明知鉄道の「きのこ列車」の乗車記です🍄
前編では車両やお料理をご紹介しましたが、後編では沿線の風景を中心にご紹介していきます。
 

  出発進行!

恵那駅を出発した「きのこ列車」 。
中央西線と分かれて、明知鉄道を進んで行きます。
 

 
きのこ列車」には、ガイドを兼ねたアテンダントさんと、給仕担当のかんてんかんのスタッフの方が乗務されています。
 
この列車は急行列車ですが、沿線の景色をお楽しみいただくため各駅停車よりもゆっくりと走ります」という案内でスタートします。
 
線路脇にある古い小屋がいい雰囲気です☺️
(この小屋の案内はありません)
 
 
最初の見どころとして案内されたのは、恵那駅から2つ目の飯沼(いいぬま)
 
鉄道の駅というのは平坦な場所に作られることが多いのですが、ここは33パーミルの傾斜がある場所に作られたとのことで「急勾配日本一の駅」として紹介されました。
 
 
乗客の皆さんは一様に納得して、写真など撮っていましたが、実際の日本一は京阪電車大谷(おおたに)ですよね🤔
野暮な突っ込みはやめておきましょう。
 

  農村から極楽へ 

紅葉がきれいな野田トンネルを抜けて、「日本一の農村景観」という場所へ。
これは、某大学教授が命名したとのことで、岩村町富田地区の高台にある展望所から見た景観なのだそう。
列車から眺める景観としても、どこにでもありそうでなさそうな、美しい里山風景です📷️
 
 
次に乗客の皆さんが盛り上がったのは、極楽(ごくらく)でしょうか。
 
どなた様も「極楽」には関心があるようです😁
 
 
私も極楽駅には興味津々。
車窓だけでは飽き足らず、別の列車で改めて訪れました。
詳細は以下の記事をご参照ください。
 

  アテンダントさんの娘が走る!

しばらくすると、突然アテンダントさんから「車窓右手で私の娘がお見送りしています~」との案内がありました😂
 
 
ふと目をやると、中学生くらいの娘さんが列車と並走しながら、手を振って走っています👏
実の娘さんだそうで、観光列車を盛り上げてくれて、ありがたい限りです。
間違いなく記憶に残るおもてなしです🤗
ご本人にも乗客の喜びの声を伝えてほしいですね。
 
次に停車した岩村(いわむら)周辺は、2018年に放送されたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」のロケ地とのこと。
 
 
おんな城主で知られる岩村城跡、趣がある城下町などもあるようで、時間が許せば散策などしてみるのもいいかもしれません。
 
最後に車内販売として、寒天ラーメン2食入(500円)と極楽せんべい(300円)があり、購入していると、終点の明智駅はもうすぐ。
 
 
そうそう、全員がもらえる1,000円相当の明知鉄道グッズがこちら。
 
 
可愛らしいデザインのエコバックタオルハンカチでした🎁
 

  明智駅

途中で景色を見るために徐行したりしましたが、乗車時間54分で終点の明智(あけち)に到着。
乗客が降りた後、車庫に引き上げる「きのこ列車」をお見送り👋
 
 
ホーム向かい側の側線には、明知鉄道開業初期の車両が留置されていました。
この車両は阿木駅山岡駅でも見かけました。
 
 
実は、明智駅にはSL(C12形)もいて、圧縮空気で動くとのこと。
いつか、本線で運転される日がくるのでしょうか🤔
 
 
明智駅周辺は、大正時代の街並みが残された「日本大正村」という観光スポットになっています。
 
 
駅から歩いて5分ほどで、日本大正村に到着。
テーマパークではないので、入場料もかかりません。
時間が許す限り散策してみましょう🚶‍♀️
 
 
散策を終えて明智駅に戻ってきました。
鉄印やグッズ販売も充実しています。
 
 
明知鉄道の「食堂車」は、ローカル線の風景を眺めながら、季節にあわせた地元の食材をお値打ち価格でいただける観光列車でした😉
 
季節を変えて、ぜひまた訪ねてみたいですね。