続・115系電車 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 115系の続きで、西の車両たちを。
 イマイチ不鮮明だが、上のヘッドマークは姫路城の世界文化遺産登録記念のもの。1994年新春の撮影だったと思う。


 JR西日本の115系は体質改善更新や塗装変更で、かなりイメチェンしながらまだ多数が活躍中。115系に限ったことではないが、近年は単色塗装化が行われている。残念ながら、あまり好きになれない色使いだ。
 115系グループの異端児がこれ。

 2扉で転換クロスシート装備というワンランク上の接客設備をもつ3000番台車。同じ115系を名乗るのが不思議なぐらいだが、台車は変わらないので走り出すと乗り心地はやっぱり115系。中間車の一部に117系から編入された車両があり、空気バネ台車なのでこれに当たればラッキーと言えよう。
 青春18きっぷで山陽本線を乗り鉄をしていると、姫路駅~岡山駅でこの系列に遭遇することが多いのだが、結構混雑しているうえ、この区間を乗り通す人が大半なので座れないことが多く、せっかくの転換クロスシートも意味がない。だからあまり良い思い出がない。
 余談になるが、その昔、115系が堂々と急行列車に使われていたことがあった。中央本線の急行「かいじ」や高崎線の急行「あかぎ」などに乗った経験があるが、これに当たると急行料金を払うのがバカバカしくなったものだ。せめて3000番台車ぐらいの設備があれば良かったのだが。
 もう一つ、西の変わり種を。


 短編成化により先頭車が不足するため、中間車から改造したグループ。伯備線でよく乗ったので、個人的には思い出多い電車だ。2両編成だと必然的にオールMとなるため、走りはなかなかパワフル。改造されたクモハはコスト削減のために切り妻で、貫通扉がないので冬でも隙間風は少なそうだ。単色塗りに変更された姿は、一瞬103系かと思ってしまう。
 115系という系列は長期にわたって使用されており、改造や編入も多いので地味な割には追求すると沼にはまる系列だ。首都圏では長大編成で爆走していたが、地方では4両編成ぐらいが当たり前。だから地方の模型店では、115系の模型は基本セットしか売れないという話を聞いたことがある。