前回の記事の続きです。
はい、蒸気機関車と茶色い客車列車がみえてきました。
客車列車が停まるホームへとやってきました。
マイテ49を彷彿とさせる展望車が最後尾に陣取っています。
そう、こちらは2017年に新造され、同年の秋からSLやまぐち号の客車として活躍する35系客車であります。
見た目は旧型客車でありながらも、自動ドア化され、車内は冷暖房の空調完備、バリアフリー対応の客室、客室内には大型テーブルとコンセントも設置され、シートピッチも広々としており、さらには洋式トイレと多機能トイレもあり、いずれも温水洗浄対応となっています。
「旧型客車の復刻版」ともいえますが、設備そのものは21世紀にあわせてアップデートされ、ホスピタリティーの高い車両であります。
車番表記やサボも当時を彷彿とさせる形で再現されています。
35系客車は5両編成で、1号車はマイテ49をモチーフとしたグリーン車(一等車)で、当時の一等車の証である白帯が窓下に塗装されています。
車内は赤色のリクライニングシートが設置されています。
グリーン車のマークも目立ちすぎないように控えめに設置されています。
こちらの35系客車のグリーン車の車内を撮りたかったのですが、グリーン車内に立ち入ることができるのはグリーン券所持者のみでして、あいにく僕は今回グリーン券は入手できなかったため、35系グリーン車内のご紹介はまたの機会とさせていただきますm(_)m
2〜4号車は昭和30年代の普通車(三等車)を再現した青モケットのボックスシートが並びます。
1ボックスにつき1枚の広窓車となっていて、当時の窓の大きさは1,000ミリでしたが、現在のホスピタリティーに合わせてシートピッチも広くなった関係もあって、35系客車の窓は1,200ミリに広げられました。
5号車は戦前のオハ31をモチーフとされ、1ボックスに狭窓が2つ並ぶデザインで、板張りの背ずりに緑モケットの座席となっています。
今回、僕がSLやまぐち号に乗るのは2017年8月以来およそ3年ぶりでありまして、客車が新しくなってからは初めての訪問となります。
昔の客車は言うまでもなく手動ドアでしたが、さすがに安全性を重視する現在では手動ドアのままというわけにはいきませんので、引き戸の自動ドアとなっています。
それでも、扉のデザインは旧型客車手動ドア時代のものが見事に再現されており、再現度のクオリティはかなり高いでしょう!
今回のやまぐち号での運用においては使われていませんが、半自動ドア対応となっていて、ドアを開けるボタンも設置されています。
バリアフリー対応の5号車は、ご覧のように車椅子やベビーカーが入りやすいように乗降口が広く取られています。
旧型客車時代のデザインのまま広げてしまったが故に、若干の違和感がありますが、荷物車のドアを再現したと考えればこれはこれでアリですね
SLやまぐち号を牽引する機関車は、おなじみのC57形蒸気機関車の1号機であります。
以前も書きましたが、これまでに転覆事故での大破があり、当時の鷹取工場で検査中に阪神大震災が起こって車体が損傷して再起が危ぶまれたこともありましたが、関係者の方々の尽力もあり、それらの危機を乗り越えて元気に走る姿が今も見られるようになっているのです。
それではいよいよ出発です。
つづく。
次の記事へ続きます。
JR西日本ローカル線の旅〜SLやまぐち号 新山口→津和野乗車記[2020.9.26-28(その3)]
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見た目はレトロな新型35系客車
はい、蒸気機関車と茶色い客車列車がみえてきました。
客車列車が停まるホームへとやってきました。
マイテ49を彷彿とさせる展望車が最後尾に陣取っています。
そう、こちらは2017年に新造され、同年の秋からSLやまぐち号の客車として活躍する35系客車であります。
見た目は旧型客車でありながらも、自動ドア化され、車内は冷暖房の空調完備、バリアフリー対応の客室、客室内には大型テーブルとコンセントも設置され、シートピッチも広々としており、さらには洋式トイレと多機能トイレもあり、いずれも温水洗浄対応となっています。
「旧型客車の復刻版」ともいえますが、設備そのものは21世紀にあわせてアップデートされ、ホスピタリティーの高い車両であります。
車番表記やサボも当時を彷彿とさせる形で再現されています。
35系客車は5両編成で、1号車はマイテ49をモチーフとしたグリーン車(一等車)で、当時の一等車の証である白帯が窓下に塗装されています。
車内は赤色のリクライニングシートが設置されています。
グリーン車のマークも目立ちすぎないように控えめに設置されています。
こちらの35系客車のグリーン車の車内を撮りたかったのですが、グリーン車内に立ち入ることができるのはグリーン券所持者のみでして、あいにく僕は今回グリーン券は入手できなかったため、35系グリーン車内のご紹介はまたの機会とさせていただきますm(_)m
2〜4号車は昭和30年代の普通車(三等車)を再現した青モケットのボックスシートが並びます。
1ボックスにつき1枚の広窓車となっていて、当時の窓の大きさは1,000ミリでしたが、現在のホスピタリティーに合わせてシートピッチも広くなった関係もあって、35系客車の窓は1,200ミリに広げられました。
5号車は戦前のオハ31をモチーフとされ、1ボックスに狭窓が2つ並ぶデザインで、板張りの背ずりに緑モケットの座席となっています。
今回、僕がSLやまぐち号に乗るのは2017年8月以来およそ3年ぶりでありまして、客車が新しくなってからは初めての訪問となります。
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旧型客車時代のデザインを再現した自動ドア
昔の客車は言うまでもなく手動ドアでしたが、さすがに安全性を重視する現在では手動ドアのままというわけにはいきませんので、引き戸の自動ドアとなっています。
それでも、扉のデザインは旧型客車手動ドア時代のものが見事に再現されており、再現度のクオリティはかなり高いでしょう!
今回のやまぐち号での運用においては使われていませんが、半自動ドア対応となっていて、ドアを開けるボタンも設置されています。
バリアフリー対応の5号車は、ご覧のように車椅子やベビーカーが入りやすいように乗降口が広く取られています。
旧型客車時代のデザインのまま広げてしまったが故に、若干の違和感がありますが、荷物車のドアを再現したと考えればこれはこれでアリですね
「貴婦人」の愛称を持つC57 1号機
SLやまぐち号を牽引する機関車は、おなじみのC57形蒸気機関車の1号機であります。
以前も書きましたが、これまでに転覆事故での大破があり、当時の鷹取工場で検査中に阪神大震災が起こって車体が損傷して再起が危ぶまれたこともありましたが、関係者の方々の尽力もあり、それらの危機を乗り越えて元気に走る姿が今も見られるようになっているのです。
それではいよいよ出発です。
つづく。
次の記事へ続きます。
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JR西日本ローカル線の旅〜SLやまぐち号 新山口→津和野乗車記[2020.9.26-28(その3)]
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