鉄道と自転車でプチ冒険に出よう

主に鉄道で行く温泉を楽しみ、旅の記念にマンホールの捕獲を楽しんでいます。宿の宿泊記やマンホールカードを紹介しています。

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「いずっぱこ」で大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地を歩く

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まりました。このドラマと「いずっぱこ」の愛称で知られる伊豆箱根鉄道のコラボ企画で無料のモニターツアーの募集があり、近所ということもあり参加してきました。モデルコースが用意されていたので、初めての場所にも行きやすく、16,000歩ほど歩けて良い運動にもなりました。鎌倉殿の13人のラッピング列車も走り始めていて、スタンプラリーもやっています。観光地にお客さんが増えると良いですね。

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モデルコース

あらかじめ4つのモデルコースが用意されていました。

www.izuhakone.co.jp

この4つの中から私は1番歩く距離が長い「北条の里・江間の里」を歩きました。

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私が選んだコースはこちら

三島駅でフリー切符をもらってスタート

今回参加したモニターツアーは、1月9日、15日、29日の3日間、それぞれ100人ずつを募集していました。応募者は伊豆箱根鉄道駿豆線の一日フリー乗車券がもらえます。そのかわり、事前・事後アンケート回答が義務付けられ、訪問した場所をSNSで発信することも求められますが、たいした手間ではなかったです。この一日フリー乗車券、普通の日も1,040円で販売しているので、沿線の散策に便利です。

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一日フリー乗車券「旅助け」をもらって出発

私が参加した1月9日は、「鎌倉殿の13人」のラッピング列車の運行開始日で、ホームでは出発式が執り行われていました。

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ラッピング列車の出発式

出発式を終えて出発する列車は特別列車となっていて、モニターツアー参加者しか乗車できません。モニターツアー参加者はホームの関係者に見送られ、いざ、出陣となりました。沿線でもこのラッピング列車を撮影しようと待ち構えている方がたくさんいました。小栗旬さんのファンの方にも嬉しい列車なのかも。

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小栗旬さんの顔もばっちり

韮山駅で降りて歩き出す

私が選んだコースは韮山駅からスタートして、約9キロを歩き、伊豆長岡駅でゴールするコースです。

蛭ヶ島公園

最初に寄ったのは蛭ヶ島公園。こちらには富士山を見つめて立つ頼朝と北条政子の像があります。

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富士山を見つめて立つ頼朝と政子の像

ここは頼朝が伊豆に配流された場所と言われているんですよ。今でも十分田舎ですが、当時はもっと田舎だったでしょうから、頼朝もさぞ寂しかったのでは・・・と思います。この公園にはお茶屋さんがありまして、入ると美味しい静岡茶をサービスしてくれます。まだ寒い時間帯だったので、とても温まりました。

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蛭ヶ島茶屋

お蕎麦などの軽食もあります。次回はランチ時に来てみたいと思います。

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軽食メニューもある

なお韮山駅から蛭ヶ島公園までの歩道には、伊豆の国市のデザインマンホールが設置されています。マンホールカードも伊豆長岡駅前の観光案内所で配布しています。

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伊豆の国市のマンホール

「頼朝・政子語らいの路」を歩きながら狩野川に出る

蛭ヶ島公園からは来た道を戻り、いずっぱこの線路を渡り、国道138号線も渡って、「頼朝・政子語らいの路」という細い道を歩いて、お寺を回りました。英語だとLovers' Laneと言うんだ・・・

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頼朝と政子は何を語らいながら歩いたのか

こんな道です。狭い道なので、車が通る時は要注意。

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Lovers' Lane

この通り沿いにあるお寺の一つ「眞珠院」は、初回放送にも登場した八重姫(ガッキーが演じています)縁のお寺でした。そんなこと全く知りませんでした。

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眞珠院

八重姫は頼朝の子供を産みますが、頼朝は政子と結婚してしまい、恋に破れた八重姫はこのお寺の南側にあった淵に身を投げてしまいました。八重姫を供養するためのお堂があります。

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八重姫を供養するお堂

このお堂にはたくさんの小さな梯子が奉納されています。八重姫が入水した時、せめて梯子があれば助けられたのに、という村人の思いから、願い事が成就した時には小さな梯子を奉納する習慣になったそうです。大河ドラマの最後に毎回ゆかりの地を紹介するコーナーがありますが、八重姫が亡くなった回で紹介されそうなエピソードです。

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小さな梯子が奉納されている

なお眞珠院の門の横には、割と最近の歴史的な記録が残されています。それは狩野川台風の水害の記録です。ここまで水が来ました、という標柱がありました。

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狩野川台風の水位の記録

守山西公園~松原橋~江間公園

眞珠院に寄った後は、水路に沿って歩くと狩野川に出ます。狩野川に出たら、河口方向に歩くと、守山西公園。ここは春は桜の名所です。

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守山西公園

松原橋付近からは富士山が良く見えます。

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松原橋付近からの富士山

橋を渡って、狩野川の対岸に渡り、江間公園を目指します。トイレ休憩したい時間ですね(笑)。江間公園の写真を撮り忘れましたが、江間公園のはじっこにはこんなものがあります。

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天然記念物 地震道の擦痕

国指定天然記念物とあるのですが、展示されているのは魚雷です。地震が発生した時に、学校に展示されていた魚雷に地震の揺れの跡を示す傷がついた、ということでその魚雷が展示されているのです。本当に天然記念物なんだろうか・・・

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魚雷のついた地震の痕

江間公園は大河ドラマの主人公、北条義時の館があった場所とのことです。ここにはきれいなトイレがあるので、トイレ休憩させてもらいました。

江間公園の次は北條寺という、北条義時ゆかりのお寺があります。中には貴重な文化財も保管されているそうですが、あまりそういうものに関心がなく、門の前まで行って次に進みました。ここまで歩いてくると、かなり足が疲れてきました。

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北條寺

狩野川放水路

割と車が多い通りを歩いて、狩野川の上流方向に向かいます。ちなみにこの辺りの狩野川は、南から北に向かって流れていますので、どっちが上流か間違えないようにしましょう。やがて狩野川の放水路にかかるあやめ橋を渡ります。

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狩野川放水路

この時期は狩野川の水量も少ないので、放水路は使われていませんが、台風の時など大雨の時に狩野川の水かさが増した時には威力を発揮しているようです。お寺を回るよりこういう建造物の方がなんだか興味がわきます。トンネル内の見学も事前に申し込めばできるようなので、行ってみたくなりました。

www.cbr.mlit.go.jp

古奈湯元公園

狩野川放水路を渡るとすぐに古奈湯元公園があります。ここには無料の足湯があります。是非タオルを持って歩きましょう。

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古奈湯元公園

こちらの足湯、かなり熱いんです。43度くらい? あっという間に足が真っ赤になります。でもここまでかなり歩いてきたので、熱いお湯が心地よかったです。

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足湯で一休み お湯の温度は熱い!

狩野川を渡って伊豆長岡駅へ

足湯で休憩した後は、狩野川の土手を歩いて最初の橋を渡り、伊豆長岡駅に向かいました。橋の上から見た狩野川は水がとてもきれいで、なるほど鮎釣り客が押し寄せるのもわかるなーと思いました。

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水がきれいな狩野川

お食事とおやつ

この日は10時過ぎから歩きだし、伊豆長岡駅へついたのは午後1時を過ぎていました。途中、おやつにチョコレートを食べたくらいだったので、おなかが空きました。が、モデルコースのマップには飲食店の記載がなく、歩いている間にもラーメン屋さんを1軒見かけたのみ。温泉街の中に行けばお蕎麦屋さんとかありそうでしたが、ここは名物のお弁当を食べに修善寺駅まで行くことにしました。フリー切符のおかげで、いずっぱこには乗り放題ですからね!

武士のあじ寿司

いずっぱこの名物駅弁と言えばこれでしょう。武士のあじ寿司の武士はオーナーのお名前です。修善寺駅構内に販売店があります。以前は駅前にカフェも開いていましたが、今はカフェはお休みなんです。伊豆近海の鯵がたっぷり乗っていて、針ショウガがアクセントになっているお弁当です。

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武士のあじ寿司

駅近くのベンチで食べました。ふきっさらしなので、待合室みたいな場所があると、悪天候でも落ち着いて食べられます。

伊豆仁田(にった)駅そばのIrodoriでおやつ

武士のあじ寿司は美味しいのですが、量がちょっと少ないのです。なのでいずっばこに乗って、古民家を活用したカフェに行くことにしました。伊豆仁田駅は無人の小さな駅ですが、こんな素敵なカフェがあるんですよ。

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ケーキカフェ Irodori

疲れると甘いものがほしくなります。ということで、苺のショートケーキとコーヒーです。

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大き目な苺のショートケーキ

こちらのカフェはランチタイムにぴったりなお食事メニューもあるのですが、私が到着した14時頃にはすでにお食事メニューは完売でした。カフェの公式サイトはこちらです。

www.irodori-nitta.com

まとめ

今回はあらかじめ用意されていたモデルコースを歩いてみました。自分でプランニングすると行かないコースだったのでなかなか新鮮でした。こういう用意されたコースも良いですね。お寺の前には由来などを紹介する看板が統一デザインで用意されていましたが、これは以前からあったのか、大河ドラマを機会に用意されたのか。いずれにしても良いことだと思います。今回残念だったのは、大場駅近くのお肉屋さんが日曜日でお休みだったこと。名物のコロッケを食べ損ねました。

伊豆箱根鉄道のサイトを見ると、沿線ウォーキングガイドのページにコースが豊富に用意されているので、こういう情報を頼りに歩くのも一日楽しめそうです。

www.izuhakone.co.jp

「いずっぱこ」は15分に1本くらいの頻度で走っているので、駅での待ち時間が長くないのも良いと思います。また歩きに来て、次はコロッケも食べようと思いました。

過去のいずっぱこ旅のブログ

地元の鉄道なので時々日帰り鉄道旅を楽しんでいます。過去の記事はこちらです。

www.frostmoonweb.com

世界遺産の韮山反射炉もいずっぱこで行きました。

www.frostmoonweb.com

 

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