
 
 
ただ、簡易的なフットレストがついていて、普通席でも窓側座席には電源コンセントもつけられていて、
半日移動をしていてスマホの充電が尽きかけていたので、非常に助かりました…
 

鳥取を出発してからは因美線へと入っていき、ゆったりとした速度で智頭に到着。

智頭からは智頭線に入り、気動車特急としては(おそらく)最速である最高速度130km/hによる高速運転を開始して、

一気に南へと突き進んでいきます。

智頭線では長いトンネルが多々あり、たまに見える景色は日本の原風景さを感じれるわけですが、

夜間の走行だったので、全く見られずじまいでした…

上郡に到着すると、山陽本線を東に進み20分ほどで姫路に到着。

現在使われているHOT7000系は2024年に新型車両に置き換えられる見込みなので、あと3回くらいはじっくりと乗っておきたいと思いながら、大阪方面に発車した姿を見送ったのでした。