北大路機関

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【京都幕間旅情】阪急京都本線高架上の9300系特急,阪神淡路大震災慰霊27年の前日に想う

2022-01-16 18:10:34 | コラム
■鉄道が運行されている日常
 鉄道が運行している日常は当たり前の日常なのですがかつてそれが非日常となったことがある。

 桂駐屯地のあたりに所用がありましたので、帰路に洛西口駅にて阪急電車を少し眺めてみました。そういえば桂駐屯地は京都市内唯一の駐屯地であるとともに、あの阪神大震災においては第10師団はじめ自衛隊災害派遣増援部隊の一大拠点となった事を思い出します。

 阪神淡路大震災、明日朝に27年目の震災慰霊の日を迎えます。様々な思い出がこみあげるところですが、しかし思い出すのは電車が動かない事と、そして復旧への鉄道各社の驚くべき努力というところでしょうか。実際、被害を考えれば奇跡的な復旧がありましたね。

 電車が当たり前のように運行している、これはCOVID-19感染拡大下でも、かなり間引いているとはいえ、全国の鉄道が運行を当たり前のように継続していることをありがたく思うところです、そして阪神大震災の運休はこれを身に染みて思い出す事となったところで。

 阪急電鉄は神戸本線や伊丹線を中心におおきな被害が在り、例えば写真を見るだけで美しい三ノ宮駅は倒壊し伊丹駐屯地祭や千僧駐屯地祭などで毎回利用する伊丹駅は全壊、直下型地震というものを、電車で数十分のところにある都市の被害として、驚かされました。

 朝電車に乗っていて脱線した、鉄道絡みではこういう経験の方とも知り合うようになりますと、凄い揺れで驚いた、という程度の経験ではあるのですが、地震災害と云うものを経験として考え方を変えるようにもなりました。もっとも、平成時代は地震が続きましたが。

 災害というものは奇襲のように訪れる、昨日発生したトンガの大規模火山噴火では火山噴火で火山性地震はそれ程ではないにもかかわらず津波が日本まで到達したのもその一例といえるでしょう、電車が運行していて有難いものだ、そんなことを考えつつ帰路に就きました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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1 コメント

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訂正 (はるな)
2022-01-17 01:51:31
21年ではなく27年です、お詫びして訂正します

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