1992年にデビューし、10両編成13本と8両編成13本が活躍している8000系。しかし10両編成は14本製造されており、1編成が運用を離脱しています。この運用を離脱している編成は今後どうなるのでしょうか。


運用を離脱しているのは8705Fです。2021年11月1日から離脱しており、現在は若葉台検車区に置かれています。この編成は2021年10月31日に放火され一部車両が燃えたことから警察に証拠品として押収されていると思われます。


8705Fは今後もしばらくの間は警察の証拠品として、移動もできない状態が続きます。他社の例では、事故により警察に押収された京急電鉄1137Fが警察より返却された後そのまま廃車となっているようです。では8705Fの場合はどうなるのでしょうか。


考えられる事としては、警察から返却後、そのまま若葉台工場にて修理されるということです。製造からは30年近く経ちますが、リニューアル工事を受けて時間がそこまで経っていないため、修理すればまだ使えると考えられるためです。また、燃えた部分が極一部であること、10両編成が若干不足気味であるため、このまま廃車にするなら代替車が必要となります。しかしこれ以上5000系を作っても京王ライナー用としては余剰になる上、新形式も発表されていないことから、修理して復帰する可能性が高いと考えられます。


突然の出来事で離脱した8705F。離脱は1年以上となると思われますが、このまま廃車となってしまうのでしょうか。