勇気づけの嵐
ベストセラー書「嫌われる勇気」で大ブレークを果たしたアドラー心理学では、困難を克服する活力を与える「勇気づけ」をとても大切なものと考えています。
本ブログは、夫婦関係、子育て等の困難から救われた自らの経験を活かす為、幸福を目指すこの心理学の案内役となり、各種ワークショップやカウンセリング等への橋渡しができればとの思いでスタートしました。
また、勇気づいた人の象徴的存在である嵐の活動、旅や趣味の世界等についても合わせて綴っていますので、同好の方にお楽しみ頂けたらと思います。
巻き起こせ!
勇気づけの嵐
<重要なお知らせ>
【ご挨拶】
新年明けましておめでとうございます。
本年も本ブログ宜しくお願い申し上げます。
前ブログ再掲載からスタートです。
【記事再掲載のご案内】
本ブログに移行して来る前の記事を現在時刻で再掲載したところ、多くの方にご覧頂き好評でした。
そこで、最初に戻って再々投稿して行きたいと思います。
既にご覧頂いている方々には、はなはだくどい事になってしまいますが、続けてすぐに新規の記事を投稿しますので、少々お待ち頂けると有難いです。
その際、本記事はオリジナル日付2017年9月30日に変更しこちらの記事一覧に加わって行く事になります。
<シリーズ・アドラー心理学キーワード>
【親の血を引く/医師を目指す】
*「家族布置」
キーワードの「家族価値」や「家族の雰囲気」で、ライフスタイル形成に関わる要素について取り上げましたが、他にも大きなものがあります。
今日のキーワードは「家族布置」。
簡単に言うと兄弟関係です。
親子の関係と違い、兄弟関係には色々な組合せがあり、それぞれについてある程度はっきりした類型が見られます。
ここでは、それぞれの特性を大きく括り見事なまでの簡潔さで表したものを、岩井俊憲先生の著書「アドラー心理学入門」からご紹介しておきましょう。
第一子:一番でいたいと思う
第二子:必死に追い付こうとする
中間子:人生を自分で押し分けて進む
末子:王座が失われない
単独子:巨人の世界の小人
詳細な特性については、同書やヒューマンギルド刊「アドラー心理学教科書」等をご覧下さい。
尚、アドラー心理学は、心理ゲームの様に、絵を選んだだけで人を類型に当てはめ「はいおしまい」、と言った類いのものとは縁遠いです。
これらは、あくまで参考となる類型であって、人それぞれの生育環境、そして同じ環境であっても目的論的に本人が選び取って来るものなので、単純に決め付ける事はできません。
大きな問題を解決する為には、詳しい聴き取りと診断が必要なのです。
正に十人十色メガネですね。
また、決めつけを避ける為にも、クライアントさん納得の上で進めて行く事が、アドラー・カウンセリングの特長の1つとなっています。
*「器官劣等性」
前回からライフスタイルへの影響因子に戻っていますが、今回は身体的なもの等を取り上げます。
キーワードはその代表として「器官劣等性」とします。
遺伝あるいは生後に起きた身体の障害の事です。
ライフスタイル自体、つまり気質の遺伝も考えられますが、ここでは、身体のみに着目します。
前に書いた様に、子供の頃、アドラー自身が病弱で苦しんだのですが、それをバネに医師を職業とするまでになっています。
また、開業した地区に、身体の障害を克服した遊園地の大道芸人が沢山いた事。
これらが、劣等克服の力に注目するアドラー心理学の出発点になっています。
また逆に、障害に負けて、非建設的なスタイルを選んでしまう人達もいますね。
以上の様に、人の力の及ばない要因は確かにライフスタイルに影響を与えるのですが、同じ様な環境にあっても人は十人十色。
この事実は、フロイトの様に人を機械の様に見て、原因論で捉える事には無理がある事の何よりの証拠です。
神のみぞ知る、変えられない運命と言うのは確かに存在しますが、それをどう受けるかは私達次第なのです。
特に、高齢化社会を迎えている今、身体や心のあちこちに障害を抱え込んで生きて行かなければなりません。
皆さん!覚悟はできていますか?
周りの援助を含め、勇気必須の時代を是非とも生き抜きたいと思う今日この頃です。
結びにアドラーの名言を掲げます。
「人は人生を描く画家である」。
<シリーズ・アメブロ過去記事の復刻>
【補償】
TV番組に登場したアドラー心理学の数々につきましては今後書いて行きますが、その中の岩井俊憲先生の様に、「関ジャニ∞仕分け」スタジオに於いて遠野なぎこさんをカウンセリングした模様が流れたのは画期的です。
しかも以下のアドラー流の特長がしっかり捉えられていました。
・調理品目の多さ等、普段の何気ない言動から自信のなさを洞察する、ホームズさながらの分析の一手段。
・ライフスタイルスタイル分析では決めつけた言い方を避け、クライアントである遠野なぎこさんの同意を得ていた事。
・他の学派がやりがちな、なぜそのスタイルになったかの原因追求をせず、クライアントさんを追い詰めていない事。
・クライアントさんの切実な訴えである、いつ自分を抱きしめたらいいの?に対し、「その日その日」と即座に答えを授けている事。
・「できたことノート」等、代替案として、取り組み易い技法を提示している事。
・全体を通してクライアントさんを暖かく包み込んで勇気づけている事。
如何でしょうか?
そして、岩井先生も収録後感心されてましたが、関ジャニ∞村上ヒナさんの的確なフォローと進行も番組上光っていました。
先生の時間が許せば今後の出演も期待されます。
ところで、なぎこさんの「過補償」と言うスタイルがこの番組で紹介されていましたが、そのすぐ後、こんな事がありました。
特養内の食堂でしょっちゅう一緒に食事している義母、カミさんと3人で、久しぶりに近くの公園へ出かけ散策を楽しみました。
寒さも緩んでいて実に気持ちの良い時間。
近くにいらした犬くん二匹と散歩中の老婦人からは、落ちているどんぐりにいろんな形がある事を教えて頂き、拾い集めてみて納得。
ところで、元気に散歩中の片方の子は、17才で全盲との事。
人と違って全く健常に見える補償の強さが、ここでも証明されました。
実はこの補償作用は、アドラー心理学の原点なんですね。
フロイトが最大の賛辞を送った「器官劣等性の研究」と言うアドラー最初期の論文がありますが、その中で、社会適応する為の努力に於いて先天的弱さを克服しようとする動きを「補償」と名付けました。
皮肉にも、この研究により、性的なものよりもこちらの欲求の方が生来持って生まれた重要なものと考え、フロイトから袂を分かつ事になるのです。
その理論は、以下の事実から導かれました。
アドラーが医師として開業した時、患者さんの多くは近くの遊園地で公演している裕福でない軽業師等でしたが、彼らは、くる病を乗り越えたアドラー自身の体験と同じ様に、虚弱に苦しんだ末、努力で克服して強靭な身体を造り上げていたのです。
この研究書には症例が満載で、補償が十分できなかった場合に神経症になるとされました。
器官劣等性の補償についてはご存じの様に、枚挙に暇がありません。
翔くんがドラマで演じた車椅子バスケ等、障害を乗り越えたアスリート達。
また音楽の世界でも、ベートーベンをはじめとして、盲目のブルースマン等、成功に結びついた人の数の多さは良く知られています。
これらは建設的な過補償と言えます。
そして、言うまでもなく、ゴーストライターを隠れて使うのは非建設的な克服例になります。
さて、勿論、器官だけでなく生活上不利に機能する客観的な属性を劣等性、そこから感じる主観的な感情を劣等感としていました。
やがて、この欲求や環境による動きと言う「原因論」的考えを退け、劣等感を克服する目的に向かって人は言動すると言う「目的論」でもって、独自のアドラー心理学が確立されて行くんですね。
そして、目的の為に無意識も含めて選択する手段が、非建設的な共同体感覚の欠如したものになると、心身の病、回避、支配・操作、競争、犯罪、戦争、不幸等へと繋がるので、自身を変えて行く援助となる様、様々な技法が確立して行きました。
勇気づけはその重要なファクターなのです。
<シリーズ・旅の写真帳>
岐阜駅ではC58が入れ換え中。
今や、外国人を満載した「ワイドビュー・ひだ」が走る高山線も、当時はC58等が貨物を担当していました。
大垣から北へ向かう樽見線は、揖斐川付近の東大垣-横屋間のものを。
トルコン化200番台のキハ07がいた頃。
C11貨物もよく頑張ってましたね。
こちらは、十九条-横屋間のC11。
ところで、大垣にある電車区へは、子供会の行事で訪れた経験があります。
この時、芸能人待遇を味わっています。
つまり、今どきの「タモリ倶楽部」なんかの番組で出演者達がはしゃぎまくるアレ。
終着駅で降車せず、乗ったまま電車区に入って行くと言う殿様体験です。
事務所に寄ってから各所見学しましたが、乗って来た80系のATS表示なんかを質問すると、よくぞ聞い
て下さったと言う感じで、S型の説明をして頂けました。
その後、撮り鉄でもこの電車区に出かけてますが、宇部鉄道買収車を事故救援用に改造した名物クエ9
421は、庫に押し込まれていて、この時はまともな写真が撮れませんでした。
でも、キハ07やクモハ60等は収穫でき、駅では黒いラッセル車キ552とかC11の入れ換え風景を撮
影できました。
さて、愛知県に戻って、こちらは名古屋駅を出た関西線のC57です。
そして、SL満開の頃の名古屋機関区。
蒸気暖房装置のない電機の次位にくっついていた暖房車マヌ34も給炭設備の近くに小さく写ってます。
この車、中央西線の電化初期に、EF60の後ろで懐かしの煙の香りを放ってましたね。
(続く)
<鉄道動画集>
YOU TUBE「スヌーピー1」からご覧下さい。
(続く)